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長嶺 真輝

長嶺 真輝

波を作れても、うねりにならない。キングスが一度もリードを奪えず連勝ストップ…要所での「オフェンス停滞」を打破する鍵は?

いかに人とボールが動いて“ズレ”を作るか

波を作れても、うねりにならない。キングスが一度もリードを奪えず連勝ストップ…要所での「オフェンス停滞」を打破する鍵は?
キングスをけん引する桶谷大HC©琉球ゴールデンキングス

指揮官の言葉にあったボールムーブメントの停滞は、アシスト数が今シーズン最少の11本にとどまったことからもうかがえる。前節のA東京との連戦でもボールと人の連動性が低下して得点が伸び悩む時間帯があり、追い上げられる要因になっていた。

滋賀戦後、キャプテンの一人を務める小野寺は「出だしから僕たちのやりたいオフェンスが潰されていたと感じます。悪い流れの時にルーズボールを奪うことやボールムーブの部分がしっかりできていなかったので、そこが敗因かなと思います。点数が入っていればいいという話ではなく、チームとしてどういうオフェンスを作るかが大切になってくるので、しっかり修正したいです」と語った。

チーム全体として、今季はシュート精度に苦しんでいる面もある。

フィールドゴール成功率はここまでの5試合中3試合で40%を割り込んだ。昨シーズンは平均45.2%だったため、いかに低い確率かが分かる。中でも、チームの得点力を下支えする2ポイントシュートの成功率(昨シーズンは平均52.8%)が40%台に低迷した試合が3試合あり、接戦を勝ち切れない要因の一つとなっている。

ボールと人が動きながら、いかに相手ディフェンスのズレを作れるか——。シュート成功率を上げる上でポイントの一つになるだろう。

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