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ぐしけんさん

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「骨が袋を突き破る!」3年間の試行錯誤で生まれた、あの琉球料理レトルトの秘密をぐしけんさんが工場で直撃

沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する「ぐしけんさん」。今回は、ハムやソーセージ、そして全国に琉球料理の味を届けるレトルト食品で知られる沖縄ハム総合食品株式会社(通称:オキハム)を訪問!工場見学から試食まで、オキハムの魅力をたっぷり堪能しちゃったよ。

目次

「俺が世界チャンピオンになった頃からの付き合いだよ!」〜オキハム、実は50年の歴史あり

読谷村にあるオキハムの本社に到着したぐしけんさんと、アシスタントの澪花(みおか)ちゃん。真っ先に目を引いたのは、その存在感たっぷりの工場の規模感。「そりゃあ、もうよく目立つね」とぐしけんさんもびっくり顔だ。
まず案内されたのは会社の歴史コーナー。迎えてくれたのは、代表取締役社長の長濱徳洋さん。穏やかな笑顔で迎えてくれたが、ぐしけんさんは年表パネルを見た瞬間からテンションが上がりっぱなし。
「何代目ですか?」とぐしけんさんが聞くと、「私で四代目です」と社長。すると、ぐしけんさんの目がキラリ。「私はもう初代の会長とお会いしてるんですよ!1977年とかね。俺が世界チャンピオンになった頃だから!」
豪快な自己紹介だけど、よく考えたらこれがすごい事実で。オキハムは今年で創業49年、来年2月にはいよいよ50周年を迎えるということ。そしてぐしけんさんも今年ちょうど世界チャンピオンになって50年というから、もうこれは運命としか言いようがない!
「オキハムとお祝いしなくちゃいけないな」とぐしけんさん。「一緒にやりたいですね!」と社長も笑顔で応じていた。

「もったいない」精神から生まれた、オキハムの原点

オキハムは1977年(昭和52年)8月、名護市からスタートした。きっかけは「もったいない」精神だったというのが、なんとも沖縄らしい。
社長が教えてくれたのは、創業者・長浜徳松さんのエピソード。豚肉のロースなど、人気の部位以外のいわゆる「未利用原料」がたくさん余ってしまっていた当時、「この部位がもったいない、加工品にして販売しよう」と始めたのがオキハムのハム製造だったんだって。
そして1981年には本社を読谷村に移転。そのタイミングでスタートしたのが、今や全国で愛されるレトルト食品事業だ。

そして1986年には、創業者・長浜徳松さんがハムとソーセージの品質をさらに上げようと、なんとドイツからマイスターを招聘!「メルツァーさん」という本場の技術者を呼んで、製造技術を一から磨き上げたというから、そのこだわりが半端じゃない。
みおかちゃんが「ドイツから?」と目を丸くしたのも当然で、オキハムのハムやソーセージにはちゃんと理由があっておいしいわけだ。

「え、すっぽんも養殖してるんですか!?」〜意外すぎる事業にぐしけんさん仰天

会社の歴史を聞いていたぐしけんさんが、ふとパネルの一部に気づいた。「このすっぽんも扱っているのですか?」
そう、オキハムはなんとすっぽんの養殖もやってるんだよ!しかも、会社の敷地内と本部町の一部でしっかり育てているというからびっくり。
「沖縄のほうが繁殖期間が短く済むので、創業者がここで育てたほうが優位性があるということで」と社長が説明すると、ぐしけんさんは「温かいから育ちがいいんだね」と納得の表情。
「初めて知った、すごい!」とみおかちゃんも驚いていたけど、確かに、ハム屋さんがすっぽんを養殖してると思う人はなかなかいないよね(笑)。このすっぽんは現在レトルト食品になっているほか、施設内のレストラン「オキハムキッチン」でも食べることができるんだって。

1日10〜14トン!ハム工場の圧巻スケールに「豚何匹かな…」

歴史を学んだあとは、いよいよ工場見学へ!まず向かったのはハム工場の製造部。

工場内では、ミンチされた原料肉をミキサーに投入する工程が目の前に広がっていた。

ワゴン1台でなんと約150キロ。それが次々と運ばれていく光景に、「あんな大量の肉の塊、見たことない!」と絶句。
1日の製造量を聞くとさらに驚きが止まらない。なんとハムとソーセージ合わせて1日10トン〜14トン。そのうちソーセージだけで8〜9トンを製造しているというから、スケールが桁違い。ぐしけんさんが思わず「豚何匹かな…」とつぶやいたのが、もう全員の気持ちを代弁してた(笑)。

「なんでポキッてなるの!?」〜でも言えない、あの食感の秘密

工場見学でぐしけんさんが一番気になったのは、オキハムの看板商品のひとつ「ポキポキウィンナー」の秘密。
「ポキッと割れるじゃないですか、あの食感がいいんだよね」とぐしけんさんが言うと、比嘉さんは苦笑いしながら「それは言えないんですよ、これは」と即答。
「え、言えないんですか!?」とみおかちゃんがつっこむと、ぐしけんさんも「これが聞きたいのよ!なんでこうなるかっていうのが」と、まさかの二人が同じ気持ちであることが判明(笑)。

「骨が袋を突き破る!」〜3年の試行錯誤で生まれたレトルト琉球料理

続いてはレトルト食品工場へ。案内してくれたのは前城さん。工場に入ると、あの沖縄の定番料理が次々と目の前で作られていく光景が広がっていた。

はじめは、「中身汁」の製造ライン。中身(豚の内臓)が手作業でパウチに入れられていく様子に、ぐしけんさんもみおかちゃんも「すごい!手作業で!」と驚きの声。
1日の製造個数を聞くと、中身汁だけで1日5000個。もちろんこれは全国に向けて出荷される量だ。

みおかちゃんから核心に迫る質問を。「レトルト食品を作るのは難しかったですか?」
前城さんの答えが衝撃的だった。「骨付きの商品を作る際に、骨がパウチを突き破ってしまうことがあったんです」。
そう、ソーキやてびちなど、沖縄料理の定番は骨付き肉が多い。その骨の鋭い部分が薄いパウチ袋を傷つけてしまい、商品化が難しかったというわけ。パウチの厚みを変えたり、骨のカットの仕方を工夫したりと、創業者を含む諸先輩方が試行錯誤を重ねること、なんと3年間。
その3年間の苦労があったからこそ、今私たちがスーパーで手軽にソーキ汁を買えているんだよね。

「いい匂い!」〜タコライスのレトルトも作っちゃってました

工場の奥では「これはですね、タコライスの元となります」と前城さんが指差したのは、タコライスが大量に製造されているライン。
「あ、タコライスって書かれてる!大好きです!」とみおかちゃんが目を輝かせると、ぐしけんさんも「タコライスも人気だもんな」とうなずいた。
漂ってくるスパイスの香りに「うわ、いい匂いする!おいしそう!」と二人のテンションが急上昇。タコライスを手軽に楽しめるタコミートのレトルトは、タコスやサンドイッチにも使えるということで、お土産にも最適な一品なんだって。

「骨も食べられる!」「ビールの友!」〜試食タイムは笑いが止まらない

工場見学のあとは、いよいよお楽しみの試食タイム。

ぐしけんさんは工場見学中からそわそわしていて、「ずっと我慢してたよ、食べたくて食べたくて」と告白。工場の中で手が伸びそうになっていたのはみんな気づいてたよ(笑)。
テーブルに並んだのは、ソーキ汁、手引き汁、そしてポキポキウィンナーのレギュラー・チーズ入り・プレミアムの3種類。

まずはソーキ汁から。一口すすった瞬間、ぐしけんさんは「ああ、おいしい!濃厚だな。出てますな、スープがよく」と大満足の表情。みおかちゃんも「レトルトなのに、こんだけのうまみがちゃんと出て残ってるって、ほんとにすごい」と感動。
実はこのソーキ汁、原料が工場に届いてから商品になるまで5日間かけて丁寧に作られているんだって。カットやボイルなど複数の工程を経て、かつおや昆布などの出汁をしっかり効かせた味わいに仕上げているそう。細かい詳細は「企業秘密」とのことだけど(笑)。

続いてぐしけんさんが待ち望んでいたてびち汁へ。口に入れた瞬間、「プリプリ、とろとろとけてる!」と目を細める。「油も甘みがあるんだ、これ。コラーゲンたっぷりだよ!」と大興奮。
そして思わず笑いを誘ったのが、「骨も全部食べられる」と言い出したぐしけんさん。「大きいものは出してくださいよ!」と!みおかちゃんがあわてると、「ちっちゃい骨のことを言ってるの!大きいのはさすがにだめだけど」と弁解するぐしけんさん。でも結局おいしそうに食べてたから、つっこんでも無駄だったかも(笑)。

「ビールの友!」「ワインだよこれ!」〜ポキポキ3種の食べ比べが大盛り上がり

メインのお汁を堪能したあとは、ポキポキウィンナーの食べ比べへ。ぐしけんさんが一口かじると「ポキッ」という音が響いて、「あ、音がやっぱ出るね!ポキッ!」と顔がほころぶ。

「これは昔ながらの味。ビールの友!僕の友達!ビール、泡盛、焼酎、全部合う!」と畳み掛けるぐしけんさん。ポキポキウィンナーへの愛が深すぎる(笑)。
チーズ入りを食べると今度は「これはワインだよ!ワイン!」と食べ合わせを変えてくる。みおかちゃんも「チーズが入ることでちょっとハッピーになります」と笑顔。お客さんの声から生まれたというチーズ入りウィンナー、まさに「みんなが食べたかった味」なんだろうな。
そして最後のポキポキプレミアムは、ひとまわり大きなサイズで食べ応えも格別。「ボリュームが全然違う!噛むたびに肉汁がすごい!これはご飯にも合うね、弁当に入れてもいいね!贅沢だ!」とぐしけんさんのテンションはMAXに。
ポキポキプレミアムはウィンナー独特のクセが少ないため、ウィンナーが苦手だったお子さんがこれを食べて好きになったという声もあるんだとか。大人向けかと思いきや、実はファミリーにも嬉しい一品というわけだ。

オキハムが支える、沖縄の食と文化

見学と試食を終えたぐしけんさんは、しみじみと「とにかくすごい量だね。てびち、ソーキ、家で時間かけてスープ作らなくても、あれで十分ですよ」。
忙しい毎日の中でも、ソーキ汁やてびちをスーパーでパッと手に取れる。そんな日常を支えているのが、50年近くにわたって琉球料理のレトルト化に取り組んできたオキハムなんだよね。
工場に併設されたショップにはハムやウィンナー以外にも、イカ汁などさまざまな琉球料理のレトルトが並んでいるので、お近くに来たらぜひ立ち寄ってみてね。お土産にも間違いなし!

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