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植草 凜

植草 凜

西原高校と共に戦った年末年始!全国高校サッカー【植草凜の なんでもかんでも日記】

植草凛アナウンサー(OTV 沖縄テレビ)のなんでもかんでも日記

あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始は、全国高校サッカー選手権の中継応援のため関東で過ごしました。

国立競技場での開会式 圧巻のスケールでした!

先輩の大城アナから受け継いだ高校サッカーの仕事。なんと出発前には大城アナが、頑張ってきてねということでネクタイをプレゼントして下さいました!

プレゼントしていただいたネクタイと、継承した選手権魂を胸にマイクを握りました!

大城良太アナウンサー(OTV 沖縄テレビ)の良TIME

ベンチコートと共に 全国高校サッカー選手権 ”魂” を【大城良太の良TIME】

沖縄県代表 西原高校の1回戦(対神奈川県代表 日大藤沢高校)では、西原高校のベンチリポーターを担当。2対0で敗れたものの、Jリーグ内定選手を擁する相手に対し、最後まで粘り強く戦った西原高校。取材した選手が全国の舞台で全力で走っている姿を見ると胸が熱くなりました。

実況アナウンサー、ベンチリポーター、応援席リポーター、サブアナウンサー

1回の中継にたくさんのアナウンサーが関わっています。

私は本番の試合までに、選手や監督から選手権にかける想いやサッカーに対する想いを取材しているので、戦う姿と選手の想いが繋がって胸が熱くなりますが、テレビや配信で見る人は前情報なしで試合を見ることがほとんど。見ている人が初めて見た選手やチームを応援したくなるような情報や、ベンチ裏でしか見えない情報を伝えて、より試合を面白く見せるのがリポーターの仕事です。選手や監督の情報や想いを記した資料を手にリポートをするのですが、「もっとこう言えたかなあ・・・こんなこと聞いていたら良かったかなあ」と終了後は1人反省会でした・・・。

リポート資料 取材をして集めた情報の中から、効果的な情報を即座に伝えます

1人反省会の時間を長くとる間もなく、翌々日の2回戦では宮城県代表の聖和学園高校と、富山県代表の富山第一高校の応援席リポートを担当しました。聖和学園に沖縄出身の選手がいて沖縄から駆け付けたご両親の取材をしたり、第92回全国高校サッカー選手権大会で富山第一を日本一に導いた大塚一朗さん(現在モンゴル代表監督)とお話できたり、ここでしかできない経験をさせて頂きました。

初めての全国高校サッカー選手権で得た経験を胸に、来年はよりパワーアップした姿で沖縄県代表チームと共に戦います!

大会を通して光ったスポーツマンシップ

沖縄県大会を制して全国のピッチに立った西原高校ですが、選手権の切符を掴むための道のりは決して平坦ではありませんでした。去年夏の県高校総体では初戦敗退。
「全国に行くためには何かを変えなくてはいけない」選手たちは、朝のゴミ拾いや学校のトイレ掃除などを率先して行いました。何事に全力で取り組んでいる、やれることを全てやっているんだ!と自信を持って言えるよう私生活までも見つめ直して、その上でサッカーに取り組みました。

ゴミ拾いやトイレ掃除などの朝活の発起人はキャプテンの上田ゆん選手です。
県大会では上田キャプテンのスポーツマンシップや相手を敬う気持ちが表れたシーンがたくさんありました。

西原高校は県大会では初戦以外全て延長にもつれ込む激戦を制して優勝にたどり着きました。
戦いを終えた瞬間、喜びが爆発・・・!と自分でもそうなると思いますが、上田キャプテンはすぐさま相手チームの選手に駆け寄り、ひとりひとりと握手、抱擁を交わしていました。

勝利した直後、敗れたチームの選手に駆け寄る上田選手(白のユニフォーム・5番の選手)

勝者がいれば敗者もいるのがスポーツ。
両者の間にリスペクトがあるからこそ生まれる素晴らしいシーンでした!

そして日大藤沢高校との全国初戦。悔しくも敗れた瞬間、上田ゆんキャプテンは涙をこらえながら後輩やチームメイトを抱きしめていました。上田キャプテンを始め3年生の想いを受け継いだ2年生たちが、今年は中心となってチームを牽引します!

左 植草アナと 右 上田ゆん選手

(上田選手は高校卒業後は関西の大学でサッカーを続けるそうです。頑張れ!!)

そして試合後、携帯を見ると上田キャプテンから
「最後まで自分たちのために時間を割いてくださってありがとうございました。最高のアナウンサーだと思います!」とメッセージが・・・・・(泣)

アナウンサー冥利に尽きる瞬間でした(号泣)

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