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OKITIVE編集部

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結成15周年『きいやま商店』にインタビュー、石垣島での幼少時代の様子と3人の音楽との出会い。

きいやま商店がゲスト出演したゴリん家で語やびら(OTV沖縄テレビ)」での一コマ

石垣島出身のいとこ・兄弟で結成されたエンタテイメントバンド、きいやま商店。ライブ会場を盛り上げる圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、彼らが生み出す楽曲の振り幅の大きさにも驚かされます。この引き出しの多さは、いったいどこからきているのでしょう。新春特番バラエティ「ゴリん家で語やびら(ゴリんちでかたやびら、OTV沖縄テレビ)」にゲスト出演された3人に、幼少期の思い出や音楽のルーツについてうかがいました。

※注釈:「語やびら」はウチナーグチ(琉球語)で「語りましょう」の意味

目次

石垣島のお正月の思い出

きいやま商店は、兄弟・いとこならではの、テンポよい会話が魅力だ

――本日はきいやま商店のリョーサさん、だいちゃん、マストさんにお話をうかがいます。まずは、みなさんの出身地・石垣島でのお正月の思い出を教えてください。

だいちゃんさん(以下、だいちゃん)「僕らは親戚なので正月は必ず一緒。3人で冨崎観音堂に初詣に行くとかあったねぇ。」

リョーサさん(以下、リョーサ)「石垣島には初詣先がいくつかあるけれど、俺らは決まって冨崎観音堂でした。新年はここに行くことからはじまる。」

マストさん(以下、マスト)「ばあちゃんちに行くと、テーブルに必ず丸いケースがあって。そこにおつまみが小分けに入っていました。さきいかとか、丸いチョコレートとか、銀紙に包まれたキューブ型のも。子どものとき、あれが謎だったんですよ」

だいちゃん「あった!あれ、クジラの肉なんですよ。チョコレートだと思って食べたら、クジラって。」

マスト「まわりの大人はクジラの肉っていってたけれど、いまも何の肉かわからない(笑)」

リョーサ「それと、やっぱりお年玉は楽しみでした。年始は親戚がたくさん集まるんでね、めっちゃ貰えました。いろんな人、知らないおじさんからも貰って。袋のなかがコインか札かでわくわくしてた。」

だいちゃん「重いか、重くないか(笑)」

リョーサ「小さい頃は重いとうれしかったけれど、大きくなると『なんだ、コインか』って。あとは、台湾に行く人も多かったよね。石垣から台湾まで船が出ていたんですよ。それに乗って台湾に行く。沖縄本島より近いからね。」

マスト「あの当時はハワイ旅行の感覚で台湾に行く人がいたよね。いまでも行くかもしれないね。」

だいちゃん「でも、正月っぽいことってあんまりないんですよね、実は。」

マスト「のんびりして、ずっとテレビを見ているイメージ。店も開いてなかったし。」

リョーサ「だいちゃんは1月3日が誕生日なんです。でも三が日ってお店もお休みしてるから、バースデーケーキも買えないんですよ。だから、昔はおにぎりにローソク挿して。」

だいちゃん「そうそう。酷かったなぁ(笑)」

3人の音楽のルーツを聞く

――きいやま商店の音源を聞きながら、曲の幅広さにすごいなぁと思っています。みなさんの音楽のルーツを知るために、音楽を聴き始めたきっかけや、好きなアーティストなどについて教えてください。

リョーサ「僕はもともと石垣島の先輩から習って音楽を聞いていました。ちょうどバンドブームだったんで、ユニコーンとかジュン・スカイ・ウォーカーズ、ジッタリン・ジン、それに地元のビギンも。はじめの頃は日本の音楽ばかりでした。

大学進学で福岡に出てからガラッと変わって、パンクにはまりました。ニルヴァーナとかグリーン・デイとか聞いて『なんじゃ、この音楽!』って。そこからMTVにはまって、ずっと洋楽ばかり聴いて。大学の友達にめちゃくちゃ音楽好きがいて、教えてもらって幅が広がったんです。」

きいやま商店のリョーサさんがインビューに応える
きいやま商店 リョーサさん

だいちゃん「僕はパンクやロカビリー、ロックンロールとかも好きでよく聞いていました。もっと遡ると、小学校3年生に出会ったチェッカーズが大好きで。それで自分でも音楽をやりたいって思うようになりました。

僕は子どものころからテレビが大好きで、よくおもしろい番組を見たり音楽を聴いてたんです。次第に東京へのあこがれが強くなって、16歳で高校を辞めて、音楽のために上京して、東京には20年住みました。いまはもう住みたいと思えないけれど(笑) 」

きいやま商店のだいちゃんがインビューに応える
きいやま商店 だいちゃん

マスト「僕は、はじめは全く音楽に興味がなくて。音楽のルーツといわれると、うちのニーニーとだいちゃんですね。ふたりがバンドを組んだあの当時、うちの部屋でバンド練習をしていて。それで自分もなんとなくギターを触って。はじめは興味がなかったけれど、楽器を始めてからどんどん好きになっていったんじゃないかな。僕はふたりと違い、いまでもそんなに音楽を聞く方じゃないかもしれません。」

きいやま商店のマストさんがインビューに応える
きいやま商店 マストさん

結成15年を迎える2023年の抱負

――2023年はどんな1年にしたいですか?抱負をお聞かせください。

マスト「これ、毎年いってますが、僕らにはまだヒット曲がひとつもないんです。だから代名詞になる曲を世のなかに出したいですね。曲ができるたびに『これは売れる!』って思うんですが、鳴かず飛ばずで…。このままでは曲にも悪いし、2023年こそたくさんの人に聞いてもらえる曲を作りたいです。」

だいちゃん「以前は海外ライブもやっていたんです。東南アジアの台湾やタイ、シンガポールあたりには行きました。『よし、これから!』っていうときに、コロナで海外も行けなくなっちゃって。そろそろ海外便もまた増えてきていますし、今年は国内も海外も攻められたらいいなぁ。」

リョーサ「もっと幅を広げて面白いライブをやりたい。たとえば楽器もマイクもスピーカーにつながず、生音だけのライブとか。とにかくおもしろいことをしたいですね。きいやま商店にしかできないことを考えて、僕らもお客さんも楽しんでもらいたいです。」

なごやかにトークをするきいやま商店の3人

――きいやま商店は2008年に結成しています。2023年は結成15周年を迎えますが、なにか特別なイベントのご予定はありますか?

リョーサ「えー!そっか、15周年か!」

だいちゃん「15年!なにかイベントをやりたいですねぇ。」

マスト「僕ら石垣島で『きいやま農園ライブ』っていうイベントをやっているんですが、それをお祝いの場にしたいですね。でも、コロナの状況が読めず、イベント系は動けていません。前に一度、台風でイベントが頓挫したことがあって。全部自分たちの持ち出しでやっているから、あのとき相当な借金抱えちゃって…。コロナ禍でも勇気を出してやるべきか、でもまた頓挫したら怖いですし。タイミングが難しい。」

リョーサ「それにイベントは準備も1年がかりなんですよ。だからもし何かやるにしても、今年は準備にあてて、15周年イベントは来年になるかもしれません。」

あなたの「だから沖縄が好き」とは?

――最後の質問です。きいやま商店にとっての「だから沖縄が好き」を教えてください。

マスト「沖縄の好きなところ。いろいろあるなぁ。」

リョーサ「島に帰ってきた理由を考えると、やっぱり沖縄にいると落ち着くし、好きだから。」

だいちゃん「沖縄の全部が好きなんだよなぁ。僕らにとって、沖縄はパワースポットなんですよね。内地にいるよりストレスを感じない。」

――きいやま商店のリョーサさん、だいちゃん、マストさんにお話をうかがいました。本日はありがとうございました!

きいやま商店の「だから沖縄が好き」
きいやま商店の「だから沖縄が好き」

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