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ぐしけんさん

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財布は封筒!?ぐしけんさんが那覇・浮島通りで笑いと感動の散策旅

沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する『ぐしけんさん』。今回は那覇にある浮島通りを舞台に、レトロな雑貨店、オリジナル革製品のショップ、世界一の名を冠したアップルパイ、そして昼から楽しめる本格ワインバーと、個性豊かなお店を巡る「浮島通りの歩き方」をお届け!

目次

「暑さには負けないぞ!」ぐしけんさん、浮島通りへ

那覇市内のど真ん中、神里原通りから国際通りまでおよそ600メートル続く浮島通り。昔ながらのお店が残る一方で、古着屋、雑貨店、カフェなど新しいお店もあるユニークなエリアだ。
実はぐしけんさん、浮島通りをちゃんと歩いたことはほとんどなかったのだという。「車で通ってるから、ここ」と言うぐしけんさん。車窓からは何度も眺めてきたこの通りを、今日は足を使ってじっくり探索する。さあ、どんな出会いが待っているのか!

「返還前からの物もありますね」——レトロ雑貨の宝庫、じーさーかすへ

最初に訪れたのは、浮島通りにある「雑貨店 じーさーかす」。入口から漂ってくる昭和の空気感に、ぐしけんさんの目がキラキラし始める。
お店のスタッフ・新嘉喜さんが出迎えてくれた。「じーさーかす」は主にレトロな雑貨を取り扱っていて、食器やなんと!サイダーも置いているのだとか。品揃えは80年代のものから比較的新しいものまで幅広く、「掘り出し物が結構たくさんあって、飽きないお店です」と笑顔で紹介してくれた。

そして特におすすめとして紹介してくれたのが、ジュークボックス、メンコ、そしてピンバッチだ。

「これね、喫茶店の中によく置いてあったな」——40万円のジュークボックス

「これね、俺らの時代は喫茶店の中によく置いてあったな」と、ぐしけんさんが懐かしそうに話す。中に入っているレコードを覗き込むと、ちあきなおみさんの「喝采」から「はいさいおじさん」まで。
ぐしけんさんは嬉しそうにハイサイおじさんを口ずさみ、その場を和やかな笑いで包んだ。
気になるお値段を聞いてみると……「中に用意されてるレコードも含めて40万円になります」。ドーナツ盤レコードが50枚ほど入って、まだ動く状態というのだから驚きだ。ぐしけんさんも「これ欲しい人は欲しいよな」と納得の様子。まさに一点物の宝物、気になった人は早い者勝ちだよ!

じーさーかすは時期によって品揃えが変わるため、いつ訪れても新しい掘り出し物に出会えるのが魅力。
昭和世代はもちろん、レトロブームに乗っている若い世代にもおすすめのお店だよ。

「財布は封筒です」——衝撃の告白からレザーショップへ

Gサーカスを後にして次のお店へ向かおうとしたところで、アシスタントがぐしけんさんに思わぬ質問を投げかけた。「ぐしけんさん、財布、何使ってるんでしたっけ?」
返ってきた答えに、思わず耳を疑った。
「財布じゃないですよね。封筒ですね」
……封筒!?ぐしけんさんは「ここに入れて、千円札とかね」と言いながら白い封筒を取り出し、軽やかに折りたたんでみせた。「使いやすいんです、軽い」と本人はいたって真剣な様子だ。

確かに軽さは認めるとして……でもお釣りが落ちてきたら大変じゃないか、というツッコミも自然と湧いてくる。「ここから落ちてきたら、こうチェリンって」とぐしけんさん自身も苦笑いしながら認めていた。
そんなぐしけんさんのために、案内してくれたのが、すぐ近くにある「Leather shop anshare」。オリジナルの革製品を手作りしているお店だという。

「これ、ください」——封筒から革財布へ、まさかの即決

お店に入ると、笑顔がまぶしい川満さんが出迎えてくれた。ぐしけんさんが「東京の方かなと思った」と言うほどの都会的な雰囲気の持ち主で、沖縄出身と聞いて「肌が白くておしゃれ」と感心していた。
anshareは浮島通りに3店舗を展開していて、それぞれで扱っている製品が異なるのだとか。1号店はお財布・カードケース・名刺入れ・カメラストラップ、2号店はバッグ・アクセサリー・ベルトなど身に着けるアイテム、3号店はキーケースを中心にペンケースや眼鏡ケースなどの雑貨系と、それぞれ専門の職人さんが1つ1つ手作業で作っているというこだわりぶり。

封筒財布のぐしけんさんのために、最初に見せてくれたのはシンプルなお札入れ。ぐしけんさんが手に取ってみると「軽い!」と目を輝かせた。色のバリエーションも豊富で、使い込むほど渋い色味に変化していくというのも革製品ならではの魅力だ。
続いて紹介されたのが、小銭入れとカード入れが上下に分かれた設計の「小さな長財布」。カードと小銭が重ならない分、薄く持ち歩けるように設計されているのだという。

「薄くて……これ、ください!」
ぐしけんさんの即決に、その場が一気に盛り上がった。封筒から革財布へ、歴史的な瞬間だ(笑)。

「タウンのパイはもう沖縄でしか食べられないな」——世界一のアップルパイ

革財布をゲットしてご満悦のぐしけんさんが次に向かったのは、その名も「世界一のアップルパイ 沖縄ミレメーレ」。なんとも大胆なネーミングに、ぐしけんさんも「すごくない?」と思わず声を上げた。
名前の由来を聞いてみると、数々の世界大会で優勝したシェフ、マルコ・パウロ・モリナリさんが考案したアップルパイだから「世界一」なのだという。「そこから付いたんですね」と納得。

そしてこのお店では、沖縄でしか味わえない特別なメニューがある。それが「世界一の琉球タームパイ」だ。大城さんにすすめられた瞬間、ぐしけんさんの目がキラッと光った。「やっぱりタームパイ。食べたかったんだよ、タームっていうの」と嬉しそうに声を弾ませる。

ふたりで「いただきます!」と口に運んだ瞬間、どちらからともなく「サックサク!」という声が出た。ぐしけんさんも「サクサクだ。生地もうまいね。タームもしっかりしてるわ」と笑顔が止まらない。
このサクサク感の秘密を聞くと、「オーブンで2度焼きしています」とのこと。厳選した小麦粉を使ったパイ生地を2度焼きすることで、あの軽くてパリッとした食感が生まれるのだという。田芋(ターム)は金武町産のものを使っていて、ほどよい甘さが生地とベストマッチ。
「これはもう最高の友達だな、俺の。タームのパイは沖縄でしか食べられないな」
ぐしけんさんから”友達認定”をもらった琉球タウンパイ。沖縄店のみでの販売なので、沖縄を訪れた際にはぜひ食べてみてほしい。お土産にも最高だよ!

「口の中でふわーっと違う」——昼飲みできるワインショップで感動の一杯

浮島通りの締めくくりにふさわしいお店が待っていた。それが「WINE SHOP ツチト イブキ」だ。
実はぐしけんさん、ワインがかなりお好きな方で、月に1回は栄町のワインがあるお店に行くのだとか。そんなぐしけんさんに、「昼の12時から開いてるお店があるんです」と告げると、「昼の12時!?」と目を丸くした。夜8時までという営業時間を聞いて「夜はちょっと短いね」と言いかけたところで、「文句言わないでよ(笑)」とすかさずツッコミが入った。

「ツチト イブキ」はワインショップとして12時からオープンしていて、14時からは「角打ち」として店内でワインを楽しめるようになるのだとか。ただし角打ちは木・金・土・日曜の週4日限定。グラスで30種類ほどのワインを開けているというから、本格的だ。

「笑顔が大事だ」——ぐしけんさんのワイン哲学が炸裂

ぐしけんさんの好みを聞くと、返ってきた答えが「好みはまず笑顔が大事だ……笑顔」。
「噛んだじゃないですか、今!大事なところで!」とツッコミが入り、その場が笑いに包まれた。気を取り直してもう一度聞かれたぐしけんさん、「少し濃い色が好きですね。濃いめ(フルボディ)が好きです」とちゃんと答えてくれた(笑)。
用意されたのが、「バルディガ」というワイン。ヴィンテージは2012年。樹齢100年のバルベーラという品種から作られた、一本だ。
一口味わった瞬間……「すごい」と静かにつぶやいた。「口の中でね、ふわーっと。違う」
その言葉が全てを物語っていた。酸化防止剤も一切入っていないというこのワインは、普段ぐしけんさんが飲んでいるものとは明らかに異なる深みがあったようだ。

「いいワインって、ちょっとしか入れないよね」「みんなどこでもワイン飲むのに、ほんとにちょっと。ここまで入れないのよ、不思議だよね」と言いながらも、その一口に大満足の様子だった。

「いやー、ここいいね」——ぐしけんさんが語る浮島通りの魅力

国際通りから少し足を伸ばすだけでたどり着ける浮島通りには、観光ガイドには載っていないような個性的なお店がずらりと並んでいる。昭和のレトロから本格ワインまで、その振り幅の広さこそがこの通りの魅力だ。那覇を訪れた際は、ぜひ一度ゆっくり歩いてみてほしいな。きっと自分だけのお気に入りの場所が見つかるはずだよ!

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