合言葉は「ピン・ポン・パン」！具志堅用高が冬の危険から身を守る！消防署で火災予防【ぐしけんさん】

沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する『ぐしけんさん』。今回は、空気が乾燥する冬に備え、家庭でできる火災予防を学ぶため、那覇市消防局にお邪魔してきました！

ぐしけんさん、那覇市消防局の立派さにびっくり！

今回、ぐしけんさんとアシスタントの與那嶺望さんがやってきたのは、那覇市銘苅にある那覇市消防局。

ズラリと並んだ消防車を見て、ぐしけんさんも「初めて来ましたけど、すごいですね」と興奮気味！

冬は空気が乾燥して、暖房器具を使う機会も増えるから、火災が起きやすい季節。いざという時のために、消火器の使い方、知ってますか？
「いや、よく見たことはあるな」とぐしけんさん。與那嶺さんも「なかなか使う機会ってないですよね」と話すように、多くの人が実際に使ったことはないはず。

今回は、那覇市消防局の皆さんに、火災予防の基本から消火器の使い方まで、ばっちり教えてもらいましょう！

ぐしけんさんも思わず関心！消防署のお仕事は火を消すだけじゃない！

消防署っていうと、防火服を着て消防車で出動！っていうイメージが強いけど、実はそれだけじゃないんです。局内を案内してもらうと、多くの職員さんたちがデスクワークをしていました。

那覇市消防局には、総務課、救急課、警防課、予防課などがあって、火災予防キャンペーンの企画や応急手当講習会の開催、ショッピングセンターや病院の避難経路の調査など、市民の安全・安心のために様々な業務を行っているんだって。

ぐしけんさん、自宅でできる火災予防の第一歩を学ぶ！

家庭でできる火災予防について消防局の方に聞いてみると、「住宅用火災警報器の設置が挙げられます」とのこと。実は2010年から、すべての住宅で設置が義務化されているんです。

「え、うち、ないよ」と自信なさげなぐしけんさん。天井についてる白い丸いやつですよ！と與那嶺さんに言われても、ピンと来ていない様子（笑）。
火災警報器は、火災による被害を大きく減らしてくれる強い味方。まだ設置していないお家は、家電量販店やホームセンターですぐに手に入るから、ぜひ設置をお願いします！

ぐしけんさん、「通報・消火・避難」の3原則を学ぶ

万が一、火災が発生してしまった場合の基本行動は「通報・消火・避難」の3原則。

1.通報: まずは大きな声で周りに「火事だー！」と知らせ、119番通報！

2.消火: 火が小さいうちなら、消火器で初期消火を。でも、もし炎が自分の身長より大きくなっていたら…

3.避難: 迷わず避難を優先！一度避難したら、絶対に戻らないこと！

みんな、焦っちゃうと思うけど、この原則はしっかり覚えておきたいよね。ぐしけんさんも昔、やかんをガスコンロにかけ間違えて燃やしちゃった経験があるんだとか。「何が起こるか分からないんだよ、やっぱり」という言葉には、実感がこもっていました。

ぐしけんさん、煙の恐怖をリアル体験！

火災で本当に怖いのは、炎だけじゃなく煙。今回は、その煙の中での避難がいかに大変かを体験させてもらえることに！
案内されたのは「屋内検索訓練場」。

中には体に無害なスモークが充満していて、一歩足を踏み入れると…
「うわ、すごい！」「全く見えないよ！」
ぐしけんさんと與那嶺さんの声が響きます。本当に、数センチ先も見えない真っ白な世界。これが実際の火災だったら、有毒な煙だと思うとゾッとするよね。

「これ、パニックになりますね」「どこに逃げていいか分からなくなっちゃう」と2人。こんな状況でどうやって避難すればいいの？

消防隊員の方によると、ポイントは…

•姿勢を低くする: 煙は上にたまる性質があるので、床に近い方が視界が確保でき、新鮮な空気を吸いやすい。
•口と鼻を覆う: ハンカチやタオルで煙を吸わないようにする。
•壁を伝って進む: 方向感覚を失わないように、壁に手をついて出口を探す。

與那嶺さんも「宿泊先とか行ったら避難経路確認してくださいってありますよね。あれやっとくべきだなって思いました」と、体験を通してその重要性を実感したようです。

ぐしけんさん、消火器を使ってみる！合言葉は「ピン・ポン・パン」！

さあ、続いては初期消火のヒーロー、消火器の使い方を学びます！今回は中身が水になっている訓練用の消火器で挑戦。

使い方はとっても簡単！合言葉は「ピン・ポン・パン」で覚えてね。

1. ピン: 黄色い安全ピンを抜く！

2. ポン: ホースの先端を持って、火元に構える！

3.パン: レバーを強く握る！

まずは消防隊員の方のお手本。素早く、的確に火を消す姿は、さすがプロ！かっこいい！

いよいよ、ぐしけんさんの番！「火事だー！」と叫び、消火器のもとへ。教わった通り「ピン・ポン・パン」でレバーを握ると、勢いよく水が噴射！

見事、的を倒して「よっしゃー！消化完了！」とガッツポーズ！初めてでも、ちゃんと使えましたね！

ちなみに、消火器には業務用（使用期限10年）と住宅用（使用期限5年）があります。放射距離や時間も本体に書かれているので、一度自宅の消火器をチェックしてみてね。ホームセンターなどでも手軽に購入できるので、一家に一本備えておくと安心です。

ぐしけんさん、消防署の体験を終えて

避難訓練から消火器体験まで、盛りだくさんだった今回のロケ。ぐしけんさんは「やっぱ消防局ってのはすごいな。大事な命をね、助けるっていう。すごい勉強なりましたね」としみじみ。
「いつかそういうのに出会うかもしれないし、体験してよかったね。自信持ってやるよ、俺は」と、頼もしい言葉も飛び出しました。

火事はいつ、どこで起こるかわからないもの。今回のぐしけんさんの体験を参考に、皆さんもぜひ、家庭の火災予防を見直してみてくださいね！