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OTV報道部

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返品額1千万円超だった豆腐屋が6年で売上を倍増できた3つの理由

ブランディング力が弱く半分が廃棄に

――当時の経営状況はどうでしたか?

かなり厳しかったですね。経営状況、財務状況もずさんで立て直しも図れるかどうかも分からない状況だったんですよ。それで何も知らない僕が帰ってきて、1年後に代表になりました。その時からですね、売り方を大きく変えました。

豆富屋って、朝作った豆富をスーパーに納品するんですけど、売れ残った豆富は帰ってくるんです。もちろん返品された商品は全部廃棄です。当初はスーパーに卸すことで売り上げを伸ばすように頑張っていました。けれど、スーパーに卸したら、僕たちはスーパーに来たお客さんたちに自分たちの商品を紹介できないんですよ。やっぱりそれだと自分たちのブランディング力が弱くて、買ってもらうことができませんでした。返品率も上がって、多い日には返品率50%になったこともあります。朝早く作った豆富が半分捨てられるっていうのがすごいショックでした。当時、返品額としては年間1千300万円くらいありました。

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