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返品額1千万円超だった豆腐屋が6年で売上を倍増できた3つの理由
新たなる展開。フェイクミート
――今後はどのような展開をしていきますか?
僕たちはこれから豆富でフェイクミート(代替え肉)を作ろうと思っています。
フェイクミートの市場って今すごく伸びていて、2030年ごろには800億市場に膨らむと予想されています。僕たちには大豆を加工する技術がありますので、沖縄県でもどうにか広めたいと思っています。
実は3年前くらいから、お肉を使わないお重箱を提供しています。今年のお正月は、限定販売数100件に対して、130件ほどの注文をいただいきました。
これだけ多くの注文が入るということは、お肉を使わずにさっぱりと健康を重視した食べ物が受け入れられているのかなと思います。

取材後記
新型コロナウイルスが猛威を振るった2年間、私たちは外出や友人と対面で会うなど、できないことが多くなりました。
しかし、瑞慶覧社長はできることを探し続け、新しく生まれた需要を見逃すことなく豆富屋を成長させてきました。
インタビュー中、瑞慶覧社長が終始話をしていたのは「どうすれば豆富の可能性を広げることができるか」ということです。
それは幼少期に豆富屋を経営していた両親がどんなに恰好悪く見えていたとしても、幼い頃から両親が作った「豆富」で育ってきたからこそ、「豆富」が人生を豊かにすると信じているからなのかもしれません。
取材:沖縄テレビ 報道部記者 延総史
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