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Bリーグ史上最長となる4季連続のファイナル進出!琉球ゴールデンキングス“盤石”の宇都宮に勝つ鍵は「我慢」と「Xファクター」
“対照的”な攻撃スタイルのキングスと宇都宮

激戦を乗り越え、全ての力を出し切って辿り着いたファイナルの舞台。
レギュラーシーズンでは、キングスは宇都宮と沖縄サントリーアリーナで1月下旬に2試合を戦った。初戦は86ー105で敗れ、次戦は97ー88で勝利。どちらもCSの試合と見紛うような激しいフィジカルのぶつかり合いだった。
2チームの特徴としては、オフェンスにおける最大の強みが対照的なことが挙げられる。
ジャック・クーリーとアレックス・カークという重量級のセンター2人を要するキングスは平均リバウンド数が43.4本でリーグトップ。「オフェンスリバウンド後の得点」を示すセカンドチャンスポイントも平均16.9点で最多となっており、インサイドの支配力が極めて高い。
一方、宇都宮は良好なスペーシング(選手同士の距離感)を保つことに優れ、フリーを作って3ポイントシュートを高確率で射抜くスタイルだ。シュート試投数のうち、3ポイントシュートが占める割合がリーグで唯一5割を超え、その成功率は35.6%でリーグ2位につける。比江島の44.3%に至っては個人としてリーグNo.1だ。
戦術的な守り方の違いこそあれど、どちらもディフェンスは堅い。
チームの守備力を示す指標として精度が高い「ディフェンシブレーティング」(100回守った時の平均失点)は宇都宮が全体2位の104.7点で、キングスは全体8位の106.0点。
キングスは小野寺祥太や伊藤達哉ら、宇都宮は遠藤祐亮や鵤誠司など、互いにガード、フォワード陣にディフェンス強度が高い選手が揃っている。いかに守備網を突破し、得意とする攻撃スタイルに持ち込めるかは見どころの一つとなるだろう。
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