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「世界を目標に練習してる」“キングスユース勢”がU16アジアカップで躍動…育成体制の強化が奏功
越は平均得点で大会5位…渡米でさらなる進化を

越は身長163cmとチームで最も小柄ながら、持ち前のスコアリング能力を遺憾無く発揮し、大会6位の平均17.8点を記録した。最大の持ち味であるスピードと一度入り出したら止まらない3ポイントシュートを武器に、準々決勝で31得点、92-93で惜敗したニュージーランドとの3位決定戦でも24得点を挙げた。
オーストラリア戦の翌日にあった3位決定戦後、越は「昨日の試合では相手の強さや高さに圧倒され、思ったようなプレーができませんでした。今日はしっかり切り替えて、スピードと3ポイントシュートで相手を翻弄できました」と振り返った。
FIBA(世界バスケットボール連盟)の地域区分で「アジア」に入るオーストラリアとニュージーランドは、高さとフィジカルの強さが世界基準にある。宮里と同じく、越も自身の成長の糧にしたい考えだ。
「今回は負けてしまいましたけど、来年にはU17ワールドカップがあります。(リベンジに向けて)そのチャンスをものにしたいです。自分たちもこの1年で成長し、個人個人、みんなで頑張っていきたいです」
越は今秋から米国の高校に通い、勉学とバスケットボールの鍛錬に励む。ぜひU17ワールドカップにも出場し、さらに進化した姿を見せてもらいたい。
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