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「生地のスーパーしゃりま」と「ピレトリン」は同じ会社!世界の逸品を沖縄へ届ける紗利真の挑戦
「生地のスーパーしゃりま」「安心、安定のピレトリン」――沖縄県民なら一度は耳にしたことがある、おなじみのCM。その二つが実は同じ会社の商品だと知る人は、意外と少ないかもしれない。
生地の販売から始まり、殺虫剤、さらにはイタリア産のオリーブオイルやワインまで。幅広い事業を展開する企業、それが株式会社 紗利真だ。
1966年、沖縄が米軍統治下にあった時代に創業し、約60年にわたり県民の暮らしを支えてきた紗利真。その歩みと、「世界の一品を沖縄へ」という理念に込められた思いとは。
沖縄テレビで放送中の経済トーク番組『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』では、創業者を父に持ち、兄・仲本朝洋社長とともに会社を支える執行役員・仲本純子さんを迎え、紗利真の魅力に迫る。
目次
創業60年、生地とともに歩んできた紗利真の原点
株式会社紗利真は1966年6月、仲本純子さんの父・英征さんと祖父・朝英さんによって設立された。創業当初から貿易事業を軸に、医療資材や生地の販売をスタート。本土復帰前は普天間基地前に店舗を構え、アメリカ軍関係者やインドからの来店客でにぎわっていた。
「サリー姿で来店されるお客様も多く、それを見るのを楽しみにしていた方もいたそうです」と純子さん。当時の紗利真は、海外の文化や商品に触れられる場所でもあった。
創業以来の柱となっているのが生地事業だ。世界各国から約1万点もの生地を取り寄せ、「自分らしい一着を作りたい」という人々の思いを支えてきた。現在も売上の約7割を占める主力事業となっている。
生地店が殺虫剤を販売?「ピレトリン」誕生秘話
生地の会社が、なぜ殺虫剤「ピレトリン」を扱うようになったのか。
その背景には、創業者・英征さんの行動力があった。英征
もともとアメリカ軍の携帯用殺虫剤だったピレトリンに着目したさんは、アメリカ本土へ渡りメーカーと直接交渉し、沖縄での販売権を獲得した。
「当時だからこそ取得できた権利で、今では同じことは難しいかもしれません」と純子さん。
除虫菊由来の天然成分を使用し、特徴的な香りには使いすぎを防ぐ役割もあるという。
「沖縄にないなら、自分たちで」オリーブオイルとワインへの挑戦
近年、紗利真が力を入れているのがイタリア産オリーブオイルとワインの輸入販売だ。
きっかけは、イタリア出身の夫・ルカさんだった。
「沖縄ではなかなかオリーブオイルが手に入らず、それなら自分たちで輸入しようと思いました」と純子さん。
現在は、生産者と直接対話し、品質を確かめながら商品を厳選。
現地へ足を運び、新たな商品や生産者との出会いを大切にしている。
逆境の中でも挑戦を続ける、創業100年への思い
円安や物価高騰は、輸入を主力とする紗利真にとって大きな課題だ。
それでも純子さんは、「苦しいと考えるのではなく、その中でどんな楽しいことができるかを考えています」と前向きに語る。
店舗別館ではミニカフェも展開し、食や文化を体験できる場づくりにも挑戦。
今後はピレトリンのリニューアルや飲食事業の拡充も視野に入れている。
「父が築いた紗利真という土台を兄とともに守り、地域に貢献しながら創業100年を目指していきたい」
生地、殺虫剤、そして食文化へ。事業は変化しても、「沖縄に世界の良いものを届けたい」という創業以来の思いは変わらない。
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』
毎週土曜 午前11:20~11:45 沖縄テレビにて放送中
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