コラム
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イルミネーション点灯式
2021年もあっという間に師走。
仕事の総仕上げに忘年会、数年前なら妙なテンションで一気に走り去っていく時期のはずだったが。「・・・そろそろとりかかるか」
年の瀬の大掃除よりも大事な大事な大仕事。それは我が家の「クリスマスイルミネーション」だ。
自分で飾り付ける日が来るなんて考えたこともなかったが、娘たちの反応と尊敬の眼差しが欲しい父ちゃんは、点灯の瞬間を想像しながら一人作業に着手するのだった。
ところが実際に飾り付けとなると素人にはなかなかこれが難しい。昼間は光っていないし、遠目から見えないので最終的にどう輝くのかよく分からない。適当に引っ張り上げたら見栄えが悪かったなんてことも。
単純作業に見えて実は奥が深い。住宅街で素敵なイルミネーションの家を見つけたら、それは歴戦のつわものがいるのだろう。側を通るとついつい配線の巡らせ方をチェックしてしまう。(ちなみに毎年ひそかにアイテムが増えているとかいないとか。フッフッフ)
もの珍しそうにずっと傍を離れず、脚立にも臆せず上ろうとする息子の妨害にあいながら、ようやく飾り付けが完了。
日が暮れて辺りが暗くなると子どもたちを庭に呼び出し、いよいよ点灯式。
ここであることに気付く。そういえば、ちゃんと点くか確かめてなかった・・・。
ええい、ままよ。カウントダウンスタート。
「3、2、1、ゼロ~ッ!!」
「キャ~!!きれ~い♪パパすご~い!」想像を超える娘たちの歓声。息子は手を叩いて満面の笑み。父ちゃんもニヤニヤだ。
去年よりもちょっとだけ腕が上がったクリスマスイルミネーション。
見上げる子どもたち目が一番キラキラしていた。
今夜はきっとビールがうまい。
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