公開日
OKITIVE編集部

OKITIVE編集部

熱戦!横浜で70年以上続く沖縄角力大会

迫力ある技げが決まると歓声が巻き起こる

『ウチナージマ』、『シマ』と呼ばれる『沖縄角力(すもう)』
その発祥は琉球王朝時代にさかのぼると伝えられ、沖縄県内各地の祭事で奉納されている。
腰の帯を右四つに組んだ状態からスタートし、相手の背中や両肩を地面につけた者が勝者となる。その伝統文化は沖縄から離れた地域でも受け継がれている。

横浜に吹く『沖縄の風』

歴史を感じるポスター

沖縄角力大会が開催されたのは横浜市鶴見区。去年の連続テレビ小説『ちむどんどん』の舞台となった場所で、古くから、沖縄の人が多く移住した土地の一つだ。

圧巻の土俵づくり!

横浜市鶴見区・入船公園
アルミ製トラスで会場設営

沖縄角力大会の会場は横浜市鶴見区の入船公園。「横浜・鶴見沖縄県人会」のメンバーを中心に朝早くから約30人が作業にあたった。うちなーぐち交じりの言葉が飛び交い、沖縄ムード満載だ。

土俵づくりにちむどんどんする横浜・鶴見沖縄県人会の金城京一会長

「ここ鶴見は古くから仕事を求めて沖縄県内各地から多くの人が移り住んだ地域。いろんな伝統文化が残っているが沖縄角力もその一つ。』

こう話すのは、今帰仁村出身で現在、横浜・鶴見沖縄県人会の会長を務める金城京一さん。

音響設備も自前で用意
土俵づくりには県人会を中心に関東のウチナーンチュが集った
女性陣も頑張っています!
出身地は様々。それぞれに珠玉のストーリー!

横浜・鶴見沖縄県人会 金城京一会長
「『沖縄角力』は沖縄から移住した人たちの間で普及し、鶴見では戦前から大会が始まったと伝えられている。先輩から受け継いだ伝統を絶やしてはいけない』

土俵に集う猛者たち

大会は32人がエントリー。沖縄角力が盛んな久米島からも参加!
長浜輝一実行委員長が選手を鼓舞!
選手・観客共に食い入るように眺めたトーナメント表

リトル沖縄の「サンクチュアリ」

勝負を左右する「帯」を審判長が念入りにチェック
帯をつかむところから勝負は始まっている!
土俵で繰り広げられる真剣勝負
選手たちには参加賞としてお菓子やバナナが贈られた

『両者が帯をどのように掴むのか?この瞬間から勝負が始まっています!!』

はじめて沖縄角力を観戦する人のために、場内アナウンスが解説を入れながら、会場を盛り上げてくれた。
『ひじゃいたかぬし』など、沖縄角力の大技が決まると、会場では沖縄さながらの指笛が響き、熱気に包まれた。

「ちんどんどん」が止まらない!
「子ども角力」も盛り上がりを見せた
大人顔負けの真剣勝負を繰り広げた
一番一番ごとに土俵を整える所作も見事

あわせて読みたい記事

HY 366日が月9ドラマに…

あなたへおすすめ!