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OKITIVE編集部

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「ゆめまくら」おきなわの恐怖体験⑥【琉球トラウマナイトリアルストーリー】 

実際の恐怖体験を元に制作された「琉球トラウマナイトリアルストーリー」(4月25日(火)よる8時、沖縄テレビで放放送)。
今回は番組で紹介したリアルストーリーを実際の投稿を元にOKITIVEでお届けします。

ゆめまくら

投稿者、結衣さん(仮名)のリアルストーリー。

これは、私のひいおばあが亡くなったときの話です。

私はおばあちゃんの家にいました。いつものように洗濯を干し終わった時、ひいおばあが亡くなったという電話が入りました。
急いでひいおばあがいた老人ホームに向かう事に。
家にいたおばあちゃんが化粧をしようとして手鏡を持ったとき、落としても無いのに鏡が割れてしまいました。そのとき、ひいおばあが教えてくれた「人が亡くなると鏡が割れる」という言葉を思い出しました。

老人ホームに行くとひいおばあは小さな畳の部屋に寝かされていました。
みんな泣いてたけど、私は泣けなかった。私にはひいおばあが長座になってみんなを見渡して笑ってるように見えたからです。
次の日、棺に移されたひいおばあはやっぱり、立ってみんなを見ていました。一瞬、目があったような・・・気がしました。

49日が終わって、50日目の夜。

仏壇がある部屋でおばあちゃんと一緒に寝ていましたが、午前2時ぴったりに目が覚めてしまいました。
その時、私は仏壇の方を向いていました。夜はぐっすり眠れるタイプなのにおかしいなと思いながら、もう一度寝ようとした時、「ガンガンガンガン」という音と耳鳴りがしました。と同時に金縛りになりました。

なんとか寝ようとしたとき、黒い大人が沢山あらわれて、私を囲んでいるのに気づきました。
顔がわかる人もいれば、真っ黒でわからない人もいる。なにやら、私の事について話しているようでした。
「この子どうする?」
「連れて帰る?」
「もうそろそろだね」
そんな話が聞こえてきました。私の顔を覗き込む人もいて、怖かったので、心の中で「嫌だ。死にたくない」と必死に繰り返しました。すると、その人たちは来た道を戻って行きました。

それから約1ヶ月後、私はコロナにかかり41℃の熱が出ました。隔離された一人部屋で、息切れしながらなんとか呼吸している状態でした。

ふと目を開けると、また同じ黒い大人達が周りを囲んでいた。今度は私に話しかけているようでした。
「今度こそだね」
と言われた気がしました。
私を覗き込む黒い人たちは、目が狂気に満ちていて、怖くなって
「嫌だ。死にたくない。助けて。助けて。誰か。まだ死にたくない。」
と必死で繰り返しました。

すると、突然、白いふくを着たひいおばあが現れて。黒い人達を叱って、追い払ってくれました。
ありがとう。ありがとう。心の中で何度も繰り返しました。
ひいおばあは私に何も言わす、ただ笑顔だけを残して去っていきました。

しばらくたったあと、この話を修学旅行先のホテルでルームメイトに話しました。

話しおわると、友達が急に震え出し、白目を剥いて、何かをぶつぶつ言い出した。
最初は「怖い怖い」と言っているように聞こえたが、だんだん友達の声ではない、誰かの声に変わっていきました。
聞き取れなかったが、視線を感じて前を向くと、黒い赤い目をした女の人が友達を睨み付けていました。

私はとっさに友達の背中を三回おもいっきり叩いて、手を叩いて大きな音をだしました。
すると、黒い人はどこかへ行ってしまいました。

修学旅行が終わったあと、友達に当時の事を聞くと、私と同じように、黒い女の人に睨まれていたとのこと。

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