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「地球儀をキングスで埋めたい」イタリアの次は豪州へ…安永淳一GMが描く“沖縄らしい”クラブのあり方とは
「NBAと欧州の中間」世界トップ級の豪州バスケ

豪州の代表チームは昨年のパリ五輪は6位、2021年の東京五輪は3位、2016年のリオデジャネイロ五輪は4位。FIBA(世界バスケットボール連盟)の最新ランキングは7位につけ、世界トップクラスに挙げられる国の一つだ。オセアニア地域は「FIBAアジア」の管轄に入っており、このランキングはアジアでトップ。日本は全体で21位となっている。
パリ五輪はメンバー12人のうち、実に8人が世界最高峰リーグNBAの選手だった。NBLで新人王を獲得し、NBAドラフトにおいて1巡目全体6位で指名されたジョシュ・ギディー(シカゴ・ブルズ)、サンアントニオ・スパーズでNBA優勝経験のあるパティ・ミルズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)など著名な選手が多い。
豪州が3連覇を果たした今年8月の「FIBAアジアカップ2025」はNBL所属選手や学生らが中心で、言わば“Bチーム”だった。中国と対戦した決勝は90-89という薄氷の勝利だったが、NBLのレベルの高さや、国としての選手層の厚さが改めて垣間見える大会だった。
豪州のプレーヤーは、他の強豪国と同様に高さやフィジカルの強さ、スピードを備えた選手が多い。プレースタイルについては、安永GMは「ヨーロッパとアメリカの間のような印象です。ヨーロッパはきれいなパス回しで外から3ポイントシュートを決めるけど、オーストラリアは強いドライブでフィジカルにプレーする選手も多いです」と見る。
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