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ヨシダナギ「10年目に…沖縄で個展を本当に嬉しく思っています」HEROES RELOADED「世界中の少数民族の姿を見て、感じて」

世界中のさまざまな民族や文化に焦点を当てた作品を発表しているフォトグラファー・ヨシダナギさんの写真展が、8月29日から浦添市美術館で開催されている。
沖縄での個展は初めてとなる。「HEROES ―RELOADED―」と名付けられた展示には、ヨシダさんが捉えた、ヨシダさんにとっての“HERO”たちの肖像が極彩色かつ立体的な迫力で並ぶ。
オープンに先駆けて行われた内覧会には、ヨシダさんも参加。「今年でフォトグラファーになって10年目なんですけれども、その節目に沖縄で個展をやらせていただけることを、本当に嬉しく思っています」と嬉しさを噛み締め、「世界中の少数民族を1度に皆さんに見ていただけることも嬉しいです。
今も、実際に存在する人たちです。遠い国の人たちですが、少しでも身近に感じていただけたら」と挨拶した。
ヨシダさんの“HERO”たちへの思いがたっぷりと込められた写真展の様子をレポートする。
目次

正面玄関から入って、先ず視線がいくのはヨシダさんのどアップ写真。近づいてよく見てみると、左の瞳には彼女が見つめてきた被写体の姿が移ろってゆく。
展示室へと続く廊下には、ヨシダさんのプロフィールと、撮影した少数民族が暮らす場所を示した世界地図、そしてやや小さめのパネルの作品がズラリと並ぶ。展示室にたどり着く前のこの時点で既にかなりの見応えだ。

廊下を進んでいくと、3つに別れた展示室と民族衣装が。それぞれの展示室には、南アフリカ、南アメリカ、オセアニア、アジア、そして新作を撮影したメキシコというように、大まかな大陸別で作品が並べられている。

冒頭に掲示されている世界地図を眺めて、自分の脳内である程度の場所をイメージしてみると、世界旅行をしている気分になれるかもしれない。
展示作品・会場の撮影OK!フォトスポットも

ちなみに本展示での写真撮影はOK。作品そのものとヨシダさんによる説明パネルの接写、そして動画さえ撮らなければ、お気に入りの作品があればバシャバシャ撮っても大丈夫。SNSでガンガン拡散しよう。

フォトスポットも複数設けられていて、少数民族の中に混じって記念撮影もできるので、撮影してもらう友だちや家族と何人かで訪れるのがオススメ。
少数民族のカラフルさに負けないように、普段よりも派手な色の服装で行くとより馴染むはずだ。
写真以外でも“HERO”たちの息吹と文化を体感


展示には写真だけでなく、少数民族の人たちの様子を捉えた動画や、彼らの文化を感じられる装飾品などもある。


そしてもちろん写真もたっぷりとある。それぞれの民族についての説明・解説や、ヨシダさんによる長めのキャプションも添えられていて、じっくりと読み込めば、直前まで見ていた写真の奥行きが違って見えてくるはずだ。
グッズも多彩で充実のラインナップ


展示を見終わったら、グッズも気になるところ。ということで、物販コーナーには写真集はもちろんのこと、作品をモチーフにしたポストカードやクリアファイル、ステッカー、マグネット、メモ帳、そしてアクスタまで、超充実のラインナップ。

会場限定のグッズ(数量限定)もあるので、実際に会場を訪れてチェック!
「世界中の少数民族の姿を見て、感じて」 ヨシダさんインタビュー

—展示会の開催を迎えた今のお気持ち聞かせてください。
撮影をしていると、多くの少数民族の方たちが自分たちの文化を残す努力をしていることに気づきます。それを先ずは知ってもらうことが大事だと、常々私は思っています。より多くの人に彼らの存在に興味を持ってもらえたらいいなと。
—今回は新作もあるとのことですが、どのような作品になっていますか。
「RELOADED」という新しい作品集にもメキシコのチチメカの人たちなどが収録されてるんですけれども、今までとは違う風景だったり、衣装や佇まいに注目していただきたいですね。
—写真展のコンセプトや込めた思いを聞かせてください。
「HEROES」というタイトルをつけているんですけれども、昔テレビで見たマサイの人たちを私はヒーローだと思っていて。そこから彼らのことを追いかけるようになったんですが、今も幼少期の頃と変わらず“私にとってのヒーロー”という思いを込めています。

—展示の中には動画の上映やフォトスポットもありますが、展示の中ではどのように位置付けなんでしょうか。
写真は静止画なので、見た人に感想や思いを自由に馳せてもらえる余地が大きいんですが、動く彼らを見ることによって、「近しいな」という親近感を持ってもらえたらいいなということで展示しています。
—大きなプリントで写真を見られるのが展示の醍醐味ですが、注目してほしい、体感してほしいポイントはありますか
写真集の印刷も色々とこだわって作ってるんですけど、展示されているクリスタルプリントの写真は色も忠実に再現されていますし、彼らの姿がとても立体的に表現できていると感じているので、旅した気分になって見てもらえればと思っています。
—作品の構図やポージングが目を引きますが、どんな風に決めて撮っていくのでしょうか。
大体自分の中で「ヒーロー」としてイメージするポージングがあるんですけど、実際に会ってみると、その人たちの佇まいや立ち方にクセがあったりするので、どのポーズが彼らにスマートにハマりやすいかな、ということを観察しながら、相談しながらポージングをお願いしています。
撮ってる時にも完成の画を想像しながらやるんですけど、仕上がりはその想像を超えてきますね。

—最後に、沖縄のファンの皆さん、美術館に来てくれる皆さんに一言お願いします。
活動10年目にして沖縄で個展を開催できることをとても嬉しく思っています。ぜひ沖縄の皆さんにも、世界中の少数民族の姿を見て感じていただけたらと思っていますので、遊びに来てくれたら嬉しいです。
ヨシダナギ 展示会情報
Information

- ヨシダナギ「HEROES RELOADED」@浦添市美術館
会期
2025年8月29日(金)~10月22日(水)
会場
浦添市美術館
〒901-2103 沖縄県浦添市仲間1丁目9-2
時間
9時30分~17時00分(金曜は19時00分まで、最終入館は閉館30分前)
休館日
月曜日、但し9月15日(月)、10月13日(月)は開館
入場料
一般1,300円(1,000円)、大学・専門・高校生1,100円(800円)小・中学生600円(500円)、3歳以上300円(200円)
※()は前売料金
※3歳未満、障がい者手帳、療育手帳を提示の方は無料(介助者有料)
※混雑時は入場制限を行う場合がございます。
プレイガイド
・浦添市美術館
・ファミリーマート(イープラス)
・ローソン(Lコード82627)
・チケットぴあ(Pコード687-307)
・セブンチケット(セブンコード111-998)
・アソビュー!(当日券のみ)
お問い合わせ
沖縄テレビ事業部
098-869-4415(平日9:30~12:00、13:00~17:30)- 地図
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