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「エナジーを与えてくれる」ベンチでも存在感が際立つ岸本隆一“優れた観察眼と言葉の重み”CSを戦う琉球ゴールデンキングスに貢献
『この部分はいいから、我慢してやっていこう』
「そうですね。『この部分はいいから、我慢してやっていこう』ていう冷静な発言もしてくれていました。チームにとってすごいプラスだと感じます。脇選手や僕も岸本さんとコミュニケーション取って、チームに言葉をかけてくれていたので、そこは本当に安心した部分かなと思います」
手術終了後、4月25日のクラブ発表で「今の気持ちを言葉にするのは、まだ難しい時間を過ごしています。『何の為にここまでやってきたのか』『しょうがない事なのだから切り替えよう』、そんな気持ちが行ったり来たりしています。しかし、いつの日かこの状況に感謝する日がくると僕は信じています」とコメントしていた岸本。
もちろん、今もプレーで貢献できない歯がゆさがあるだろう。メンタルの浮き沈みもあるだろう。それでも、今の置かれた立場で、メンバーの一人として、チームのためにできる限りの力を尽くすことを決意している。
島根との第2戦後のインタビューで準決勝への意気込みを問われ、力強く言った。
「僕にできることを最大限サポートしていきたいと思います。選手もそうですし、キングスを応援してくれる方々の思いを背負って、しっかりそれを形にできるように、とにかく楽しんでいけたらいいかなと思います」
アウェーの地で挑む準決勝。三遠は今シーズン、クラブ記録となる22連勝を飾るなど快進撃を続け、優勝候補に挙げられる難敵だ。高い壁を越え、4季連続となる決勝の舞台に進出するため、チームとファンで強烈な「団結の力」を発揮したい。
岸本隆一と共に。

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