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店も味もこだわり抜いた『ソジュハンザン029』! 国際通りで韓国焼肉と韓国料理!(那覇市)
沖縄県那覇市の「国際通り」と言えば誰しもが聞いたことがあり、沖縄本島に訪れた方は一度は立ち寄ったことがある観光スポットかと思う。
那覇市の国際通りでもとくに人流が多い人気のエリアに沖縄に初出店となる本場さながらの韓国焼肉と韓国料理が堪能できる『ソジュハンザン029』がオープンした。
今回は沖縄県内では『ソジュハンザン029』でしか取り扱っていないという、骨付き豚カルビ、蜂の巣サムギョプサルなど、韓国焼肉の定番と言える豚肉を中心に、オーナーみずからが店内で麺もスープも手作りしている自家製冷麺などを堪能してきた。
目次
『ソジュハンザン029』は国際通りの中でも人気のエリア
那覇市の「国際通り」でも、場所は「てんぶす那覇」や「国際通りのれん街」のすぐ近くにお店を構えている。
夜だと建物全体が緑のネオンに囲まれ、さらに輝く韓国焼酎ネオンサインのビジュアルが目を引く『ソジュハンザン029』の店舗となる。
階段の入り口では、両サイドの大きなミドリとピンクの蛙が迎えてくれる。カエルは縁起物とされていてここを通るだけでパワーをもらえそうな感じもする。
店内の至る所に韓国焼酎の瓶がライトアップされディスプレイされている。
とくに目を引くのは壁一面が全て韓国焼酎(チャミスル、チョウム チョロム)で埋め尽くされているエリアもあり、SNS映えも必須なコーナーも準備されている。
見るだけ楽しくなってしまう韓国焼酎ライトアップは一見の価値あり。
いまは準備中だが、このライトアップの目の前で食事ができるボックス席も近日解放予定とのこと。
テーブルは韓国から取り寄せたステンレスの天板に焼き台がインサートされている、日本では珍しい備長炭で韓国焼肉が楽しめる仕組みとなっている。
『ソジュハンザン029』オーナーいわく、沖縄県内で備長炭で韓国焼肉をするお店はここだけと言っていた。やはり肉は備長炭で焼くと美味くなるというこだわりは外せなかったので、全ての器具を韓国から輸入していると言う。そして網にもこだわり、肉や部位によって網も変えて焼き上げるほど徹底して美味しさを追求している。
『ソジュハンザン029』夜のオススメメニュー
代表的なディナーメニューは店外にも大きく掲載されており、豚肉、牛肉、冷麺、チヂミ、チゲ、その他単品メニューなど豊富な品揃えとなっている。豚肉は沖縄県産もあり、牛肉はA5クラスの肉を仕込んでいるそう。
韓国焼肉と言っても、豚肉、牛肉だけではなくアラカルトメニューも多数あり、どれも美味しそうで目移りしてしまうほどの品数となっている。
※ページ最後に全てのメニュー画像を掲載。
まずは。。。前菜5種とキムチなど
『ソジュハンザン029』はまずお通しとして5種が提供される。
ワカメの韓国風あえもの、韓国風きんぴらごぼう、玉ねぎの甘酢青唐辛子漬け、大根の甘酢漬け、暖かいスープが最初に提供される。この前菜は、韓国料理経験30年以上ある。料理長と韓国のオバさんが手間暇かけて作っているとのこと。まさに前菜から本場さながらの韓国の家庭的なおふくろの味、韓国オモニ料理が提供される。
※この日は5種だが、あくまで日替わりとなっている。
そして、塩も味噌もタレも自家製ということで、さっぱりと少し酸味のある。玉ねぎダレとともに4種の味を楽しめる。
キムチも間違いなくオモニ料理であろう。キムチは、辛すぎず酸味と甘みのバランスが取れた奥深い味に仕上がっている。
前菜の最後は野菜盛り(サンチュ)となる。こちらは前菜というよりも肉の付け合わせという役目になるだろうか、『ソジュハンザン029』では豚肉を2人前以上頼むと野菜盛り(サンチュ)が無料提供となる。
蜂の巣サムギョプサルと豚肉盛り合わせ。
ひと手間加えた「蜂の巣サムギョプサル」
「蜂の巣サムギョプサル」は『ソジュハンザン029』のオリジナルサムギョプサルで、極圧の生サムギョプサルに細かく無数の切れ目を入れて、その切れ目が蜂の巣のように見えることから「蜂の巣サムギョプサル」という名称になったという。豚肉に隠し包丁を入れることにより火の通り具合、味の染み込み具合がいい塩梅になると言う。
塩コショウが軽くまぶされている「蜂の巣サムギョプサル」は網目が細いステンレスの網でじっくりと焼いていく。
焼き途中でハサミで細かくカットし、中まで火がとおったら焼き上がり。
豚肉のさっぱりとした甘みと表面がカリッと焼けた脂が噛むごとに口のなかでジューシーに混じり合う、蜂の巣というだけあって、塩やタレの馴染み方もちょうどよく美味しい一品だ。
肉をいっぺんに楽しめる盛り合わせ
右奥の大きな塊肉は「肩ロース」。続いて、手前が「生サムギョプサル」奥が「豚トロ」中心が「豚ハラミ」と4種類の豚肉がこれでもかと豊満に盛り付けられている。
「肩ロース」は身がしっかりと詰まっていて、とても歯応えがよく噛めば噛むほど深い味がする。
「生サムギョプサル」は蜂の巣とはまた違う食感でまさに韓国焼肉の王道と言える。肉の切り方にも特徴があり断面がギザギザになる波切りという切り方で、焼き具合、味の染み込みもよくなるようにあえて手間を加えて肉を切っている。
「豚トロ」は本場韓国では高級な部位ということで、沖縄に旅行にくる韓国人には安く食べれるので大人気らしい。プリっとした抜群の歯応えと甘みがたまらない。
そして、最後はまったく臭みのない「豚ハラミ」。驚くほどの柔らかさで、口のなかで旨みが広がる。
まさにマシッソ!! = 旨いっ!!と声がでてしまいそうで、『ソジュハンザン029』の豚肉がギュッと詰まった「おまかせ豚肉盛り合わせ 」は、たいへん満足のいく一皿だ。
葉野菜で巻いて、キムチ、味噌などと一緒に食べるのもオススメ。
沖縄県内唯一!『ソジュハンザン029』の豚カルビ
続いて、網を交換して焼きはじめたのが、骨付きの「豚カルビ」沖縄県内では『ソジュハンザン029』でしか取り扱っていないであろう、とオーナーは言う。
これも本場韓国ではメジャーな部位で、来店する韓国人にも大人気らしい。しっかりとタレに漬け込まれた大判の骨付き豚カルビだ。大きな穴が空いた銅線の網で焼いていく。
備長炭の熱(遠赤外線)が直に肉へと伝わり、熱伝導率の高い銅の網で焦げ目がつく。想像するだけでも旨い。
ある程度、肉に火が通ったらハサミで細く切っていく。もはや、これも韓国焼肉の楽しみだ。
細く切られた「豚カルビ」は網の淵に並べてじっくりと火を通していく。
タレの焼ける香りと、なんとも言えない照りがたまらなく旨そうだ。
「豚カルビ」はオリジナルタレやパイナップルなどで漬け込まれているので、焼けた肉も驚くほどに柔らかく、そのままでも十分に深みのある味わいで美味しくいただけるが、葉野菜などで包みキムチを合わせても実に美味だ。
肉を巻く!「自家製 ユッサム 冷麺」
最後の締めに麺もスープも全て自家製となる、こだわりぬいた「自家製 ユッサム 冷麺」を頂いた。麺は日本では馴染みがないサツマイモの粉(サツマイモでんぷん)を韓国から輸入してつくる極細麺で、独特のもっちりとした食感に加えほのかに甘みのある、灰色の麺となっている。
食べる時には、麺が長く絡むので『ソジュハンザン029』の自家製冷麺の食べ方は盛り付けられた麺を大きく十字にハサミでカットし、よく混ぜて豚醤油プルコギで挟んで食べる。
そもそも、ユッサム とは「挟む」という意味で「自家製 ユッサム 冷麺」の醍醐味は肉で挟む食べ方だ。
ユッサムビビン冷麺
見た目は真っ赤の部分が多く激辛に見えるが、食べるとそんなことはなく、梨やりんごなどのフルーツベースの漬けだれとなっていて旨みが多くコクが深かく、甘辛味がプルコギと絶妙にマッチする。
ユッサム水冷麺
スープは牛骨、鶏もみじ、野菜や果物などを数時間かけて煮込み完成させるスープとなる。そこに、韓国から輸入しているリンゴ酢を混ぜて食べると、スープと極細の自家製麺が絶妙な酸味で絡みあう。プルコギと一緒に食べてもフルーティーでさっぱりと清涼感がある冷麺だ。
オススメの韓国焼酎は「チョウム チョロム」
ドリンクはメニューで見る通り、様々なチャミスルやマッコリなどが用意されているが、とくにオススメは『ソジュハンザン029』オリジナルラベルの「チョウム チョロム」という韓国ではメジャーな焼酎。
オーナーいわく、今後この「チョウム チョロム」を使って色々なキャンペーンをやっていきたいと目論んでいるとのこと。
とはいえ、ここまでの種類の韓国焼酎やマッコリが揃っているのも魅力的ではある。
もちろん韓国焼酎以外の定番ドリンクも多数取り揃えている。
『ソジュハンザン029』のフードメニュー
店外にはオススメメニューがまとめて紹介されているが、『ソジュハンザン029』のグランドメニューはこちら。
いまはメニューに掲載されていないが、今後は深夜帯の軽食になるような、自家製冷麺のハーフ&ハーフサイズや、鶏ハラミを使ったメニューを検討している。
『ソジュハンザン029』のランチメニュー
お得な『ソジュハンザン029』ランチ定食は全てにおかず3品と日替わりスープがつくので、こだわりの自家製冷麺をはじめ。手軽に韓国焼肉や本場さながらの韓国料理がおひとり様でも楽しめるメニューとなっている。
Information
- ソジュハンザン029 国際通り店
- 住所
- 〒900-0013 沖縄県那覇市牧志2丁目3−1 K2ビル 2F
- 電話番号
- 050-8881-3220
- 営業時間
- AM11:00〜AM5:00(近々で24時間営業の予定)
- 定休日
- 不定休あり
- カード
- 可
- 電子マネー
- 可(今後対応予定) ※2023年6月15に現在
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