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沖縄移住の理想と現実のギャップとは!?独身〜結婚…与那原・浦添での沖縄暮らしで感じたリアルな移住事情
目次:沖縄移住の理想と現実のギャップとは!?独身〜結婚…与那原・浦添での沖縄暮らしで感じたリアルな移住事情
1.“沖縄病”から始まった、私の沖縄移住ストーリー
2. 与那原町ってどんなところ?
3. 観光では見えなかった沖縄、沖縄移住してわかった本当の姿
4. 与那原から浦添へお引っ越し!与那原と浦添の違いとは?
5. 浦添市の子育て環境は?自然と共に成長する子どもたち
6. 便利さと楽しさが共存する浦添での沖縄暮らし
7. 移住して外人住宅に住んでみた!メリット・デメリットは?
8. 沖縄移住で感じた台風と災害のリアル
9. 出会えばみんな兄弟?沖縄で広がる友達の輪
10. 虫嫌いには過酷!?沖縄移住で知った生きもの事情
11. 沖縄移住を考えるあなたへ伝えたい。人生は「なんくるないさ〜」でいいんだよ
9. 出会えばみんな兄弟?沖縄で広がる友達の輪
沖縄に移住して感じたのは、「イチャリバチョーデー(出会えばみんな兄弟)」という言葉のとおり、人とのつながりがとても強いこと。
最初は知り合いもほとんどおらず心細かったけれど、一人の友達ができたのをきっかけに、「今度、別の友達も連れてくね〜」とその友達がまた友達を紹介してくれて…さらにその子がまた別の友達を連れてきてくれて。
まるで芋づる式に、友達の友達、そのまた友達と、どんどん輪が広がっていきました。

「友達の友達は、みんな友達」という空気感があって、初対面でも温かく迎えてくれる人ばかり。気づけば、たくさんのやさしさに囲まれている自分がいて、人と人がつながっていく感じがすごく心地よくてうれしかったです。
私の場合はありがたいことに、あたたかい人たちに恵まれてきましたが、やっぱり「ないちゃー」というだけで、少し距離を感じる場面もないわけではありません。
「ないちゃー」イコール「部外者」のようなイメージを持たれてしまうこともあるし、自分のテリトリーに知らない人が入ってくることに対して、ちょっとした警戒心を抱く人がいるのも事実。
でもきっと「沖縄を守りたい」「沖縄が好き」という気持ちがあるからこその反応なんだろうな、と感じるようになりました。
とはいえ、最近は県外出身の人もどんどん増えていて、子どものクラス名簿を見ても、県外出身の名字も珍しくありません。少しずつ、いろんな人が混ざり合って、やわらかく変わってきているのを感じています。
県外出身だからこそ、沖縄の文化を尊重しながら「沖縄って本当にいいところだね」「好きだな」と素直に伝えられれば、きっと自然と受け入れてもらえると思います。

私自身は「ウチナー嫁」になったわけですが、夫の父親は奈良出身、母親が沖縄人なので、いわゆる“純ウチナーンチュ”とは少し違います。それでもやっぱり、沖縄ならではの文化や習慣には驚かされます。
特に親戚付き合いはとても濃くて、旧盆などの行事の時期になると親戚一同が集まり、自然と大宴会がはじまります。はじめのころは、その賑やかさとスケールの大きさに圧倒されました。
仏壇のある家はさらにたいへんなようで、仏壇のある長男宅に嫁いだ友人の話では、いまでも「長男の嫁」が行事のたびに大忙し。旧盆やシーミーなど、親戚が集まるたびに準備や片付けに追われるのが当たり前になっているそうです。
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