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OKITIVE編集部

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売上6倍・年商1億円へ 沖縄で愛され続ける「ブエノチキン」二代目が語る試行錯誤と家業承継のリアル

沖縄で日々生まれる新しいビジネスと、挑戦を続ける企業の“いま”に迫る経済トーク番組
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』(沖縄テレビ 毎週土曜午前11時20分放送)

今回のゲストは、「世界のブエノチキン合同会社」・浅野ブエコ朝子さん。
沖縄のソウルフードとして長年愛される「ブエノチキン」の誕生秘話や、家業承継の裏側に迫る。
1982年、浦添市で創業したブエノチキン。二代目として家業を継いだ浅野さんが社長に就任して以降、売上は約6倍に成長し、年商1億円を突破した。
しかし、その歩みは決して順風満帆ではなかった。
沖縄を代表するローカルグルメの裏側には、数々の試行錯誤と葛藤があったという。

番組進行はタレントEMIKAさん(画像左)と沖縄テレビ稲嶺羊輔アナウンサー(画像右)

目次

唯一無二の味、その秘密と誕生の物語

「よろチキンです!」と元気よくスタジオに登場した浅野ブエコ朝子さん。
ブエノチキンは、お酢とニンニクベースの秘伝ダレに県産若鶏を漬け込み、じっくり焼き上げる丸焼きチキンが人気だ。

店の始まりは、浅野さんの父親が経営していたフライドチキン屋が上手くいかなかったことだった。
鶏肉業者から「浦添のブエノチキンが売りに出ている」と紹介され、試食した両親が「この味はいける」と確信し、40年以上前に丸焼きチキン店へ転身した。
現在、浅野さんが運営するのは浦添の一店舗のみ。元祖・普天間店とは、別々の店として暖簾を守りながらも、「仲良く情報交換しながらやっている」と浅野さんは語る。

広告代理店から家業へ。給料5万円からの再スタート

浅野さん自身、当初は家業を継ぐつもりはなかった。
一人っ子としてチキンと共に育ちながらも、県内の大手広告代理店でコピーライターとして8年間働いていた。
転機となったのは、クリスマスを前に、両親が「今年はフルで働けないから売上が減りそう」と話しているのを聞いたこと。
「その時、自分の出番だと思った」と振り返る。
しかし、両親は後継ぎになることに大反対。
「給料5万円でもいいなら入りな」という条件で、浅野さんの新たな挑戦が始まった。

売上6倍の裏にあった「赤字」の5年間

家業に入った浅野さんが直面したのは、来客数による“製造のムラ”だった。
急に客が増えても焼き上がりには2時間かかり、逆に焼きすぎれば売れ残る。
そこで始めたのが通販とイートイン。売上は約6倍に成長した一方、梱包費や人件費などのコストが膨らみ、5年間赤字が続いたという

一店舗経営にこだわる理由。「丸焼き界のもんぱちになる」

売上も伸び、ブランド力も高まる中で、多くの経営者が考えるであろう店舗展開やフランチャイズ。
しかし、浅野さんはその道を選ばなかった。

「無理をしないような経営スタイルを発信していきたい」
店舗数を増やすのではなく、“一店舗の価値”を高めることに注力。
スタッフ一人ひとりに目が届く環境を大切にしている。
目指しているのは「ローカルスター」だ。
「丸焼き界のMONGOL800になりたい。力が抜けているのに、ずっと愛され続ける存在を目指したい」
地元に愛され、その口コミで観光客が訪れる。そんな循環を大切にしたいという。

親子だからこその難しさ。事業承継を乗り越えた秘訣

沖縄でも課題となっている後継者不足。浅野さんは、家業承継の秘訣について「お互いに少し引くこと」だと話す。
家業に入った当初は、自分が引く立場だった。
そして今は、経営を任せる側になった両親が歩み寄ってくれている。そのバランスが大切なのだという。
さらに、「自分が何のために継ぐのか」を明確にすることも重要だと語る。
「私は、親の幸せを育みたいと思って後を継いだので」
その言葉には、家族への想いと経営哲学が込められていた。

番組では、現在開発中だという新商品「鶏皮ジャーキー」も本邦初公開。
V字回復の裏にあった試行錯誤、そして沖縄のローカルスターを目指すブエノチキンの未来とは。

詳しい話は、番組『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』で。
毎週土曜 午前11:20~11:45 沖縄テレビにて放送中

毎週土曜午前11時20分放送(沖縄テレビ)「OKINAWA BUSINESS FRONTLINE(オキナワ ビジネス フロントライン)」

沖縄で日々生まれる新しいビジネスと、挑戦を続ける企業の“いま”に迫る経済トーク番組『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』。沖縄を舞台に、県内の有名企業や注目企業のキーマンがスタジオに出演。ここでしか聞けない経営の裏側や戦略など、トークと取材映像を交えて分かりやすく伝える。
過去の放送もご覧いただけます。

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