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琉球ゴールデンキングス・桶谷大HCの卓越した「マネジメント能力」 鍵はバランス感覚とサブリーダーの存在にあり
「ユースチーム」の試合にも足を運ぶワケ

桶谷氏がマネジメントをする範囲は、トップチームに限っていない。クラブが育成に力を入れているユースチームにも目を注いでおり、試合会場に姿を見せることも多い。「沖縄でバスケットをやっている子たちにとって、ロールモデルになる選手を育てたい」と意気込む。
当事者意識の高さは、若手の育成に重きを置いた「U22枠」の制度に対する課題感にも表れている。
「U22枠の選手でも、もちろん一定程度のレベルに達していれば起用しますが、初めから多くの出場時間を得られる選手は少ないと思います。そうなると、彼らが試合の経験を積む場がない。だから、各チームのU22やU18の選手が、トップチームの試合日やその翌日とかに練習試合をしたりする仕組みを作るべきだと思います」
桶谷氏の積極的な姿勢も手伝い、キングスはユースチームの体制強化を着々と進めている。
U15では、昨年から日本代表の戦術分析を7年経験した末広朋也氏が指揮を執る。今月には、各クラブのトップチームHCとして実績十分の浜口炎氏がU18の指揮官に就任することが発表された。前任の与那嶺翼氏はトップチームのAC/デベロップメントコーチとなり、平良宗龍や佐取龍之介といったU22枠の選手を中心に若手の育成に注力すると見られる。
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