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OTV報道部

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西原高校マーチングバンド部が世界音楽コンクールで音色を響かせ頂点を目指す!

1984年の創部以来、国の内外のコンクールで輝かしい成績を収めてきた西原高校マーチングバンド部。新型コロナウイルスに翻弄されながらもひたむきに練習に励んできた部員たちは、2022年7月末にオランダで、開かれる世界音楽コンクールで世界の頂点を目指す。新型コロナウイルスが流行して以降、その伝統の音色を響かせる機会をことごとく奪われてきたが、2021年延期されていた世界音楽コンクールの開催決定に胸が躍った。

「みんなで出来ることが幸せ」

西原高校マーチングバンド部 副部長 松田花さん
「2022年、出場できると聞いて本当に嬉しかったですし、感謝して世界一を絶対に獲るという気持ちで、日々練習していきたいです」

記者
「重くない?」

西原高校マーチングバンド部 チューバを担当 上里妃咲さん
「10キロぐらい。やっぱりみんなでマーチング出来ることが自分の中で幸せなので、重さには負けない自信があります」

そんな部員たちが挑む世界音楽コンクールは、音楽のオリンピックとも呼ばれる4年に1度の祭典で、西原高校は初出場以来6大会連続で金賞を受賞し、3度の世界一に輝いている。

演奏を通して恩返しがしたい熱い気持ち

2022年は大会連覇がかかっているが、出場が正式に決まったのは2022年5月下旬。急ピッチで演目を仕上げなければならないが、ほんの僅かな演奏のズレを修正しなければならないため中々一曲を通して練習することが出来ない。

部長からは世界一を目指すが故の厳しい声が飛ぶ。

西原高校マーチングバンド部 部長 屋良和佳菜さん
「周りからめちゃくちゃ期待されているし、応援されているし、それに対して自分たちの練習が伴っていない気がするただ世界大会に行って演奏して終わった。何もない。そんなの嫌じゃん?だったら変えないと」

応援してくれる全ての人々に最高の結果で恩返しがしたい。熱のこもった練習が続いた。

先輩たちの悔しい思いと期待を胸に世界の頂点へ

世界大会出場の費用を賄おうとチャリティーコンサートが開催された。一糸乱れぬ演奏演技に会場は大いに盛り上がった。

そんな中、運営をサポートしながら真っすぐに部員たちを見守る女性が。2022年3月に西原高校を卒業した金城妃七さんだ。金城さんの代は新型コロナウイルスで4年に一度の世界音楽コンクールが1年延期されたため、大会の出場すら叶わなかった。

元西原高校マーチングバンド部 金城妃七さん
「正直悔しい想いもあったし、すごく楽しみにしていたのでコロナウイルスのせいで色んなイベントだったり大会だったりが結構中止になったりしてしまって、いいことないですよね。自分達の代の気持ちも含めて全部出しきって欲しいです」

西原高校マーチングバンド部 部長 屋良和佳菜さん
「(私たちに)期待を込めてくれていると思うので、先輩たちの分までしっかり頑張っていきたい。世界一、獲りに行きたいと思います」

-追記-
西原高校マーチングバンド部は、オランダで2022年7月31日に開催された世界音楽コンクールのショー部門チャンピオンシップにて一糸乱れぬ迫力ある演奏演技を披露し優勝を果たしました。

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