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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「地球儀をキングスで埋めたい」イタリアの次は豪州へ…安永淳一GMが描く“沖縄らしい”クラブのあり方とは

「大交易時代」をキングスで表現

「地球儀をキングスで埋めたい」イタリアの次は豪州へ…安永淳一GMが描く“沖縄らしい”クラブのあり方とは
「沖縄を世界へ」というビジョンを実現すべく、キングスの海外挑戦をけん引する安永淳一GM(長嶺真輝撮影)

「バスケは世界で親しまれているスポーツなので、国境や垣根は全く気にしていません。キングスは世界を見ながら活動をしていきます」と力を込める安永GM。そういったクラブのあり方こそが、“沖縄らしさ”にもつながると考えている。

「琉球王国の時代に遡ると、沖縄の人たちはアジアなどいろいろな国と盛んに交易をしていました。僕たちはそれをバスケットボールで表現し、沖縄から波を起こして世界の人たちに『沖縄』『琉球』を知ってもらいたいと思っています。『キングスらしさ』が何かと言われたら、そういった『沖縄らしさ』を持ったチームになることだと考えています」

琉球王国がアジアの貿易拠点として栄えた時期は「大交易時代」と称され、沖縄は当時から海外に視野を広げていた。戦前、戦後を通して海外移民が多く、各国に県系人のネットワークがあり、今も世界との繋がりが深い地域性がある。

今後に向け、安永GMは「強い相手を求めて、いろいろな国に行きたいです。琉球ゴールデンキングスで地球儀を埋めていきたい。それが、沖縄に対する貢献にもつながると思っています」と熱を込める。

キングスが描く挑戦のスケールは、まだまだ広がっていきそうだ。

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