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ジャングリア沖縄の新商品!仕掛け人となる商品企画開発マネージャーが語る”グッズ・お土産の裏話”

沖縄島北部の「やんばる」の大自然に囲まれた新たなテーマパーク・ジャングリア沖縄が7月の開業から1ヶ月が経った。
五感を刺激する様々なアトラクションを楽しむことはもちろんだが、そのジャングリアの世界観を楽しむためのグッズや、足を運んだ思い出として持ち帰れるお土産の数々を手に取るのも楽しみの1つだ。
「ジャングリアらしさ、沖縄らしさ、そして面白さを兼ね備えたものを作り出す」。このポリシーを貫いてジャングリア沖縄のオリジナル商品を生み出している商品企画開発マネージャーに、舞台裏を聞いた。
目次
昔ながらのお菓子を「再解釈」

ジャングリア沖縄のグッズ・お土産の外すことができない条件は2つあった。「沖縄県産もしくは沖縄に何かしら由来があること」と「ジャングリア沖縄らしいもの」。加えて、テーマパークとしてのブランド価値を提供することで「選んでいる瞬間が楽しい」「ここで買おう」と来場者に思ってもらえるような工夫も必要となる。
沖縄らしさとジャングリア沖縄らしさとを掛け合わせた象徴的な例が、沖縄で慣れ親しまれているお菓子を「再解釈」した商品群だ。
例えば「塩せんべいディップ」は、普通はそのままバリバリとかじって食べる沖縄では昔から親しまれている塩せんべいを、沖縄県産素材を使ったソースにディップして食べるというユニークなスタイルを提案している。
開発当初、サルサソースやフーチバー(ヨモギ)を使ったソースを単体で販売する予定で企画を進めていたところ、その試食会で沖縄県内のメーカーから「これって塩せんべいにつけても美味しいんじゃない?」という意見があった。
折しもちょうどその場に別の企画で使った塩せんべいがあり、ソースをつけて食べてみると「美味しい!」という声が出たという。

そこに可能性を見出した開発担当者が、塩せんべいを製造する県内メーカーに問い合わせたところ「そんな変な売り方はしてない」という反応が返ってきたという。
「でも、うちだったらむしろそういう面白い組み合わせこそいけるんじゃないかと思って、開発を進めました。塩せんべいとディップソースはそれぞれ異なる専門のメーカーさんで製造してもらったものをアッセンブルして販売しています。試食の時に皆で盛り上がったというストーリーもあって、パッケージデザインはピザを思わせるようなものに仕上げてパーティーっぽい雰囲気で食べることをイメージしています」
と開発担当者は語る。

また「ヤンバルートビア」は、長年沖縄で親しまれてきている“クセ強”な味わいのルートビアを、県内外の人たちが楽しめるバランスに持っていくことに苦心したという。
「特徴を出しすぎると受け入れられないかもしれないし、かといって出さなければ普通のクラフトコーラになってしまう。現地の皆さんが感じている味や風味をしっかりと踏まえながら、そこにジャングリアっぽさをどんな風に掛け合わせていくか、ということを熟慮しながらひとつひとつの商品を何度も試食して試作しました」
この他にも「ジーマーミ豆腐のピーナッツチョコプリン」では黒糖の甘さにほろ苦さを加えて独自の仕上がりにしたり、「ポップコーンうちなーミックス」はポップコーンに砕いた塩せんべいと黒糖を混ぜ合わせたりと、これまであまりされてこなかった新しい食べ方を提案している。
人気の紅型デザイングッズ製作秘話

ジャングリアグッズの中でも、特に人気を集めているのが沖縄の伝統的な工芸「紅型」の手法でデザインした図柄が使われた商品たちだ。
紅型の型紙による独特な線と、鮮やかな色彩は一見して「沖縄らしさ」が伝わり、ジャングリアの重要な要素となる恐竜や気球などのモチーフをしっかりと落とし込んだことでインパクトのある独自性を感じられる仕上がりになっている。

デザインを手がけたのは糸満市にある紅型工房「くんや」。古典的かつ正統派なスタイルで帯を中心に染めを続けている工房だ。
「パークの全貌がまだ全然明らかになっていない段階で作家さんに依頼して、ジャングリアの世界観を表現する図案を一から制作しました。
当時、実はパークの詳細が決まり切っていない状況で(笑い)それでも恐竜と気球というわずかな情報をもとに図案、型、染色まで約1年かけて作り上げてくれたんです。」

完成した図案はデータ化された上で様々な商品に落とし込まれており、アパレルを含め10アイテムほど展開されている。紅型デザインの商品は特に国内観光客に好評だという。
「紅型についてちゃんと知っている人たちからのリアクションが多いように感じています。沖縄の地元の人たちからも『こういうこともやるんだ』と驚きと喜びの声が届いています。それと、紅型デザインの雑貨はすべて沖縄県内で作っているということも、こだわりの1つです」


紅型デザインは今後バリエーション違いの展開も検討中だという。さらに、沖縄の作家・アーティストとのコラボレーションについては、既にいくつかのプロジェクトが動いているそうなので、その展開についても要注目だ。
580種類の商品を貫く「バリュー」

ジャングリアでは、お菓子、アパレル、雑貨など、多岐にわたるジャンルで約580種類ものオリジナル商品が展開されている。販売店の「ビレッジバザール」に足を踏み入れれば、その商品数に圧倒されるはずだ。
商品構成の割合をみると、アパレルや雑貨類が6〜7割を占めており、お菓子とおもちゃ関連がそれぞれ10%程度となっており、そこに暑さ対策グッズも加えられる。こうした幅広い品揃えは、驚きや面白さをフックに、パークに訪れる人たちの関心を多方面から引きつけることを目指した結果だという。
そんな目うつり必至の状態で展開されている数多くの全ての商品開発に一貫したテーマは「バリュー(価値)」だと担当者は強調する。
「テーマパークとしてのクオリティー、ゲストの皆さんが買おうって思えるだけのデザインと品質にしっかりと『バリュー』が乗っているかどうかを重視しています。
ここで言うバリューには『ジャングリアらしさ』『沖縄らしさ』そして『面白さ』といったパークならではの“価値”が掛け合わされているという意味合いが込められています。
全ての商品がこの基準を満たしているかどうか、ひとつひとつ議論を重ねて開発しました」

中でも、特に想定外の人気を博しているのが「肩乗りぬいぐるみ」と「もちもちクッション」だった。
肩乗りぬいぐるみは、肩やバッグなど身につけてワンポイントになる小ぶりのぬいぐるみで、当初は子ども向けにラインナップしたものの、若い世代だけでなく大人にも大好評。
特にティラノサウルスは品切れとなるほどの人気が出ている。

もう一方のもちもちクッションは、ものとしてそこそこの大きさがあるため、持ち帰る際のハードルが高くなることも見込んではいたが、独特の肌触りに一度触れてしまい魅了されて話さない子どもたちが続出し、旅の記念にと購入していくケースが多いという。
また、インバウンドの観光客に人気なのは沖縄を代表する菓子「ちんすこう」と、車エビを使ったお菓子だ 。とりわけちんすこうは近年、「沖縄の美味しいお菓子」として認知されており、商品のパッケージにも英語で「CHINSUKO」と固有名詞を表記して販売しているという。
今後もジャングリア沖縄では新商品が続々登場
ジャングリアでは、今後も新商品の発表予定が控えている。少し先取りして紹介していこう。
オリジナルキャラクター「ジャン」のカチューシャ

まずはジャングリア沖縄のオリジナルキャラクター・ヤンバルクイナ「ジャン」のカチューシャが10月にリリース予定だ。
ジャンのグッズはこれまでもTシャツやタンブラー、手拭いなど複数ラインナップされているが、カチューシャはこのタイミングで初登場となる。ちなみにジャンの“相棒”のシーサーの「シシ」のカチューシャも現在製作中とのことだ。
ジャングリア沖縄オリジナルのトミカ

そしてタカラトミーとのコラボレーションによるトミカのミニカーは8月末に発売を予定している。オンラインなどでの販売はなく、ジャングリア沖縄でしか買うことができないオリジナルアイテムなので、コレクションを集めているミニカー好きは要チェックだ。
「ジャングリアのお土産は、ただのモノではないと思っています。商品数を増やすというよりは、今後は1個1個の商品のストーリーを示しながら、県内のアーティストさん、デザイナーさん、メーカーさんと協業したものをしっかりと作り込んでいきたい。売り場でもそういった付加価値をしっかりと感じてもらえるようにしていこうと考えています」
アトラクションやアクティビティを目一杯体験した後は、たくさんのグッズ・お土産の中から、沖縄らしさ、面白さ、そしてジャングリアらしさを体現した、楽しんだ思い出を蘇らせてくれるものを探し出してみよう。
Information

- ジャングリア沖縄・VILLAGE BAZAAR(ビレッジバザール)
住所
〒905-0413 沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山553番地1HP・SNS
■HP:https://junglia.jp/
■Instagram:https://www.instagram.com/junglia_okinawa_official/
■X:https://x.com/junglia_okinawa
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