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真栄城 潤一

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全国初!?ドラマとお化け屋敷が連動する沖縄発ホラープロジェクト『疫(えやみ)〜ナヒヤサマの呪い〜』とは【PR】

この夏、沖縄の暑い夏にぴったりの新たな“ひんやり企画”が誕生する。その名も沖縄ホラープロジェクト『疫(えやみ)〜ナヒヤサマの呪い〜』。
これは7月1日から毎週土曜日の朝に5週に渡って放送する連続ホラードラマと、そのドラマに連動したお化け屋敷がイオンモール沖縄ライカムに出現するという、世にも珍しいプロジェクトだ。
ドラマ放送開始に向けて絶賛準備中のネクストヒーローズ沖縄代表取締役の翁長大輔さん(写真左)と、お化け屋敷制作を担うシーズ琉球ライブの西田史生さん(写真右)に、プロジェクトについて話を聞いた。

目次

怖いけど、続きが観たくなるストーリー

ドラマは謎の女性「ナヒヤサマ」を巡る全5話の連作短編。各話で登場する人物や設定などは違っており、基本的にどのエピソードを観てもストーリーが1話完結で分かるような作りになっているが、その一方で全体を通して「呪いが連鎖していく物語」になっていると翁長さんは語る。

「最近の沖縄ホラードラマは短編が多かったんですが、今回の『疫』は5話全てに一貫したストーリーがあることが見どころです。1話ずつ単独で観ても面白いんですけど、全部繋げてみると『なるほど!』と感じてもらえるような仕掛けがあります。“怖いけど、続きが観たくなる”という作品になっていると思います」(翁長さん)

さらにこの『疫』は、土曜の午前中に放送することから「朝ホラー」と謳っているのも一風変わっている。
ちなみに取材を行った6月中旬の時点でドラマ第1話目がまだ納品できておらず、その理由として翁長さんから「ちょっと怖すぎて午前中に放送できない、ということで3回くらい差し戻しをもらってしまいまして…」という言葉も飛び出した。「僕らとしては怖すぎて流せないというのはある意味、名誉なことでもあるんですが(笑)」

お化け屋敷は大人も子ども楽しめる「恐怖度選択型」

そんなドラマと今回コラボするお化け屋敷はどんなものになるのだろうか。

7月15日からイオンモール3Fで開催されるお化け屋敷は「恐怖度選択型」で、年齢制限はなく文字通り子どもから大人まで怖さを楽しめるようになっている。そもそもドラマと連動したお化け屋敷は全国的にみても非常に珍しく、沖縄では初めての試みでもあるという。

「ドラマや映画に関係するものだと、作品自体が公開された後にメディアでのプロモーションがあり、観客がある程度内容を知った状態でコラボするというのが通常の流れなので、今回のように最初から連動した形でのコラボというのは、おそらく全国的にもほぼ無いんじゃないかと思いますね」と西田さんは語る。

ドラマとの連動にあたって西田さんは、ストーリーや流れを全てカバーするには限界があるので「世界観を引き継いでホラーという軸を残しつつ、あくまでも『肝試し』という枠、お化け屋敷という体験での表現に徹しました」という。

また、観客は基本的に大人が多いことを想定してはいるが、子ども含めて家族で楽しめることも大きな狙いの1つと設定しているので「グロテスクというよりは、皆で怖がって面白がる」という方向性でまとめた。

「コロナ禍もあって、ここ数年子どもたちが楽しめるイベントも減っていました。是非家族で遊びに来て、夏の思い出にしてもらえるような、この数年分の楽しみを充電できるようなものにしたいですね」と翁長さんも力を込める。「あ、でも夜1人でトイレに行けなくなっちゃったりしたらごめんなさい(笑)」と付け加えた。

面白いものを提示して沖縄エンタメを盛り上げる

全国でも珍しく、沖縄でも初となる企画に挑む2人。現在の沖縄のエンタメを巡る現状やこれからの可能性・展開などについても少し聞いてみた。

「元々スーツアクターとして業界に入って、色んなことに関わりながらたくさんの人たちと知り合うことができた。だから、今後も番組を作っていきながら自分たちだけの範囲に限らず色んな人を巻き込んで、自社だけでというよりもたくさんの人たちのパワーで沖縄のエンタメを盛り上げたいと思っています」と翁長さんは語る。
今回の『疫』に取り掛かる今年を「テスト段階」と位置づけ「来年や再来年のさらなる面白い企画にどんどんつなげていきたい」と先を見据える。

西田さんは「沖縄には大きな伸びしろも可能性も色々あるので、何でも挑戦した方がいいのかなと思っていますね」と話す。現在、西田さんが手掛けるものは「なるべく沖縄ではやっていないようなもの」を率先して取り入れるようにしているという。
「沖縄の人たちも色んなことを知って、体験できるようになることで、また更に新しく面白い企画をきちんと実施できるような体制を作っていければと思っています。その意味でも、翁長さんのように熱い気持ちの人たちと一緒に築いていければいいですね」

ただ、一方で課題もある。「コロナでイベントの現場が全くない時期が3年続いたことで、若手が皆無と言っていい状況になってるんです」と翁長さんは指摘する。
「厳しい業界、落ち込んでる業界というイメージがかなりあるので、わざわざそこに飛び込んでくる若手がいないというのが否定できない現状です。だから、面白いもの・カッコいいものを提示するために、まず僕らが動かないといけない。『あの仕事をしたい』って若い人たちに思われるような土壌を耕していかないといけません」

今回の『疫』という作品も、もちろんそうした思いの延長線上にある。

「実は『ナヒヤサマ』という言葉を目にしたり、口にしたりした時点で、もう呪いにかかっちゃってるんですよね」と不意に呟く翁長さん。この記事をここまで読んだ時点で、それは読者にもあてはまることになる…(もちろん筆者にも…)。すると西田さんが「その呪いを解くカギはお化け屋敷にあります」とニヤリ。
ということで、もう既に読者も筆者も呪いにかかってしまった。その呪いがどんなものなのかはとりあえずドラマを観て確かめて、それからすぐにお化け屋敷へ行かねばならない。是非ご自身の目と耳、そして五感で『疫』を堪能してほしい。

連続ホラードラマ×お化け屋敷 沖縄ホラープロジェクト『疫(えやみ)〜ナヒヤサマの呪い〜』

連続ホラードラマについて
●放送期間
2023年7月1日(土)~ 2023年7月29日(土)
毎週土曜午前11:30〜11:45 5回放送

お化け屋敷について
タイトル:恐怖度選択型お化け屋敷『疫(えやみ)∼ナヒヤサマの呪い∼』
実施期間:2023年7月15日(土)~ 2023年9月3日(日)
     午前10:00〜午後9:00(最終入場午後8:30)
場所:イオンモール沖縄ライカム 3F イオンホール
入場料:大人(中学生以上)1,000円 子ども(3歳~小学生)600円 

主催:沖縄ホラープロジェクト2023実行員会(沖縄テレビ放送/ネクストヒーローズ沖縄/シーズ琉球ライブ)

連続ホラードラマ×お化け屋敷 沖縄ホラープロジェクト               『疫(えやみ)〜ナヒヤサマの呪い〜』協賛社

 

 

 

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