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「地球儀をキングスで埋めたい」イタリアの次は豪州へ…安永淳一GMが描く“沖縄らしい”クラブのあり方とは
「ふーん」→「知ってる知ってる!」に変わったクラブの知名度

日本と豪州では、代表チームや国内リーグの競技レベルにまだまだ大きな差があるのが現実だ。ただ、ビジネス的な側面も含めた成長度合いの観点から、日本プロバスケの存在感が世界で高まっていることは間違いない。豪州のような強豪国のチームから誘いを受けることは、その証左の一つだろう。
安永GMは「ダニーとアジアのバスケットボールの話をしている時も、『オーストラリアから見ても、アジアの中で日本が桁違いに頭角を現してきている』ということを言っていました」と明かす。
その中で、「琉球ゴールデンキングス」というクラブ自体の存在感が高まってきている感触も強いという。
「以前はNBAをはじめとする世界のGMやスカウトに『日本で琉球ゴールデンキングスというチームを運営してるんだ』と言ったら、『ふーん』くらいの感じでしたが、ここ1、2年くらいで『キングス、知ってる知ってる!』という反応がとても増えました」
注目度が増すBリーグで4シーズン連続のファイナル進出を果たし、国際大会のEASLにも3シーズン連続で出場しているキングス。昨年はイタリア遠征を実施した。2023年のFIBAワールドカップでは、ホームコートの沖縄サントリーアリーナが戦いの舞台にもなった。クラブと沖縄の知名度が上がる要素は多いだろう。
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