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長濱 良起

長濱 良起

サメが壁から飛び出す!?3Dで村おこし~長濱良起の台湾自転車無限ループの旅~Vol.04

大家好(ダージャーハオ)。フリーランスでライターやディレクターをしています長濱良起と申します。

強制的にダイエットをしようと、台湾自転車旅で10kg痩せるまで沖縄に帰らないという挑戦中です。なんでこんなハードモードな試みをしてしまっているんだと思う瞬間もありますが、今のところ、楽しいことや興味深いことの方が勝っていて、なおかつ健康な日々です。

妻と一緒に台湾北部の桃園をスタートして、7月20日(20日目)現在、南部の都市・台南におります。

目くるめく3Dの世界

旅は13日目のある日。嘉義県の好美里(ハオメイリ)という小さな町を訪れると、公園や家々の壁に、3Dアートがたくさん描かれていました。

台湾自転車無限ループの旅

一見何の変哲もない、海沿いで海産物の豊富な場所という感じなのですが、自転車で走っているだけで楽しい気分にさせてくれます。

グーグルマップにも「好美里3D彩繪村」(=3Dペイント村)で名所として出てきます。まさに、アートの力という感じです。

台湾自転車無限ループの旅

またしばらく自転車を南下させると、今度は台南市将軍区にもまた別の「馬沙溝3D彩繪村」が。楽しい気持ちになりますし、近くまで来ているんだしこの場所に行ってみよう、という気持ちになりますよね。

台湾自転車無限ループの旅
台湾自転車無限ループの旅

この両方の“3D彩繪村”の作品をよく見ると、同じ曽進成さんという人物が書いていることが分かります。

前回コラムでも、1人のおじいさんが周囲の家々や道路にカラフルな絵を描き始めたことから有名な観光地になった台中市・彩虹眷村のことを書きましたが、まさにこれこそがアートの力だと思います。何より、こうやって人に来てもらいたいという想いが感じられるだけでも、ウェルカム感があって素敵ですよね。

両方の3D彩繪村とも素朴な地域ですが、台北や高雄といった大都市とはまた違った雰囲気を感じたい方、ぜひいかがでしょうか?

台南で良く見る「意麺(イーミエン)」とは!

台湾自転車無限ループの旅

台湾の飲食店の看板には、店名よりも何よりも、とにかくメニューが大きくずらりと書いているので、非常に分かりやすいです。もう「とにかくうちのメニュー見て見て!」」というモチベーションがひしひしと伝わってきます。

そんな中でも、台南に入ってよく見かけるメニューが「意麺」(イーミエン)です。字の如くヌードルですが、ラーメンみたいにスープのあるものもあれば混ぜ麺みたいにスープが無いものもあったり、いろんな種類の食べ方があります。沖縄県民が沖縄そばの話になると熱くなるように、台南の人たちもきっと意麺については譲れない何かがありそうです。

意麺は卵と小麦粉を混ぜて作った麵なのだそうですが、台南のそれは一度油で揚げているそう。そのためか、表面が多少パリッとしているというか、弾力のあるようなというか、しっかりと存在感のある歯ごたえがあります。

台南の4人組パンクバンド「遠鄉人」のベーシスト・大金君が店長として切り盛りするお店「島頂。食麵」は、そんな台南のローカルフードの数々が安くて美味しく楽しめるお店です。店内もロックンロールな雰囲気で楽しい気分間違いなし。機会があれば是非行ってみてください。

台湾自転車無限ループの旅

台湾はわくわくするほどフルーツだらけ

台湾自転車無限ループの旅

台湾に来て驚いていることがあります。それはフルーツ専門店の多さです。道を歩いていると「水果」(=果物)の文字が踊ります。だいたいのお店では、カットフルーツ、生ジュース、フルーツ牛乳で選ぶことができて、お店によってはかき氷やシャーベットなどもあります。

台湾自転車無限ループの旅

しかもさらに驚異的なのはその安さ。円安のこの時代ですが、それでもマンゴーは1つ300円ぐらいです。日本では高級フルーツ枠ですよね?それがこっちでは、バナナもマンゴーもパッションフルーツもパパイヤもパインも、みんな同列な存在感で、どこにでもあります。

そして安くておいしいから、買っちゃうんですよね。でも、ヘルシーじゃないですか、果物って。それだけで自分にも良いことしている気分にもなります。

果物を食べまくるためだけに飛行機乗って来るのも良いかもしれません。沖縄からは飛行機で1時間ぐらいです。安くておいしい果物をたくさん食べていたら、飛行機代のもとが取れるかも!

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