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長嶺 真輝

長嶺 真輝

なぜ沖縄尚学は夏の甲子園で初優勝を飾れたのか?「99年春V」との二つの共通点、沖縄球界の“潮流の変化”から見る要因は…

目次:第107回全国高校野球選手権大会で夏の甲子園初優勝
・なぜ沖縄尚学は夏の甲子園で初優勝を飾れたのか?
・26年前の1回戦と同スコア、比嘉監督「自信が深まる」
・実は1999年の春のセンバツも…
・26年目は比嘉&照屋…左と右の「二枚看板」も共通点
・新垣のターニングポイント
・エナジックなど新鋭校も台頭「群雄割拠」でレベル向上
・上手い選手も沖縄に残ってくれている

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エナジックなど新鋭校も台頭「群雄割拠」でレベル向上

なぜ沖縄尚学は夏の甲子園で初優勝を飾れたのかーー「99年春V」との二つの共通点、沖縄球界の“潮流の変化”から見る要因は…
メディアの取材に応じる宜野座恵夢

今春のセンバツでは、沖縄尚学とエナジックスポーツが九州地区から選出された。沖縄から2校同時出場を果たすのは11年ぶり3度目のことだった。県内では近年、強豪の一角である興南に加え、私立の新鋭校であるエナジックやウェルネス沖縄も存在感を強める。宜野座やコザ、宮古など公立高校も奮闘しており、群雄割拠の状態だ。

甲子園で勝負強いバッティングが目立った宜野座恵夢は、県内のレベル向上が自分たちの優勝の一因になったと見る。

「全国に行く前に、地区大会のレベルが非常に高いので、そのレベルを勝ち抜いたからこそ、自分たちのいい結果につながったと思います。地区のレベルが高いのは非常にいいことだと思っています」

もともと野球熱の高い沖縄では、小中学校の年代に熱心な指導者が多い。8月22日に決勝が行われた全国中学校体育大会で宜野座中学校が準優勝を飾ったように、沖縄のチームが全国大会で上位に食い込むこともしばしば。今回の沖縄尚学のメンバーもほとんどが地元出身の選手であり、地域的なレベルの高さを証明する一つの要因になったはずだ。

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