おでかけ,グルメ,南城市,地域,文化,本島南部,歴史,自然
神さまが降りてくる神聖な場所。沖縄の世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」聖地の巡り方(南城市)
目次:神さまが降りてくる神聖な場所。沖縄の世界遺産「斎場御嶽」
・斎場御嶽はどんなところ?
・斎場御嶽へ入る前に知っておきたいこと
・斎場御嶽へのアクセス
・斎場御嶽を訪れる前に知っておきたい、4つのキーワード
・斎場御嶽の入り口「御門口(ウジョウグチ)」
・聞得大君の就任式が行われた「大庫埋(ウフグーイ)」
・たくさんの幸せが集まる場所「寄満(ユインチ)」
・水位で吉凶を占う「シキヨダユルアマガヌビーの壺・アマダユルアシカヌビーの壺」
・神さまが降りてくる神聖な場所「三庫埋(サングーイ)」
・三庫埋の上にある、神さまが宿る稀な場所「チョウノハナ」
・斎場御嶽から望むことができる神の島「久高島」
・斎場御嶽へ行くならここもマスト!おすすめのグルメスポット
・琉球王国最高の聖地「斎場御嶽」で神さまに感謝を捧げよう
聞得大君の就任式が行われた「大庫埋(ウフグーイ)」

大庫埋(ウフグーイ)は「大広間」や「一番座」を意味する拝所です。正面に見える大きな石が御神体として伝わっており、その手前に石畳の祈りの場が広がっています。
琉球王国時代、こちらで行われていたのが聞得大君の就任式です。
久高島の外間ノロが聞得大君の髪に黄金のかんざしを挿し、「聞得大君御殿の神霊がなし(チフジンウドゥン ヌ シジ ガナシ)」と唱えます。その後、神前に供えたお水をノロの指先で聞得大君の額に三度つけます。これにより心身ともに清められた聞得大君は生まれ変わり、神霊受け入れの態勢に入ったそうです。
ちなみに、首里城正殿にも「ウフグーイ」という名前の広間があり、そこには琉球国王の玉座があります。琉球王国の象徴である首里城との深いかかわりが感じられますね。
あわせて読みたい記事