コラム
沖縄市出身のラッパー Rude-α(ルードアルファ)曲に込めた平和への想い【植草凜の なんでもかんでも日記】
皆さんこんにちは!
ついに10回目のコラム。初回のコラムで音楽が好きだと書いておきながら、毎回スポーツの話題しか書いていませんでしたが、ついに音楽の話題に触れる時がやってきました。
2022年6月23日。慰霊の日。
沖縄市のコザミュージックタウンで、音楽を通して平和を見つめようとライブイベントが開かれました。
イベントの名前は「うむいのわ」。
イベントでトリを務めるアーティストのある楽曲の名前です。
沖縄市出身のラッパー Rude-α(ルードアルファ)さん。
10代や20代を中心に全国で絶大な支持を集めるRude-αさん。
2019年にメジャーレーベルとの契約が発表され東京を拠点に活動していましたが、2021年独立を発表し、現在は沖縄を拠点に活躍しています。
Rude-αさんには2021年から、慰霊の日に歌うと決めていた曲がありました。
未来のこどもたちに今の沖縄を手紙として残す”うむい”
曲の名前は 「うむい」
沖縄の方言で想いという意味です。
島の空を飛び交う戦闘機
風に踊るウージの森
青い海に燃ゆる命
てぃーだよ照らせ 僕らの祈り
うむいのサビの歌詞です。
25歳のRude-αさんから見える沖縄の現状、平和への想いが込められています。
Rude-αさん
「自分たちが戦争体験者の声を直接聞くことができる最後の世代かもしれない」
これがRude-αさんがうむいを制作したキッカケでした。
昭和から平成、令和と時代が移り、戦争体験者が急速に減る中、自分にできる事は何なのか。
アーティストであるRude-αさんの答えは音楽にして未来へ繋いでいくことでした。
沖縄戦を体験した曾祖母や祖母から聞いた沖縄戦の記憶や、平和、そして自然や人の優しさを歌詞に込めました。
イベントには幅広い世代の観客が集まり、Rude-αさんが曲に込めたメッセージを受け取っていました。なかには80代の戦争体験者の方もライブに来ていて、「沖縄の若者が沖縄の想いを歌にして発信してくれるのは本当に嬉しい」と話していました。
世代を超え人々の心に平和への想いを届ける「うむい」。
ぜひ一度聴いてみて下さい!
実は2度目の取材
今回このイベントとRude-aさんの取材を担当させていただいたのですが、実は3年前にも取材をさせて頂きました。
2019年、地元沖縄市でライブイベントを開催した際には、人!人!人!超満員の盛り上がりでした。
コロナ禍でライブの在り方も様変わりしてしまいましたが、いつの日か想い想いに声を出して、音楽に身を任せて楽しめる、ライブの日常が戻ってきてほしいなと思う植草でした。
あわせて読みたい記事