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【ベンガラの誇り集結!FC琉球 選手名鑑2026】「東北出身のJリーガーとして」FW佐藤未勇
FC琉球、次シーズンでのJ2復帰に向けて。
FC琉球全力応援企画として、『ベンガラの誇り、集結。』と題し、新シーズンに臨む29人の戦士たちを紹介するシリーズを展開する。
今回は19番の佐藤未勇選手。
昨季いわてグルージャ盛岡から加入。在籍2季目を迎えるフォワードだ。
移籍後初ゴールを目指して
182cmの高さが武器。裏への抜け出しやクロスに合わせるヘディングシュート、ボールを収めるプレーを得意としている。
2023季にいわてグルージャ盛岡でJリーグデビューを果たし、2023季は27試合で4Gをマーク。2024季は14試合1得点と通算5得点をマークしている。
移籍1年目の去年はケガの影響もあり11試合で無得点。プロキャリアの中で初めてノーゴールに終わった。
前線のタレントも増えた今シーズン。移籍後初ゴールに懸ける想いはより一層強いものがありそうだ。
東日本大震災を機に
福島県出身で地元のサッカークラブでサッカーを始めた佐藤。2011年3月11日14時46分。当時小学4年生だった佐藤は学校の教室で授業を受けていた。急いで外に避難すると雪が降りだした光景を今でも覚えているという。
佐藤選手
「揺れはめちゃくちゃ感じましたね。震度6だったので。家族は皆無事だったんですが家に帰ると家具がグチャグチャになっていたり、家の壁も割れていました。震災が起きてすぐ後に原発事故が起きました。地元の福島県伊達市の一部は原発から40キロ圏内に入っていたので、避難区域に入っていました」
佐藤は家族で宮城県仙台市の祖母の家に避難。
小学校卒業後は福島を離れ、受験で東北学院中学・高校に進学し人口芝の練習環境が整った強豪サッカー部で汗を流した。そして中高の6年間で4度の全国大会出場を果たした。
佐藤選手
「東日本震災を機に人生が大きく変わったと思います。むしろ宮城県に行かなかったらサッカー選手になってないかもしれませんね。中学受験をしていなかったらプロにはなれていないと思いますし、色々な縁が繋がってここまで来ていると思います 。
震災を経験したひとたちは、ひとつ大きな出来事を乗り越えている。だからこその人の温かさを福島に帰った時はいつも感じますね。その人たちのためにも頑張ろうと思えるんです。自分が東北を盛り上げたいんだという想いでいわて時代も頑張っていましたし、この想いは大事にしたいと思っています」
記者ヒトコトメモ
昨シーズン開幕前に、OTVのひーぷーホップに出演する為沖縄テレビを訪れていた佐藤選手。番組出演の直前にご挨拶に伺いそのままの流れで突撃インタビューに応じて頂きました。当初は単なる新シーズンの意気込みを聞くインタビューでしたが、「福島の出身なのになぜ中学から宮城に行かれたんですか?」という単純な質問から震災の話を伺いました。
選手のバックボーンを知る事はとても重要だし、アンテナを張って色々な疑問を持ってインタビューをすることが大事だなと痛感したインタビューでもありました。
移籍後初ゴールを私が実況できますように・・・!
取材・執筆:植草凜(沖縄テレビアナウンサー)
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