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HY SKY Fesまであと1か月!初の3Days開催へ!“世界一クリーンなフェス”に込めた想いと挑戦とは?HYメンバー独占インタビュー
沖縄県出身の人気バンドHYが主催する『HY SKY Fes』が2026年3月20日21日22日に沖縄市の県総合運動公園多目的広場で開催される。7回目となり年々盛り上がりが増す大人気イベントまで1か月。メンバーにSKY Fesの魅力や、込めた想いを聞いた。
聞き手:小林美沙希(沖縄テレビアナウンサー)
目次
初の3Days(3日間)開催へ
―いよいよ来月『HY SKY Fes』2026 開催です。今年の見どころを教えてください。
HY 新里英之さん)まず、前回と変わったことが3Daysにパワーアップしたことですね。それによって出てくれるアーティストの皆さんも増えましたし、より楽しみがそこにはたくさんあると思います。
―3日間開催に挑戦した理由は何でしょうか
HY 名嘉俊さん)単純にチャレンジという部分も多くて。 沖縄は島国なので、 1組でも素敵なアーティストさんが来ていただいたら嬉しいなという思いで、今回は初めての3日間開催です。
―やっぱり大変な部分もあるかと思いますが…
HY 名嘉俊さん)そうですね、ホワイトボードに…
HY 許田信介さん)たくさんのアーティストの方たちを書き綴ってそこからオファーして、やっていったんですけれども。なかなかやっぱ最初はタイミングが合わずにお断りされるアーティストが結構多くて。それを見つけていくのもちょっと大変でした。
―毎年本当に幅広いアーティストの方が出てくださっていると思いますが、どのように声をかけていらっしゃるんですか?
HY 許田信介さん)まず仕事で一緒に共演した方々にまずは声をかけさせていただいて、その後にメンバーが興味があるアーティストだったり、この人たちを見てみたいとか、聴いてみたいという人たちをホワイトボードに書いてという感じでしたね。
―若い世代から年配の方まで楽しめるラインナップですが、意識していることはありますか?
HY 仲宗根泉さん)年齢層もかなり意識はしていて、10代から20代、30代、40代、50代。そして50代から上の方も聴けるような感じでというのと、あとはジャンル。 結構細かく分けて選んでいて、最初に多分大体みんなのそういうのも踏まえて、20組ぐらい出すじゃないですか。大体それがAだとしたら、ABCDEぐらいまでいきます。Aの方が全員20組OKな訳はないので。
アーティストさんにとって3月という時期は、自分たちのツアーに向けて動き出す方が多くて。ツアー期間中やリハーサル中に、機材もスタッフも全員で沖縄に来て、また東京に戻って準備をするというのはものすごく過酷なんです。
だから、そのタイミングとずれている方がたまたまいたりして、「いいよ」って言ってくれたら来てくれる時もありますけど、基本的にはやっぱりスケジュール的な問題が大きいです。沖縄という場所もあって、移動もなかなかかかるんですよね。
ちゃんとSKY Fesの趣旨も知ってほしいので。 “SKY Fes はこういうフェスです”というものを、全てみんながそれぞれのアーティストにそれぞれが手書きの手紙でどれだけ来て欲しいか書いています。それで心のこもったお手紙返しが来ることもあって、「参加はできないですけど、いつか機会がありましたら」という方も結構いまして。そういうのもなんか嬉しいから。だから今回できなくても、その縁で何年後かにまた来てくれたらいいなという期待もありながら。それが一番楽しいよね。
「なりたい自分につながっていく」SKY Fesに込めた想い
―HY SKY Fesはどんな思いで始めたイベントなんでしょうか
HY 名嘉俊さん)子どもたちに夢を見つけるきっかけであったりとか。本当に好きなものを増やしていってほしいなと思うんです。もちろん素敵なアーティストさんが同じ空の下で歌を歌って届けてくれるんですけど、やっぱり推しアーティストっているじゃないですか。
それ以外でも、「あのアーティストさんのトークが良かった」とか、「あの歌ってあのアーティストさんが歌ってたんだ」とか、この場所で自分が好きなものをひとつでも多く見つけてくれたら、なりたい自分にもどんどんつながっていくんじゃないかなという思いも込めています。
伝統とかそういうものも入れながら、本当にすごいジャンルのアーティストさんが今回も来てくれるので、それを思う存分、日ごろ仕事、家事、育児、勉強、頑張っている皆さんだと思うので、この3日間だけはガッツリ遊びに来てほしいですね。
―地元の沖縄で開催することにもこだわっていますか
HY 新里英之さん)やっぱり自分たちの生まれ育った場所でもあるし、ここでたくさんの歌を作ることができているHYなので、恩返しをしたいというのもあります。
そして、たくさんの素晴らしいアーティストの皆さんがこの SKY Fesに来てくれる。この 3Days で20組ぐらいのアーティストを一気に見られるというのはなかなかできない体験ですよね。なので、子供たちがその風景、その場所を感じると、多分一生の思い出になると思うんですよ。 そういうものを作っていきたいなという思いもすごく強いですね。
あと、音楽だけじゃなく、フードエリアもあるし、キャンプエリアもあるし、そこで新しい仲間ができたり、家族の絆がそこでより強くなったりというきっかけにもなれる場所だと思います。
―今回で7回目となります。続けてきた中で感じられた意義や良かったなと思う部分はありますか?
HY 名嘉俊さん)今回初めての3日間開催なんですけど、その広がり方やチャレンジはすごくいいと思うんです。ただ、本当にたくさん、今全国に素敵なフェスがあるんですけど、SKY Fes は SKY Fesでしかない、「世界一クリーンなフェス」であったりとか、もっともっと深い部分をみんなで掘り下げていって、SKY Fes にしかできないことをやっていきたいんです。
会場の県総合運動公園多目的広場には、ステージのアーティストさんから見たら後ろに大きい遊具があって、その上から多分初めてライブを見るであろう子供たちが見ているんですよ。
そういう景色であったりとか。 遊具でお母さんが子供を遊ばせている時に、お母さんがこの楽曲を聴いていて、口ずさみながら遊ばせている景色とかっていうのは、多分あそこでしかできないことだと思うので、そういう素敵な部分をたくさんこれからも見つけていけたらいいなと思うんですけど……。
3日間開催なので体力的にビビってます。 3日後どうなるんだろうという。 今から精神的に鍛えておきます。
「世界一クリーンなフェス」をめざして
―なぜ「世界一クリーンなフェス」を目指すことになったんですか?
HY 名嘉俊さん)フェスが終わった次の日に、ものすごくゴミが落ちている景色を海外のニュースで見て。音楽で共有した後の景色はそんなんじゃないんじゃないかというのをすごくメンバーで共有して。
SKY Fesの特性だったり、個性だったりをもっと確固たるものに位置付けるには、という部分において「世界一クリーンなフェス」と掲げました。ものすごく大きな目標になっていくので、まずはできることからということで空いた時間にメンバー4人それぞれゴミ拾いをやって。 プラス嬉しいことにボランティアでお客さんが参加してくれるんですよ。 それがすごく意識にもつながってきて嬉しいなと思います。
―具体的な取り組みについて教えてください。
HY 新里英之さん)会場に入ってくる時に、みんなにゴミ袋を一枚一枚渡すんです。
それですごく最初から「ゴミは自分で持ち帰ろう」と意識付けられるというか。今回も、デザインしたゴミ袋があるんですけど、でもゴミ袋には見えないデザインにしていて。
これが集まることによってひとつのアートになるようにという思いで作ったので、そこら辺からもちょっとみんなに意識してもらえるように心掛けていますね。あとはクリーン活動。
自分たちがボランティアで会場を練り歩きながら、ゴミ拾いとかそういうものもやっていますね。
「多分やっているアーティストはいない」トイレの位置まで考えるこだわり
―いつも会場の飾り付けもメンバーの皆さんご自身でされていると思うんですが、今年も?
HY 新里英之さん)はい、もちろん。
HY 仲宗根泉さん)毎年なので。一応今、発注は終わったかな、ぐらいです。発注も自分でやるので自分の家にめちゃくちゃ来るんですよ。 もうすごい数の量が。
―ご自宅に届くんですか!?
HY 仲宗根泉さん)だって自分で頼むから。自分で海外に発注して選んでというところまでみんながやるので
HY 新里英之さん)まだ知らないです。僕らは。
HY 仲宗根泉さん)毎年発注終わって、彼らに「これを作ってくれ」とか、「これとこれを重ねて」とか言って、飾られるのを見るまでは全貌がわからないんですよ。だからまだ今年は話していないんですけど、自分の頭の中ではプランは決まっています。
毎回装飾に関しても SKY Fesって“綺麗にする”とか、“子供に夢を”というだけではなくて、若い、まだ子供がいなくて、音楽を楽しみたいって、純粋にただそれを思っているだけのお客さんが来ても楽しめるように、やっぱり飾りとかはやっていきたいなというのはあって。
そこでよくやっぱり女の子たちとかご家族がみんなで写真とか撮っているのを見るとほっこりする部分もあるので。す~ごい大変なことではあるんですけど、やっぱりそれを多分やっているアーティストはいないんですよね。たぶん。
私たち、いろんなフェスに呼んでもらって行ったりするんですけど、大体アーティストが立ち上げたフェスと言っても、多分こんなに細かくはやらない。私たちは本当にトイレの位置とかまで考えます。お客さんを見に行った時に「あっち並んでるな、あっちじゃなくて次はこっちにできないのか」とか。数を増やせないか、とか。
だから本当にスタッフと同じように働いて考えるので、そこまでできるアーティストさんは見たことないんですよ。 私。
本番まで、にさっき俊は「3日間大丈夫かな」って言ってましたが、あれ嘘です。
一週間あるんですよ。前後で。設営の3日間と、本番の3日間と。終わった後も、この会場は、普段は市民の皆さんが使っている公園なので、そこを3日間お借りさせていただくので、そのお礼も兼ねて朝6時ぐらいから芋配りするんですよ、毎年。
その後に最後の片付けと撤収しながらゴミ掃除もして。本当に過酷です。過酷ですけど、やっぱり、フェスは回を追うごとにどんどんやることも大きくなっていっています。
「誰かが引き継いでくれたら」未来への願い
HY 仲宗根泉さん)クリーン活動も、子供の夢へのきっかけもそうですけど、目の見えない方とか、耳が聞こえない方も、音楽を平等に音楽を楽しんでほしいというのが私たちの思いなんじゃないかなというのもあって。
そういう方たちが来ても、楽しめるようにいろんなものを導入して。実際に車椅子の方々も目が見えにくい方でも、耳が聞こえにくい方でも、楽しめるように手話も入れさせてもらって。そういう方でも億劫だったものがどんどん外に出るようになって、すごく喜ばれたご家族から手紙をもらったりもします。
本当にそういう意味ではもう幅がものすごく広がっているなと感じます。
だから大変なんだけど、喜んでいる人たちがいて、そこにちゃんと価値を生み出せているなら、大変でもやった方がいい。やり続ける意味があって。それを見ていて、また誰かがさらに引き継いで、いつかはやってくれたらいいかなって。私たちがいなくなってしまったらね、SKY Fes 自体が終わっちゃったら「終わっちゃったね」ってなっちゃうので、それが一番最大の夢。
―SKY Fes を継いでくれるようなアーティストが出てきてほしい?
HY 仲宗根泉さん)例えば60代、70代になっても自分で海外に電話して、「すいません、あの何々を35個」とか言うの大変じゃないですか。設営もそうですし。
沖縄のアーティストで同じ志を持ったり、受け継いでやってくれる方々がいれば。後々、たぶん30年後とかそれぐらいにはなりますけど、そんな方々がいれば一緒にやっていきたい。
またステージでも、結構沖縄のアーティストさんが出てきた時とかは、私たちもなんかすごく「うわーっ!」ってなるんですよ。 「沖縄めっちゃいい」みたいな。だから沖縄の良さもやっぱりさらに感じるというか、「ここに生まれてきてよかったな」「ここで SKY Fes というものを開いてよかったな」というのも毎年感じるので、お客さんもそれを感じに来てほしいなと思いますね。
「心の成長具合がグッと違う」子供たちに夢のきっかけを
―子供たちに夢を与えるという部分もすごく大きい一つのテーマだと思うんですけれども、今年はどういった取り組みをされるんですか?
HY 名嘉俊さん)毎年させてもらっているのが新聞記者体験だったり、あとはお店の接客とか注文を取ったりとか、いろいろあるんですけど。今回もムービー撮ったりとかでコンテストとかやったりとかをします。具体的に子供たちに夢を見つけるきっかけづくりのためにやっていたんですけど、そういう場所を設けてあげると、さらに参加しやすい。
ステージの裏側ってあんまり見られないので、With Children企画に参加した子供たちって結構出入りできるんですよ。目の前を好きなアーティストさんが通ったりとか、ましてやそのアーティストさんに質問できたりとか、確実にSKY Fes の前と後では絶対心の成長具合がグッと違うと思うので、with Children企画にはもうぜひみんなでこぞって参加してほしいなと思いますね。
メンバーが最高にかっこよく見えた瞬間
HY 新里英之さん)3日間、今回はより大変になるけど、前回すごく大変だったからこそ、もっとよくできるなというものも見つけたし。
メンバーが撤収作業でいろんなこの飾り付けを取り外している風景を見た瞬間、ステージに立っている格好よさよりも、そこがかっこよく見えたんですよ。 なんか。
HY 仲宗根泉さん)マネージャーが今ちょっと「それでいいのか?」みたいな顔している
HY 新里英之さん)こういう夢の場所をこのメンバーが作って、みんなここに乗っかって。 笑いが生まれる場所をこいつら作ったんだなって。だから続けたいって思う瞬間でもあった。
今年も大変だからこそ楽しみがそこにはたくさんあると思うので。 いつもSKY Fesって、ずーっと夢を見ているみたいなんですよ。それに触れに来てほしいなって思いますね。
HY 仲宗根泉さん)去年のSKY Fesは雨だったけど、逆に子どもたちも多い分、「じゃあもう泥ビッチャーになっていいよ」みたいな感じで、すごく皆さん雨なのを楽しんでいて。 それもなんか良かったよね。
もちろんみんな外で音楽を聴くなら晴れがいいけど、雨でもこのフェスってやっぱ楽しめるんだなっていうのを自分たちも見ていて再確認できました。どんな天気になっても楽しめますから来てください!って感じですね。
HYメンバーからのメッセージ
―開催を楽しみにしている皆さん、そして行こうかどうしようか迷っている皆さんにぜひメッセージをお願いします
HY 許田信介さん)子どもたちに特化したようなイベントなんですけども、でも大人が来たとしても、すごく夢ももらえるし、エネルギーもたくさん集まる場所なので、ぜひ来て楽しんでほしいなと思います。
HY 新里英之さん)本当に楽しいので、来てみないとわからないです。なので、本当に遊びに来てほしいなと思いますね。ハマると思います。そこから。
HY 仲宗根泉さん)来て。
もうこれだけです。待ってる。
HY 名嘉俊さん)みんなが言っているように3日間開催で、僕たちも楽しみながら色々会場設営して、なおかつ僕たち4人が「こういうフェスをやりたいんだ」と思って、「やりたい」ってなった瞬間に、すごくたくさんのスタッフさんが、もちろん設営も僕たちができないところまで全部やってくれていて。
本当にみんな両手広げて待っているので。一人でも全然楽しめるフェスだし、家族でも来てもいいし、フェス自体を大好きになってほしいなという思いを思い込めて僕たちは開催しているので、ぜひぜひ一度遊びに来てくれたら嬉しいなと思います。
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