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OTV制作部

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沖縄ホラーエンタメ!「琉球トラウマナイト レジェンド2022」が面白くなる監督インタビュー~平一紘監督 篇~

写真:すましている平監督

OKITIVEをご覧のみなさん、こんにちは!琉球トラウマナイトのラジオ番組「かんこどりのなく夜」の桃Dこと比嘉桃子です。(琉球トラウマナイトはテレビ以外にもラジオもあります)
さて、今年も旧盆の恒例番組「琉球トラウマナイト レジェンド2022」の直前企画といたしまして、「琉球トラウマナイト レジェンド2022」が面白くなる監督インタビューと題し、いろいろとお話を聞いていきたいと思っております。

今年のドラマの「三線ユーリー」「きがずん」「サーダカー」の総合演出と
3本目の「サーダカー」の監督、平一紘監督にインタビューいたします。

目次

ハイテンションな平監督

―平監督、お疲れさまです。いつも元気そうですね(笑)

平監督(以下、平)
「どうも!非常勤映画監督ライターの平です。いきなりテンション高くてすみません。久しぶりのOKITIVE誌面にウキウキしています。」

―去年は撮影に参加できなかったんですよね。


「そうなんですよ。実は、弊社PROJECT9が毎回参加しているトラウマナイトシリーズなんですけれど、前回のトラウマナイトリアルストーリーが別の映画撮影と重なってしまい、不参加だったんですよね。なので、今回久しぶりにトラウマ参加です!」

みどころ

―ではハイテンションな平監督、このまま今回監督した3本目のドラマ「サーダカー」の見どころを教えてください。


「今回テレビをご覧のみなさんは、確実に心にトラウマを刻み付けられ、膝から崩れ落ち、泣き叫ぶでしょう。しかしその後、物語は愛で包み込まれ、壊れた心を取り戻したあなたは伝説の生き証人となり、来年のトラウマナイトまでまちかんてぃ~‥そんなお茶の間を想定した一大スペクタクル巨編となっております。」

キャスティングの裏話

―ちょっと一個も分からなかったんですが、まとめると恐怖・感動・愛といったところでしょうか(笑)
まぁ今回のドラマのタイトルの「サーダカー」だけ妖怪や幽霊の名前ではなく、「サー高い人=サーダカー」という沖縄の方言ですよね。簡単に言うと「幽霊が見える人」という意味です。そのサーダカーがタイトルということは、そういう方が出て来て…という感じでしょうか。誰が「サーダカー」なのかが、鍵かもしれません。

今回、オーディションも行っており、キャスティングには力が入っていたなと思うのですが、この点はいかがでしたか?


「はい、かなり力を入れました。主人公のユリ役は、総勢70人を超える激戦オーディションを勝ち取った、次世代トラウマヒロインの盧詩婭(ろしあ)ちゃんです!自然体の芝居は視聴者を釘付けにすること間違いなしです。

その母親役は、いまや沖縄県内認知度トップクラスのアゲアゲタレント、嘉数ゆりさん!ゆりさんの芝居の本気度は見てもらえばわかります。稽古に稽古を重ね、見事に僕の望む役を生きたゆりさんは、クランクアップと同時に『明日から普通の嘉数ゆりに戻ります。』そう言って現場を去りました・・・(・笑)

そして、今回はじめてご一緒させて頂いた初恋クロマニヨンの松田さん。あぁ、言いたい…でも、言えないです。松田さんに関しては何を言ってもネタバレになります。

さらに天才子役の里乃ちゃんとの出会いもありました。カット割り、構図、すべてを瞬時に理解し、感情をコントロール出来ていました‥正直脱帽です。とにかく全員、必見です。」

写真:オーディションの様子。たくさんの応募のなかから今回の娘ユリ役は選出された。

撮影時のこだわり

―キャストの写真を拝見しましたが、松田さんと嘉数さんは同い年なんですね!本物の家族のように見えます。どういう描かれ方をしているのか楽しみです。
今回、特にこだわった点を教えてください。

写真:平監督は今回、特殊メイクも担当。


「最もこだわったのは、メインの家族を演じるキャストたちの心情表現です。芝居稽古は読み合わせからスタートしていったのですが、家族三人には『信じること』の大切さを特に意識してもらいました。ロケセット、関係性、そして役柄、そして起こるすべての事象に関して、芝居の基本は『信じること』です。そのため、メインキャストのみなさんには、俳優としての役作りを完全に徹底してもらいました。」

感じてほしい

―「信じること」かぁ… かっこいいことをいいますね!!オンエアや、視聴者のみなさまの反応が楽しみです…!
最後にOKITIVE読者のみなさんにメッセージをお願いします!

写真:サーダカーの撮影風景。


「今回、スタッフの提案で生まれた、かつて沖縄に存在した「とある制度」が物語の根幹にあります。しかし、それは決して物語の表層には出てきません。感じてほしいのです。そして物語の先に、僕があるキャラクターのゴールとしたのは『〇〇を受け入れる』ことです。ネタバレになるので深くは言えませんが、映像表現としても珍しい試みが出来たのではないかと思います。
そして芝居でそれを実現してくれ、それを表現するすべてのツールを揃えてくれたスタッフに感謝です。」

—平監督、ありがとうございました!

監督名/略歴
平一紘
1989年8月29日生まれ 沖縄市出身、在住。
特技:特殊メイク。地元の百貨店を退職し、沖縄から最高の映画を発信することをめざす映像制作チームPROJECT9を結成、多数の自主制作映画を発表。第3回未完成映画予告編大賞グランプリならびに堤幸彦賞を受賞し、今年公開された初の劇場映画『ミラクルシティコザ』(’22)は沖縄で3ヶ月を超えるロングランヒット中。
最新作は「ミッドナイトスワン」の服部樹咲主演のショートフィルム『おかあの羽衣』。

琉球トラウマナイトレジェンド2022

【番組概要】
人気ホラーシリーズ「琉球トラウマナイト」が今年も放送!
今回放送するのは、沖縄に古くから伝わる昔話や伝承を現代風にドラマ化する「レジェンド」!
今年は、ある家族を中心に全3話の恐怖ドラマを放送!
2022年8月9日(火)よる7時55分より沖縄テレビ8チャンネルにて放送!
暑いこの季節、背筋も凍る恐怖体験をお見逃しなく!

番組情報はこちら

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