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チャップリンって、マジでいいこと言うんです!(そして来月から内容をリニューアルします!)【キャンヒロユキの「とー、笑っとーけ。」】
みなさんもちろんご存知でしょう、世界の喜劇王・チャールズ・チャップリン。
山高帽とブカブカの革靴、しわだらけのモーニングスーツに身をまとった浮浪者を演じ、主演・監督として数々の名作を生み出しました人ですね。
ワタクシがチャップリンの作品と出会ったのは、おそらく4〜5歳のころ。
父方のじーちゃんの家に遊びに行った時。庭の畑を耕すじーちゃんを横目に畳間で遊んでいて、ふと目をあげるとテレビで流れていたのが、あの名作「ザ・キッド」でした。
もちろんそんな作品だとは梅雨知らず、でしたが小さな子どもと陽気な大人がちょこまかと動き回るその様子を観て、なんだかワクワクしたのを覚えております。
(ラストカットのブラックアウトする感じがちょっと怖かった)
そんなワタクシが、お笑いとエンタメを仕事にしたい、となんとなく心に決めた大学時代、それを形に残そうと思ってコザのポスター屋さんで買ったのが、その「ザ・キッド」のポスターでした。実家のワタクシの部屋に、まだ飾っています。
そんなチャップリン、こんな名言を残しています。超有名なので知ってる人も多いかも。
人生に必要なもの。
それは勇気と想像力、そして少しのお金。
「少しのお金」っていうのが、チャップリンらしいなーと前から思っておりまして。
「たくさんのお金」って言ったらなんか違うし、「必要なものは勇気と想像力。お金なんか必要じゃない」って言ったら偽善的だな〜と思っちゃうかも。
建前だけの演説や言葉と違って、人の強さと弱さと魅力に寄り添っている感がありますよねー。
「人生に必要なもの」は大きくその3つですが、「幸せな人生に必要なもの」だとしたら、ワタクシはぜひ「笑うこと」を追加したいなーと。
せっかく人生を全うするからには、幸せでありたい、そのためには「笑うこと」って、かなり重要な要素だと思うんですね。
以前記事にした、「視聴者の表情・笑い顔をカメラで読み取って、その笑度を数値化すロルアップ」というプロダクトを開発しているんですけど、その開発研究や調査で「感情と関係なく笑い顔の表情を作ると、その人の感情自体が笑い・笑顔の感情に引きつけられる」というものがあるんです。
👇これがロルアップ。視聴者がより笑うことで世界をよりハッピーに
笑えるような、笑顔になるような体験をすることはもちろん、普段から笑顔でいるようにすることで感情がハッピーになる、こんなに簡単に、人生をより幸せにする方法はないと思います。
ただ、「幸せになる方法」は人それぞれ。筋トレ好きなパッション屋良さんなんかは「筋トレと、プロテイン」かもしれないし、食べるのが好きな人は「美味しいと感じること」かもしれないし、風景を観ることで幸せを感じる人は「旅に出ること」かもしれませんが、お笑いエンタメに関わっているワタクシは「笑うこと」をオススメしたい。
みなさんぜひお笑い番組やライブを観たり、そんな時間がない人は仕事や勉強の合間にニンマリ笑って(周りの人にどう思われてもかまいません!)、ハッピーになってほしいと思います。
そしてそんなチャップリンの名言ですが、ほかにもいろいろと考えさせられるものが多くあります。
下を向いていたら、虹を見つけることはできないよ。
など、彼らしい夢のある言葉や
私の苦痛が、誰かが笑うきっかけになるかもしれない。
しかし、私の笑いが、誰かの苦痛のきっかけになることだけは絶対にあってはならない。
などは、現在のSNSなどの炎上やいじめ問題などを的確に表しているような気がします。
さて、数ヶ月に渡り、沖縄のお笑い芸人・事務所や放送作家の仕事・歴史などを気の向くまま書いてきました。
というのも「お笑いやエンタメの存在って、あなたの人生をより華やかに幸せにしますよ!」というのを伝えたかったからなんですね。
コロナ真っ只中に、ある芸人に「今、仕事どう?苦しい?」と聞いたら「キャンさん、ほんとに仕事ゼロです。苦しいどころじゃないですね」と、無理に笑顔を作って話していました。
コロナ禍によって芸能やエンタメ業界では、芸人エンタメらの営業の仕事が激減しながらも、社会的な課題の優先度もあり「芸能エンタメって、そんなに必要じゃないよね…」という社会の空気感をリアルとオンライン双方で感じていました。
おそらく芸人エンタメのみなさんも同じく感じていたかもしれない。
ただ、彼らは「エンタメは必要な存在です!」となかなか表現できない。エンタメ界に属する当事者だから、ということもありますが、「人を笑わせて幸せにする存在である自分」が悲痛に叫ぶことを、良しとしなかったんだと思います。
そんな芸人やエンタメのみなさんの姿を見て、「お笑いって、エンタメってめっちゃ素敵なんですよ!」というメッセージを少しでも伝えようとこの場をお借りして毎月発信していました。
エンタメって、いろーんな形やジャンルがあります。お笑い、パフォーマー、ミュージシャン、落語、なぞかけ、アート、映像、そのほか書ききれないくらい。
ただ、それはすべて「人を笑わせ、笑顔にし、感動させる」ためにあります。
みなさん、ひとつでも多くのエンタメを体験して、ひとつでも多く笑顔になってくださいね!
最後に、チャップリンのひとことから。
無駄な1日。
それは笑いのない1日である。
さて!
なんだか最終回みたいな空気になっていますが、OKITIVEコラム、来月からもつづきます!
それも
大衆酒場や飲み屋好きで知られる放送作家のワタクシが酒場を巡り、おすすめの酒場やおつまみや飲み友達を紹介する
という、これまでとまったく異なった内容です!
(上であんなにいい話したのに、なんか申し訳ないです!)
ということで、来月からもぜひよろしくお願いします!
紹介して欲しい酒場のみなさん、連絡待ってます!
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