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Bリーグ史上最長となる4季連続のファイナル進出!琉球ゴールデンキングス“盤石”の宇都宮に勝つ鍵は「我慢」と「Xファクター」
キングスファンが総立ちとなった瞬間
フリースローラインより少し内側で飛び上がり、右手のみでボールをキャッチした松脇圭志がそのままゴールに向けて右腕を振った。宙を舞ったボールは終了ブザーと同時にボードに当たってネットに吸い込まれ、同点に。三遠ファンの歓声が悲鳴に代わり、今度はキングスファンが総立ちとなって喜びを爆発させた。
その後、2度目の延長戦にまでもつれ込れ込み、2点差で勝ち切った。この試合で足を負傷したケヴェ・アルマを欠く中、第3戦はローが30得点10リバウンドの活躍でチームを勝利に導き、ファイナル進出を決めた。
松脇の“奇跡の右手”に象徴されるように、3試合を通して何度も苦しい時間帯はあったが、戦う姿勢を貫いたキングス。第3戦終了後、桶谷大ヘッドコーチ(HC)はこう勝因を語った。
「やる事を最後までやろうぜ、というところですよね。気持ちが切れてしまったら、元も子もない。ネバーギブアップというよりも、40分間、自分たちがコントロールできることをやり続ける。レギュラーシーズンから、それをコーチと選手が信頼関係を持ってやってきました。だからこそ、運も引き寄せられたんだと思います。それが、このシリーズに生きました」
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