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オリオンビールが描く沖縄県内製造業初のプライム上場企業としての未来【OKINAWA BUSINESS FRONTLINE 】
沖縄テレビの経済トーク番組「OKINAWA BUSINESS FRONTLINE(オキナワ ビジネス フロントライン)」が1月24日からスタートする。
番組進行を務めるのは、沖縄テレビ稲嶺羊輔アナウンサーとタレントのEMIKAさん。
初回となる放送では、2025年9月に東京証券取引所プライム市場に上場し、県内製造業として初の快挙を成し遂げたオリオンビール株式会社から、コーポレートバリュー・クリエーション本部 コーポレートバリュー・クリエーション部 部長の齋藤伸太郎さんをゲストに迎え、会社の現状と未来について語っていただきました。
企業価値を創造する
「コーポレートバリュー・クリエーション」という聞き慣れない部署名に齋藤さんは「企業価値というのはファイナンシャルな価値だけでなく、社会的な意味での価値もあると捉えている」と説明。
同部署では投資家向けIR、広報、サステナビリティ、経営管理、取締役会事務局などを担当。
「外部の皆さんの声を聞かせていただいて対話し、得られた示唆を経営に還元していくことを意識しています」と、社外と社内をつなぐ重要な役割を担っていることを明かしました。
好調なオリオン ザ・ドラフト
オリオンビールの売上については、「おかげさまで非常に好調に推移しています」と齋藤さん。半期が過ぎた現在も順調に推移しているとのこと。
特に好調なのが2024年にリニューアルしたヒーロープロダクト「オリオン ザ・ドラフト」。リニューアルに際しては、なんと1万人以上の沖縄県民からの試飲とアンケートに協力してもらったそうです。
沖縄の風土に合ったものができたのかなと考えています」と齋藤さんは胸を張ります。
この県民に寄り添う姿勢こそが、オリオンビールが地元で愛され続ける理由のひとつなのでしょう。
急成長するグッズビジネス
番組ではビール事業以外の話題も。
EMIKAさんから「私の周りにもTシャツをよく着ている方が多くて、最近とても大ヒットしていると感じています」との質問が。
齋藤さんによると、グッズビジネスは好調に伸びており、「沖縄観光のユニフォーム」とも表現される人気のTシャツについて、「空港でTシャツを買い、着替えて那覇に向かう観光客も多い」という話は、オリオングッズが沖縄観光の新しい文化として定着していることを示しています。
体験型ツアーで沖縄の魅力を発信
EMIKAさんは名護市にあるオリオンビール工場を実際に訪問。
平日の昼間にも関わらず多くの観光客で賑わう様子をレポートしました。
工場見学ではビール原料のホップや大麦の香りを嗅いだり、製造工程を学んだりできるほか、クイズ形式で楽しく学べる工夫も。
特に印象的だったのは生産ラインのスピードで、なんと1分間に1200缶もの製品を詰めることができるそうです。
「ビールを売るだけでなく、ビールの後ろにある沖縄の素晴らしさを皆さんに味わっていただきたい」と齋藤さん。
「その幸せな気持ちはみなさん覚えてくださるので、そういうところがどんどん広がっていくといいな」と、体験を通じた沖縄の魅力発信に力を入れる理由を語りました。
プライム市場上場の意義と苦労
2025年9月25日、オリオンビールは東京証券取引所のプライム市場に新規上場。
県内に本社を置く製造業としては初めての上場となり、初値は公開価格の2倍以上という好スタートを切りました。
上場に向けた準備では「取締役会でデータに基づき様々な打ち手を考えるように変わっていきました。市場を見据えて成長戦略を徹底的に議論し策定していきました」と齋藤さん。
齋藤さんが特に苦労したのが価格決定のための機関投資家との対話。
オンライン会議が多かったとはいえ、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカと時差を超えて対応する毎日は「世界一周しているよう」だったそうです。
「徹底的に沖縄って素晴らしいところなんですということをお伝えし、その上でオリオンが成長していくんですとコミュニケーションさせていただきました。結果として、投資家さんは沖縄を応援しようという思いになっていただいたのかなと感じています」
酒税法改正への備え
2026年10月には酒税法改正によりビールの税率が下がり、新ジャンル・発泡酒との税率が一本化される予定。
また、沖縄県内で製造・販売されるビールに適用されていた酒税の軽減措置も段階的に縮小され、2026年10月には完全になくなります。
この変化に対し、齋藤さんは「数年前から分かっていたことなので、着々と準備をしてきました」と冷静。ビールのラインナップを充実させるとともに、県外・海外販売の比率を高めることで対策を進めているとのことです。
オリオンビールの想い
オリオンビールが目指す未来について、齋藤さんは同社のミッション「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に」を紹介。
「経済的に我々が成長して、サプライヤーさん含めて共存共栄というところもありますし、上場企業として一定の社会的責任もあると捉えています。
社会的なインパクトというところもしっかり発揮していきたい」と決意を語りました。
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今回のトークの全貌をご覧になりたい方、沖縄の経済や企業に関心のある方、沖縄ビジネスの最前線を知りたい方は、1月24日スタートの「OKINAWA BUSINESS FRONTLINE」をぜひご覧ください。沖縄テレビで毎週土曜午前11時20分から放送です。
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