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「出会い」と「試練」が育んだ僕のメンタル #18脇真大【KINGS PLAYERS STORY】

内尾聡理がいたからこそ、より成長できた。僕にとっては、いなくてはいけない存在だった。

中学校は、県内でも有名な先生が教えていた熊本市立東町中学校に進学した。小学生の頃からよく対戦していて、家族ぐるみで仲が良かった内尾聡理(佐賀バルーナーズ所属)と一緒にプレーをしたくて、同じチームに入った。学校近くの家を借りて、1年半くらいは僕の父と母、聡理の4人で一緒に暮らしていて、兄弟のように育った。

決して強豪とは言えないチームだったけど、僕たちが入学してから徐々に力を付け、3年生の時は県内で負け無し。聡理と二人で主に1番(ポイントガード)と2番(シューティングガード)をやって、最後の全国中学校大会でベスト8に進んだ。二人とも「超」が付くほどの負けず嫌いだったから、負けた時は「なんでこんなにボコられるんだ」と悔しかった。ただ、全中に出るという目標は達成し、「ここまで来たんだ」という達成感もあった。

弱いチームが強豪に勝ったら、世間的にも凄いと思われる。当時は「俺らがこのチームに勝ったらヤバくね?」みたいな話をみんなでよくしていた。「一発やってやろう」という反骨精神が、モチベーションの一つになっていたように思う。

聡理とはずっと切磋琢磨していて、「負けたくない」という気持ちもあった。1年時のジュニアオールスターに聡理だけが入った時も本当に悔しかった。彼がいたからこそ、より成長できた。僕にとって、絶対にいなくてはいけない存在だった。2年の時、一緒にジュニアオールスターに選ばれた時はうれしかった。

中学を卒業をし、別々の高校に進学した後も連絡を取り合い、友情は続いた。今もプロの舞台で戦うことができるのは、本当にうれしく思う。

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