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終戦を知らず木の上で生き延びた日本兵は何を思ったか?戦後80年、沖縄と戦争を考える。映画『木の上の軍隊』
目次:
終戦を知らず木の上で生き延びた日本兵は何を思ったか?
戦後80年、沖縄から発信することの意味
舞台作品を映画化、主題歌は伊江島出身のAnly
戦後80年、沖縄から発信することの意味

一般公開に先駆けて開催された試写会では、上映後に平監督が登壇して舞台挨拶を行った。
「最初にこの映画を制作する話をいただいた時は『僕にできるのかな…』と思いながらも、ふたつ返事でOKするような素晴らしい内容でした」と平監督。テーマが戦争、沖縄戦なだけに、その事実の重さを踏まえてリサーチを進めていったという。その中で「自分がいかに不勉強で、いかに戦争を題材にした作品を自分が見ようとしていなかったかということに気づきました」と噛み締める。
戦後80年の年の「慰霊の日」直前に公開されることについて「今、特に沖縄という場所がいかに戦争に近いのかということを、日々のニュースを見たりする中で実感しています。この映画がこの年に沖縄から日本、そして世界に発信されていくということの意味を強く感じています」と感慨がこもった声で語った。
その上で平監督は「本作のような質の高い映画を撮れるスタッフがこの沖縄にいるということも全世界に知らせたいと思っています」と強調し、「1人でも多くの皆さんに届けていきたいです」と決意を表明した。
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