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OKITIVE編集部

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プロ注目の“本格派右腕”仲地礼亜は 沖縄の大学球界史上No.1ピッチャーとなれるか【沖縄発 野球応援企画】

沖縄セルラースタジアム那覇で投げる仲地礼亜|okitive
プロ注目の“本格派右腕”・仲地礼亜(なかちれいあ)

野球王国沖縄の新たなスターの原石に迫る!シリーズ企画!

甲子園に出場する学校は母校でなくてもテレビを囲んで皆で応援。
球春到来を告げる県内各地でのプロ野球春季キャンプも毎年大盛況。
そんな野球熱の高いウチナーンチュの皆さん必見!
OKITIVEでは、沖縄県出身のアマチュア野球界の有望選手を不定期シリーズで紹介していきます。

仲地礼亜(沖縄大学)
2001年2月15日生/沖縄県読谷村出身
古堅南クラブ-南スウェルズ-北谷ボーイズ-嘉手納高校-沖縄大学
投手/180㎝・80㎏/右投右打

最速151㎞/hのストレートとカーブ、スライダー、フォーク、カットボール、チェンジアップ、ツーシームと多彩な変化球を武器に緩急を織り交ぜ、高い奪三振能力を誇る先発型ピッチャー。

東京六大学野球連盟、東都大学野球連盟、関甲新学生野球連盟など大学野球のステージで頻繁に話題に上がる主要リーグでの活躍を見せ、プロの舞台に羽ばたいていったウチナーンチュは多くいるが、県内大学に所属しながら直接ドラフト指名を受け“プロ野球選手”となった人物はいまだかつて存在しない。

県内大学から輩出する史上初めてのドラフト指名でのプロ野球選手となれるか…
そう注目されているのが、沖縄大学のエース “仲地礼亜” 

昨年、大学野球の全国大会「全日本大学野球選手権大会」で愛知県の強豪、名城大学を相手に8回1失点8奪三振の好投を披露しブレイク。今年に入ってからも全国大会出場を懸けた九州大会で、九州の猛者たちを相手に二桁奪三振を奪い勝利する快投を演じるなど、一躍、ドラフト候補に名乗りを挙げたのである。

沖縄の大学球界屈指の右腕に話を聞き、その姿に迫った――――

インタビュ―に答える仲地礼亜|okitive

――本日は宜しくお願いします。
まずはじめに仲地投手自身が感じているご自身の強みは何でしょうか?

仲地
「まっすぐ(ストレート)だと思われがちですけど、変化球をどんどん使っていって変化球で空振り取ったりするタイプだと思っています。まっすぐに自信がないわけではないですけど、どっちが自信あるかって言われたら多分変化球になると思います。」

――昨年は全国の舞台で飛躍した中、今年は残念ながら九州予選で全国への切符を逃した。今練習で取り組んでいることは何でしょう?

仲地
「昨年、全国を経験して自分はまだまだ全部足りないのかなと感じました。(全国レベルの投手は)まっすぐが皆強かったので。変化球だけなら全国を相手にも悪くはないなと思ったんですけど、そこ(ストレート)で比べた時にやっぱり差を痛感した。そこで結構意識が変わってまっすぐで良いボールが投げられるようにと考えるようになった。変化球が活きる為にもまっすぐを磨いていかないといけない。練習で意識しているのは直球の質や回転数。伸びがあるようなボールを投げられるように色々工夫品しながらやっています。それにスピードが付いてきてくれたらいいかなと。」

――具体的にストレートの改善のために取り組んだことは?

仲地
「最初は試合でも変化球を投げないで、まっすぐだけで抑えられるようにという意識で臨みました。言いかたは良くないかもしれないですけど沖縄県内での試合だったらまっすぐだけでどうにか抑えていけることを目標とした。実際そうはいかないとは思うけど試合でも多めに投げるようにという意識で取り組んでいました。」

――まっすぐを中心に磨いていく中で、この春、MAX(最速)を更新した。

仲地
「(全国大会への出場を懸けた九州大会に向けた)沖縄県予選前の練習試合とか、石川杯という社会人も混ざる大会では、MAX151km/hに更新しました。練習試合を含めて、今のところ3、4回計測しましたね。」

バッテリーとハイタッチをする仲地礼亜|okitive

――スピードだけが全てではないですけど、取り組んだ事が成果として表れてきた。仲地投手のこの先の目標は何でしょうか?

仲地
「近いところでいったら、秋の神宮(全国大会)に出場して全国の舞台で今度は勝てるように頑張っていきたいです。その先の目標はドラフトでかかってプロの舞台で活躍できるように。トレーニングも結構きついんですけど、それを見据えて頑張っています。」

――プロ野球を意識した瞬間はいつですか?

仲地
「昨年の全国が終わってからです。そこまではあまり意識はしていなかったです…。むしろ「自分が?」って思っていた方なんで。結構今も疑っている方なんで(笑)。その時から(プロを)意識してやるだけやってみようかなと。だまされたと思って。
今はできるだけやって活躍できるように。結果としてプロという事が付いてきてくれたら」

東京ドームで行われた全日本大学野球選手権で投げる仲地礼亜|okitive

――将来的にはどういう選手になっていきたいですか?

仲地
「みんなに憧れられる選手になりたい。目標とされる選手です。自分、あの人が好きなんですよ(北海道日本ハムファイターズの)金子千尋選手が。なんかひょうひょうと投げているじゃないですか。ああいう感じに見てもらえたらいいなと思っています。体が大きいわけでもないけど投げているボールが凄いじゃないですか。ああいうタイプになりたいなと思って動画とか見ていました。変化球とかまねようとしていました。自分には難しかったですけど(笑)」

⚾仲地礼亜の『俺を育てた “地元メシ”』

仲地家の食卓に並ぶ 自家製“マグロの握り” (写真提供:仲地礼亜投手)|okitive
仲地家の食卓に並ぶ 自家製“マグロの握り” (写真提供:仲地礼亜投手)

父親が鮮魚の仲卸業者で、幼少期からマグロを食べていたという仲地投手。
180cmの体格は、たんぱく質が豊富で脂肪分の少ないマグロで出来ていると話す――

インタビューに受け答えする仲地礼亜|okitive

仲地
「今もほぼ毎日食卓に出てきます。さしみで出てきたり、魚を結構食べていました。マグロじゃなくても大体魚が出てきます。最近美味しそうなのが出たので、写真を撮ってたんですよ(笑)お父さんが解体を頼まれて、御礼に貰ったそうです。毎日出たら嫌いになるとかいうじゃないですか、自分はむしろ毎日出てほしいくらいです(笑)でも回転寿司とかいったらマグロは食べないんですよ。違うネタを食べます。マグロはなんだか家で食べる方が美味しいので!」

⚾野球で夢を叶えて“恩返し”

マウンドで構える仲地礼亜|okitive

仲地
「両親には感謝したいと思っています。中学生の頃は、地元読谷村の中学の軟式チームではなく遠く離れた北谷町のボーイズでプレーしていたので毎日練習への送迎もお父さんにしてもらって。お母さんは夜勤の翌朝、弁当を作ってくれたりとか。高校も弁当を毎日作ってもらっていたので、そういうところで恩返しできたらいいなと思っているんですけど。
大学生になって免許を持って今自分で運転してみたら送迎も大変だっただろうなと実感するので(笑)そこは感謝しています。両親には活躍した姿をみせたいです。」

野球ボールを持ちポーズをとる仲地礼亜|okitive

――最後に今後の意気込みを聞かせて下さい!

仲地
「まずはプロに入れるように。今は出来ることをトレーニングでも練習でも一つ一つこなしていくだけだと思うので、その積み重ねた結果として(ドラフト指名が)付いてきたらいいなと思って頑張っています。あとはプロに行って活躍できるように。行くだけで終わりじゃなくて、その後もしっかり活躍していけるようにしていきたいと思います!」

*取材後記*
威風堂々としたマウンドでの立ち姿とは打って変わり、大学生らしい茶目っ気たっぷりな雰囲気でインタビューに応じてくれた仲地投手。取材にも終始笑顔を欠かさない爽やかな印象で、ますます応援したくなる選手でした。沖縄大学球界屈指の右腕、仲地投手の今後の活躍に期待です!

取材:沖縄テレビ制作部ディレクター 普久原朝弥

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