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会場全体がひとつになって口ずさむその光景は…「玉城 千春」HY SKY Fes 2026 & Special Night
今年で開催7回目となる「HY SKY Fes 2026 & Special Night」が2026年3月20日(金)より幕を開けた。
DAY 1のSpecial Night 20:00から登場した「玉城 千春」のLIVEレポートを公開!
今回はSKY Fes史上初となる、3日間にわたるフル開催。主催・HYの想いに賛同し集結した、彼らを含む全21組の豪華アーティストたちが、この3日間でどんな奇跡を起こすのか。
HYメンバー自らが装飾を施した手作りの会場には、キャンプエリアから漂うBBQの香りと、遊具を駆けまわる子供たちの歓声が心地よく響く。ジャンルも世代も、そしてステージと客席の垣根さえも越えた表現者たちが交差する、楽園のような祝祭がいまはじまった。
初日は、次世代を担う若手から百戦錬磨のベテランまでが一本のタスキを繋ぐ、エモーショナルな幕開けとなった。広大な空の下で響く昼の熱狂と、夜の訪れとともに訪れるアコースティックセッション。
メインステージの興奮が冷めやらぬなか、観客は静かに「グリーンステージ」へ移動をはじめる。夜の帳がすっかり下りた空の下で、例年であれば前夜祭として行われてきたアコースティックライブが、今年も特別な時間を刻み出す。先ほどまでの熱狂とは対照的な、穏やかで濃密な空間。
ステージを囲む芝生に座り、夜風を感じながら開演を待つ贅沢。グリーンステージは、アーティストとの距離が圧倒的に近い。手の届きそうな場所に立つ彼らの息遣い、ギターの弦が擦れる繊細な音までもが、静寂のなかでダイレクトに伝わってくる。
照明に照らされたステージが、夜の闇に浮かび上がる。メインステージが「祭りの爆発」なら、ここは「心を通わせる対話」の場所。1日目の締めくくりに相応しい、美しい夜のライブが幕を開けた。
会場全体がひとつになって口ずさむその光景
会場を優しく照らすのは、無数のランタンが放つ温かな灯り。その幻想的な光に包まれて響き渡ったのは、誰もが一度は耳にしたことのある、世代を超えて愛され続ける名曲の数々だ。
イントロが流れるたびに、客席からは小さく、けれど確かな歓喜の吐息が漏れる。
アコースティック形式だからこそ際立つ、歌声の透明感とぬくもり。夜の潮風に乗って音と詞がゆっくりと広がっていき、観客は自然と、けれど大切に言葉を紡ぐように静かに歌いはじめた。
会場全体がひとつになって口ずさむその光景は、まさにこの場所がもたらす「安らぎ」を映し出すような、穏やかな感動に満ちていた。派手な演出はなくとも、心と心が歌を通じて溶け合っていく。そんな優しい時間に抱かれながら、SKY Fes初日の夜は深まっていった。
玉城 千春 セットリスト
M1 長い間
M2 命の樹
M3 Best Friend
M4 未来へ
かけがえのない時間を紡ぎ出した
歌そのものの力で心を満たしていった玉城千春のステージ。観客一人ひとりの記憶に寄り添うように響いたその歌声は、静かな夜の空気と溶け合い、かけがえのない時間を紡ぎ出した。
温もりに包まれたこのひとときは、SKY Fesの魅力を象徴する、美しくも忘れがたいワンシーンとなった。
撮影:G-KEN / 根原奉也 /仲本潤
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