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OKITIVE編集部

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孫とおばぁちゃん|沖縄の学生から見る。復帰50年と100年

沖縄の学生から見る。復帰50年と100年

2022年5月15日、沖縄は本土復帰から半世紀の節目を迎えました。
OKITIVEでは、復帰50年企画として、沖縄の専門学生10名に2つのテーマで4コマ漫画を書いてもらいました。
ひとつめは、現在の2022年、復帰50年を沖縄の専門学生はどのよう感じているか?
そして、ふたつめのテーマは復帰100年。いまから、50年後の2072年という未来は沖縄はどうなっているのか?
沖縄に住んでいる専門学生の復帰50年と100年の想いを、作品を作った本人のコメントと一緒に掲載します。

復帰50年(2022年)

沖縄の学生から見る。復帰50年と100年

復帰100年(2072年)

沖縄の学生から見る。復帰50年と100年

■作者
双葉 春(futaba_haru)さん
■タイトル
孫とおばぁちゃん(拝啓、戦争を知らない者たちへ / いつか分かり合える未来)
■コンセプト
拝啓、戦争を知らない者たちへ(復帰50年)
私は1999年生まれで当然戦争を体験したわけではありませんが、普天間だったこともあり、ありがたい事に小学生から高校まで平和学習として多くの戦争体験者の方々からお話を聞ける機会がありました。
その中でも、「あなた方が戦争体験者からお話を聞ける最後の世代になるかもしれない」という言葉がずっと心に残っていました。
この言葉を聞いたのは小学生の頃、聞かせてくれた方は95歳を超えていた記憶があります。おそらくもうお話を聞けることはないでしょう。私のおばあちゃんでさえ、戦争中は子供であまり覚えてないとのことでした。
この経験があったからこそ、今回4コマ漫画を描かせていただく機会をもらい、皆に伝えたいと思い、描きました。おそらく鮮明に覚えている方々はもうほぼいないと思います。
だからこそ、私たちの世代が伝えていきたいです。

いつか分かり合える未来 (復帰100年)
この4コマは実際に私が体験したことをもとに描きました。18歳で選挙権があたえられ、はじめての選挙は県知事選でした。
その時何度も何度もおばあちゃんに、「誰に入れるの?〇〇さんに入れるよね?」と詰められた記憶があります。誰に入れるかも言わず約束はできないと伝えると、非県民のように言われ、とても悲しかったです。
私は戦争を体験していないから、もちろんおばあちゃんが蔑む気持ちはわかりますが、いま基地にいるアメリカ人は戦争をしていません。クラスに2人ハーフの人ががいました。基地で働いて生活している沖縄の人もいます。
私は共生していきたいと考えています。70年、沖縄と共に生きてきたアメリカ基地は沖縄の一部です。基地を退ける前にやらなければならない政治があると思います。アメリカと沖縄、おじいおばあと若者が分かり合える未来が来てほしいです。

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