毎月1回木曜日放送

経済のスペシャリストであるブルームーンパートナーズの方々をゲストに招いて、暮らしに関わる様々な経済トピックスを「グローバル」や「ローカル」というスコープ・視点で覗いていきます。

新型コロナの影響で呼びかけられている不要不急の外出・・・

2021年6月17日 伊波貢

県民は・・・
「外食は少ないです、うちで作る方が多くなりました」
「テイクアウトして家で食べることが増えた」

そんな中、巣ごもり需要で売り上げを伸ばしているのが・・・
唐揚げです!

実は今、コロナ禍にありながらも県内で唐揚げ専門店の出店が相次いでいるんです。

日本唐揚協会 八木宏一郎 専務理事
「色んな所で唐揚げが美味しく食べられるという意味では本当に戦国時代になっていると思います」
時は唐揚げ戦国時代!その背景を紐解きます!

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大城
「ここが知りたい沖縄経済、ブルームーンパートナーズのアイランドスコープ」です。

平良
経済のスペシャリスト、
伊波貢さんは別のスタジオからのご出演です。よろしくお願いします。

ブルームーンパートナーズ 伊波貢 代表
今回のテーマはこちら
『社会の変化が生む新たな需要』です。
コロナ禍で外食の機会が減る中、県内でも人気が高まっているのが唐揚げ専門店のテイクアウトです。
その人気の理由を探ってきました。

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那覇市銘苅にある唐揚げ専門店「たけ田商店」です。
伊波さん
「店内に入りますと唐揚げ独特の良い香りがしてきます。
メニューをご覧ください、こんなにたくさんあってどれを選ぶか迷いそうですね」

お昼や夕飯時には、客の列が途切れることはありません。

常連客は
「値段も手ごろだし、結構唐揚げもボリュームがあって美味しいので」
「週2とか週3くらいで」
「テイクアウトしておうちで食べるというのは増えた」

伊波さん
「まずお聞きしたいのが、なぜ唐揚げ店を始めたんでしょうか」

竹珠食品 具志堅昭士 代表
「元々のスタートは人材不足のために唐揚げ店を始めました」
「コロナの前から唐揚げ店は全国的に増えていたんですけど、人材不足、人不足が原因だったと思います」

具志堅さんは県内でつけ麺の店を複数運営していましたが、
作業工程が多く従業員の育成に時間がかかるなどの理由で
3年前から既存の店舗の一部を県内ではまだ少なかった唐揚げ専門店へとシフト。


味とボリューム、そしてリーズナブルな価格がウケて着実に業績をあげ、去年から続く巣ごもり需要が更なる追い風となりました。

竹珠食品 具志堅昭士 代表
「コロナ禍でも数字は落ちないですね、逆にあがっているというところが実際ですね」
「沖縄の方でも弊社がやっている唐揚げのブランドが今年に入って
4店舗オープンしている」

現在はフランチャイズを含めて県内10店舗、そして県外でも13店舗と
まさに「飛ぶ鳥を落とす」勢いです。

唐揚げの魅力を広く発信している日本唐揚協会の八木宏一郎専務理事は、
過去と同様唐揚げブームには社会情勢が密接に関わっていると話します。

日本唐揚協会 八木宏一郎専務理事
「2008年のリーマンショックの時に不況下の中で鶏肉、
そして唐揚げが需要が増えたタイミング」
「コロナ禍も同じように経済的に先が見えない中で唐揚げが見直された」

鶏肉は牛肉や豚肉に比べて安価で、なおかつ人件費も抑えられるので
新規オープンしやすく利益率も高い。

買い手としても安くで美味しい唐揚げを沢山食べられるため双方にメリットがあります。

たけ田商店ではこれを単なるブームで終わらせないためにも、
味の更なるブラッシュアップや2か月に1度のペースで
新メニューを打ちだすなど企業努力も惜しみません。
伊波さん
「聞くところによると居酒屋と唐揚げを提携させる構想がある?」

具志堅昭士 代表
「そうですね、コロナ禍で居酒屋がいま厳しいという面もあるので」
「唐揚げの立地と合うのであればそういう提案(フランチャイズ)もしていっています」
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伊波さん
「沖縄はケンタッキーフライドチキンの一人当たりの消費量が全国一で、
そのチキンが好きな県民性も唐揚げ専門店を始める動機の一つだったと
具志堅さんは話していました。そして味に加えて外観のインパクトと可愛らしい
キャラクターデザインを全面に打ち出すことでブランディングに成功しています。

大城
先見の明、コロナ禍でも業績を伸ばしているというのがすごいですよね

平良
2か月に一度新メニューを登場させる飽きさせない努力に脱帽ですね

伊波さん
そしてここからは唐揚げ戦国時代と言われる所以なんですが
最近は異業種からの参入が相次いでいるんです。

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県内で19店舗を構えるフレッシュプラザ・ユニオン。

総菜コーナーでは買い物客がある商品に興味津々の様子・・・

買い物客は
「カラッと揚がっているからすごく美味しそう。匂いにそそられて」
「(家で)缶ビールあけながら美味しそうなつまみになりそうだなと思って買ったんです」

台湾風ですから揚げは、
台湾料理でよく用いられる八角やシナモンを使って台湾風に味付けした新商品で、
日本唐揚協会が開いた「からあげグランプリ」では金賞に輝きました。
ユニオン 総菜バイヤー 兼田昌彦さん
「この1年コロナの問題でなかなか旅行に行くことも出来なくて」
「その中で何か食の面からハッピーになってもらいたいなという想いでやっています」

そのほかにも、大手ファミリーレストランのガストでは
唐揚げ専門店「から良し」のメニューを展開していて、
店内・テイクアウトどちらにも対応しています。
日本唐揚協会 八木宏一郎 専務理事
「色んな所で唐揚げが美味しく食べられるという意味では本当に戦国時代に
 なっていると思います」
「家庭内でテイクアウトデリバリーの流れは続くと思いますので、
もうしばらくはこの勢いが続くと読んでいます」

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伊波さん
ユニオンでは今後はこの唐揚げをアレンジして
中華料理のユーリンチーにするなど更なる展開を見据えています。

大城
唐揚げは色んな味つけが出来るので飽きがこないのもポイントかもしれませんね
さて伊波さん、今回のテーマから見えてきたことはなんでしょうか。

伊波さん
「時代変化を読む力が大事」
ここ数年、人手不足、新型コロナ感染拡大、テイクアウトシステムの変化など県内の飲食業環境は大きく変化しています。ブームはその時代の波を捉えたもの、どの業種でも変わる勇気が今求められているのかもしれません。

平良
変化に対応したものが生き残るということですね。
伊波さん今日はどうもありがとうございました。




 

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