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島でとれた新鮮な魚を使った絶品ランチとスイーツを楽しめる、日本最西端の隠れ家的カフェ「モイストロールカフェ」(与那国島)

与那国島は、晴れた日には台湾がうっすらと見える位置にあり、沖縄本島からは南西に約510kmにある日本最西端の島です。断崖絶壁や海底遺跡、与那国馬の自由な放牧など、雄大な自然の中、ドラマチックなランドスケープと独自の文化が魅力的な島です。
今回紹介する「モイストロールカフェ 」は、与那国島の久部良集落の丘の上にひっそりと佇む隠れ家的カフェです。
目次
手作りの空間で楽しむカフェタイム

オーナーの猪股哲(いのまた てつ)さんが長い年月をかけてコツコツとリフォームしてきたカフェ兼住宅の古民家は、まるで猪股さんの作品のようです。
お店に一歩足を踏み入れれば、たちまち猪股さんの世界観にグッと心を奪われます。
店内には、テーブル席・本に囲まれた部屋・畳の間と全部で3室のカフェスペースと、裏庭に面した縁側的な席があり、どこもゆったりとくつろげる空間になっています。
私が今回選んだ席は、猪股さんが色とりどりのタイルを埋め込んで手作りしたオリジナルテーブルの椅子席。カラフルなタイルを眺めているだけで、そのかわいさにトキメキます。

畳の間の壁には、泡盛のボトルが並んでいます。オーナーの猪股さんが泡盛の酒造所で仕事をしていたこともあり、さまざまな銘柄が並んでいます。
このコレクションを眺めているだけでもワクワクします!

与那国島でとれた新鮮な魚を使ったこだわりパスタ「お魚のカルパッチョパスタ」

今回オーダーした「ランチセット」(1700円)には、お魚のカルパッチョパスタとロールケーキにドリンク(メニューから選択可)がつきます。

お魚のカルパッチョパスタには、与那国島でとれた新鮮な魚が日替わりで使用されています。今回は、カジキのカルパッチョでした。
とれたての新鮮な魚は、身が引き締まっていてプリプリの食感が絶品です。

マリネしたカジキを手際よく盛り付けていく猪股さん。
トマトソースの爽やかな酸味とペペロンチーノ風に仕上げたパスタの塩味、刻んだ長命草とケイパーがアクセントになり、全体の味や風味を引き締めています。

盛り付けのうつくしさに、猪股さんのセンスが光ります。また、パスタメニューはこのひとつだけというところにも、こだわりを感じます。
与那国島ならではの一皿に感激しつつ、カジキのカルパッチョにトマトソースを絡めてパスタを一口頬張れば、爽やかな風味が口いっぱいに広がり、思わずため息がこぼれます。

しっとり、はちみつが香る「ロールケーキ」
「ランチセット」メニューには、ロールケーキとドリンクがつきます。ドリンクは、コーヒー、紅茶、黒糖チャイ(各ホット/アイス)などの6種類からひとつ選べます。
今回は、ホットコーヒーを注文しました。

はちみつとショコラの2種類のロールケーキは、しっとりして上品な甘さ。クリームもくどくなく、まろやかなテクスチャーがしっとりしたスポンジ生地と相性抜群です。
その他のカフェメニューには、ロールケーキとお茶セット(900円)、またはドリンク単品(500円)があります。
日本最西端のカフェでくつろぐ

与那国島の深い藍色の海で遊び、自由に走り回る与那国島の馬たちとたわむれ、数々の絶景に心奪われる与那国島の旅。
壁一面の本や漫画を楽しんだり縁側でたそがれたり、友だちとおしゃべりを楽しんだり。
ホッと一息つきたくなったら、時間を忘れてしまうほどゆったりとくつろげる「モイストロールカフェ 」を訪れてみては。
きっと、あなただけの与那国島タイムが見つかるはず。
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