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野菜たっぷりのその先に?!これが ”辛みそそば”だ!「平良商店」エメラルドな海に隣接の八重山そば名店 (石垣島)

沖縄といえば沖縄そばがご当地グルメ代表のひとつで有名ですが、石垣島となると新たな変化と進化を遂げた「八重山そば」が地元で愛されています。
沖縄そばと、八重山そばは何が違うかご存じですか?
主な違いは麺の種類で、昔ながらの”沖縄そば”は平麵が多く、”八重山そば”は丸麺が基本なのだとか…
石垣島をはじめとした八重山諸島では、ほぼ「沖縄そば」は見たことがありません!(本当です!笑)
なので地元民は「沖縄そばの日」と聞いても、あまりピン来ない人がほとんどかも。
「八重山そば」には独特のおいしさと特徴があり、味も呼び方も異なるからなのかもしれません。
今回は、そんな八重山そばを代表する人気店「平良商店」にスポットを当ててお送りします。
※掲載情報は取材時の内容です。最新の情報はSNSなどをご覧いただき、ご確認ください。
目次
目の前は青い海!八島漁港に隣する「平良商店」

青くない!すみません、撮影日は曇ってました。
普段はこのくらい美しい漁港になります(少々上空から撮影してます)。

「平良商店」と聞くと、お店屋さん?何屋さん?と感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、正真正銘の八重山そばを食べられるお店です。
通称「市役所通り」と呼ばれる390号線沿いに平良商店はあります。
駐車場は店舗裏の通りに数台分のみですので、お車の方は早めに行くことをおすすめします。

こんな感じ。
このサインが目印です。

島人の作る本格的な味と、そば屋らしからぬ洒落た店構え

まずお店に到着すると、ウッドデッキが目を引きます。
サーフボードのリメイク風な看板に「平良商店」の文字が。
島のそば屋のイメージといえば、赤瓦にシーサー。良い意味で裏切られる外観です(笑)(お隣は仕込んだわけではなく、奇跡的に三線専門店)
店主自ら作り上げられたお店は、そばだけでなく店づくりに至るまで愛情たっぷり。
そんな「平良商店」の店内は、家族連れやカップル、おひとりさま様まで、そして観光客から地元民まで、たくさん沢山のお客さんでいつもにぎわっています。
混雑時はこのウッドデッキまで行列ができるほど!
この日も開店と同時に行ったのに、すでにテーブル席は満席でした!
カウンターで1時間ほど食事して会計を済ませたころには、外はこんな状態。
さすがです。お客さんがあふれちゃってます。

そばダシのよい香りに誘われて店内へ入ると、カフェのような作り。カウンターとテーブル席がならびます。

テーブル席はゆったりとしたつくりです(最大6~7名まで広々利用できそう)。

店奥には2名席がならびます。

カウンター席の雰囲気。

読みたかった漫画がきっとそろってそうですね。
お目当ての辛みそそば!と一緒にじゅーしーもいかが

さっそくメニューを広げると、多彩なそばやサイドメニュー、がっつり定食まで
レパートリーがたくさん!
おなかいっぱいになりそうな予感しかしません。
これぞ、平良商店の楽しみです。

王道の「八重山そば」「牛そば」にならんで、「辛味噌野菜そば」「クロレラ麺への変更」など、ご当地の食材をこれでもか!!ってほどに味わうことができます。
なかでも特におすすめしたいサイドメニューが、平良商店特製のじゅーしぃ(沖縄の炊き込みご飯)。
「じゅーしぃ」は、家庭やお店ごとに具材や味が微妙に異なりますが、平良商店のじゅーしぃはそば類との相性抜群。これだけテイクアウトしたいくらい、おいしいのです。
彩りも鮮やかで、お子さんにも喜ばれるでしょう。
時々売り切れているときは、この上ない悲しみです。

野菜たっぷりのその先に?!これが辛みそそばだ!

野菜そばと聞いて、まず何を思い浮かべますか?
私は、「ヘルシーだけど、物足りなそう」でした(笑)。
ご安心ください。物足りますよ。島野菜たっぷりです。

上から見た図。

横から見た図。



味噌ベースの八重山そばは少し珍しいのですが、まったく違和感はありません。そしてこの野菜の量。
罪悪感もない、おいしくてバランスの良いそばです。
隣の友人はすでにおいしそうに食しておりましたが、私は早く食べたい思いをおさえて、撮影にのぞみました。笑
平良商店&ファミマのコラボレーション

なかなか離島へは足を延ばすのが難しい方に、嬉しい話。
ファミリーマートと平良商店がコラボしたカップ麺が、沖縄県内で、もちろん本島でも手に入ります!
地元民からすると、見た目もなんか忠実(笑)
平良商店ファンの私、さっそくカップ麺を食べました。
期待せずに。だって、カップ麺ですもの(すみません)。
「!」 (一口食べた後の気持ち)
何度も試行錯誤して完成したカップ麺、とお伺いしましたが、なるほど。
普段はカップ麺の汁まで飲むことはないですが、おいしかったので飲んじゃいました・・。なんなら替え玉もいけたかも。
するとおいしさの秘密が、最後のその残った数滴の汁を見て納得、わかった気がしました。
なんと、すんごい量の鰹節?らしき削り節が現れたのです!
こりゃおいしいわ。ダシ入っちゃってるわ。と率直に感じました。
だまされたと思って、こちらも激しくおすすめします。
数量限定とのことで、売り切れたら再販はないみたいですのでお早めに。
ちんすこうや泡盛は定番だなぁ。。という方は、離島の人気店のカップ麺♪ってのも沖縄みやげに良いですね。

オーナーさんこだわりのコスパ最強弁当
店内で優しそうな、ちっこい(怒られそう)お兄さんを見かけましたら、店主の平良さんです。
お味に満足されましたら、ぜひ「おいしかったです!」と声を掛けたら、良いことがあるかもしれません。
忘れてはいけないことがもう一つ!
お店の外に「お弁当」の立て看板がありましたら、販売中の合図です。
こちらもすごいボリュームなので、腹ペコの際にはどうぞお試しあれ(スープもついて、650円!)。
店頭では、毎月のお弁当のメニュー表ももらえます。

石垣島は、人口に対してものすごい数の飲食店が競合しています。
その中で人気を維持するのは、努力の賜物。平良商店はそのひとつだと言えます。

八重山そば選手権で二度もグランプリを獲得しています!
島人~観光客にも愛されるソウルフード
小さな子供から、祖父母まで手軽に食すことのできる八重山そばは、島の人間とは切り離せない島民食です。
物価の高騰が止まらない昨今ですが、平良商店の価格は以前と大差ありません。
通いやすさも相まって、お店の人気に拍車をかけているのかもしれせんね。

おなかに余裕があったら、食後のコーヒーもおススメです(水だしでカフェも顔負けのおいしさ!量もたっぷり)。
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最後におまけ。
こちらは先述の通り、地元のリピーターも多く通う、人気店です。
観光や仕事で石垣島を訪れて平良商店へ足を運んだ際には、注文した商品を待つ間、ぜひまわりを少し見渡してみるのもおもしろいかもしれません。
おもしろ理由①
地元のリアルなローカル感が味わえる
おもしろ理由②
レアな情報を耳にすることがある
おもしろ理由③
弁当を買いにくるのは、老若男女、9割地元民
冬でも上半身だけ着込んで、足だけ島ぞうりの人を見かけたら、間違いなく島人です。
※ジロジロ見たりせず、 失礼のないレベルでお願いします。笑
おいしいものを食べると、本当に幸せな気持ちになりますよね。
お財布にも優しい、おいしいおそばをぜひご賞味いただければ幸いです。
Information
- 八重山そば 平良商店
- 住所
- 〒907-0004
沖縄県石垣市登野城506 - 電話番号
- 0980-87-0890
- 営業時間
- 11時30分〜14時30分
- 定休日
- 土曜日・日曜日
(営業情報は事前にご確認頂くと確実です) - 駐車場
- あり
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可(現金のみ)
- SNSのURL
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