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まえうみ さきこ

まえうみ さきこ

家のなかに虫を居座せない!寄せつけない!予防から対処法を解説。沖縄の害虫対策

OKITIVE読者のみなさん、こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
空間心理コンサルタントのまえうみさきこです。

今回は、沖縄の家に入ってくる虫事情について、
「家の中に虫を寄せつけない対処法」をまとめてみました。

春から夏の暖かい時期は虫が活発になるシーズン。
ってか、季節関係なく、沖縄は年中、虫が多い~~~!!
高温多湿な気候のため、虫たちにとって沖縄は、とてもすごしやすい地域。
季節問わず、一年中虫を見かけます。
だから、家の中でもたくさんの虫に遭遇します。わたしも年中、家に入ってくる虫に悩まされます。

幼少の頃は、家の中で虫を見つけたら、同居してたおばぁがダダっと飛んでいって、瞬殺してました。頼もしいおばあちゃんでした 笑
わたしも虫はあまり苦手なほうではないのですが、苦手な人もたくさんいますよね。
小学生の娘・息子は、虫を見たら一目散に逃げていきます。
でもそんなわたしでも、やっぱり家の中に入ってくるのは嫌―――!!

一番効果的なのは、何より清潔な環境づくり。虫が「寄りつきにくい家にする」

沖縄で家に出る虫たちまとめ

外に多いのは仕方ないとしても、できれば家の中には入ってほしくない虫たち。

家で発生しやすい害虫には、どんな虫がいるのかというと、
ゴキブリ、シロアリ、ハエ、コバエ、蚊、ダニ、ノミ、クモ、ムカデ、ヤスデ、ゲジゲジ、アリ、カメムシ、ハチ・・・etc. 

最初に残念なお知らせをしてしまうのですが、どんなに徹底しても「絶対に虫の出ない家」にするというのは、現実的には不可能です。
「ダニ」のように微細で目に見えにくい虫は、キレイにしているお家でも、天文学的な数がいます。

それでも、虫に好かれない(寄りつかれにくい)家にするポイントはあります!
それを知って、対策を心がけるだけでも、快適さが大きく違いますよ!

ポイントは大きく2つ。

① 虫の温床になるような環境をつくらないこと
② 虫の嫌いな匂いで効果的に予防しよう

虫の温床になるような環境をつくらないこと

これが一番大事!どれも今日からでもすぐにできることなのでぜひお家の中を見直してみましょう。

① 普段から家の中を必要以上に「湿らせない」
多くの虫は湿った環境、水場を好みます。通風や換気をおこたらないようにし、水回りや部屋を問わず、湿度を常に意識すること。気になる人は、湿度計を設置して、湿度コントロールを心がけましょう。

② 虫に継続的にエサを提供しないようにする
害虫が家に侵入する最も大きな原因は、エサのニオイなんです。特に、生ごみ、ホコリ、アカ、フケ、お酒やビールの残り、常温保存されている野菜・果物などです。

ゴミはできるだけ早く処分するほか、ゴミ袋を二重にするなどして、ニオイの発生を断ち切ることが大切。室内の掃除、汚れ物の洗濯は欠かさずこまめに行いましょう。虫が寄り付かないようベランダの掃除も忘れずに~!

③ 水たまりも家の周辺には作らないようにする。
観葉植物などのプランターに水が溜まっていると、ボウフラが大量発生するおそれがあります。
空き缶などのわずかな水たまりにも虫は寄ってくるので、飲んだらすぐに片付けることが大切です。水ですすぎ、完全に乾いてから捨てましょう。

④ 害虫の温床になるような、ダンボールや紙袋も放置しないようにする。
(わたしも湿気のある場所に置いてある本や書類の紙類を早く断捨離しなければーー💦)

⑤ 部屋への侵入口もチェック。
ゴキブリなんかは数ミリの隙間さえあれば、かんたんに室内へ侵入することができると言われています。
侵入しやすい経路は、排水溝、排水口、換気口、室外機や排水ホースなどです。
排水口にはゴミ受け、換気口にはフィルター、室外機や排水ホースは、使用していない時期などは、カバーやキャップでシャットアウトしましょう。

以上のように、虫が寄ってきにくい環境づくりをした上で、外から虫が入ってこない予防対策グッズをベランダや玄関に吊るしたり、室内や網戸に使うスプレータイプなどもあります。
でも、駆除できるわけではないので、もし見かけたら駆除剤は殺虫スプレーなどを使って駆除します。

虫の嫌いな匂いで効果的に予防しよう

害虫を見てしまったらもちろん、殺虫剤を使いますが、できるだけ部屋に薬剤はかけたくないですよね。
そんなときにおススメなのが、その虫の嫌いな香りを使ってみるということ。

レモングラスやユーカリ、ペパーミント 、ローズマリーなどのハーブは、もともと虫や鳥が嫌いな匂いや物質を分泌して食べられるのを防ぐ”忌避作用”をもっていて、古くから虫除けとして活用されてきました。
香りなら、殺虫剤の臭いよりは良いし、リラックス効果もあるし一石二鳥になります。

まずゴキブリの嫌いな香りですが、結構多くあります。
スペアミント、ラベンダー、ユーカリ、レモン、ヒノキ、レモングラス、ローズマリー、グローブなど。
また、沖縄では昔からサンニン(月桃)にはゴキブリ除けになるという話もあります。
サンニンの実をティッシュに包んで台所の角に置いておけば、ゴキブリがいなくなるということです。月桃エキスなる商品もあるみたいです。

次に、蚊が嫌う香りとしては、ラベンダー、ゼラニウム、クスノキ、ペパーミント、ローズマリーなどがあります。

ダニが嫌う香りには、シトロネラやペパーミントなどがあります。

【香りで忌避する方法】

① アロマオイルでスプレーを作り、気になる場所に散布する
アロマオイルスプレーの作りかたは、アロマオイル、無水エタノールと水を混ぜ合わせるだけです。
(※ただしアロマオイルによって注意点が異なる場合があるため、スプレーを作る前にアロマオイルの注意書きを読んでくださいね)

② ディフューザーなどで部屋中に匂いを充満させる
部屋中に忌避成分を充満できるため、広い範囲で予防したい方におススメの方法です。

③ かんたんな芳香剤を作って設置。
アロマオイルをコットンなどに染みこませたり、乾燥したハーブ類をサシェとして使ったりする方法です。
(サシェとは布袋に乾燥させたハーブ類を入れた、香り袋のことです。スプレーを作って準備したり、専用加湿器を購入したりする手間がないため手軽にできます。)

代表的な4大害虫の対処法

家に出る虫のなかでも、とくに病気を媒介したり、吸血したり、お家の衛生状態を悪化させかねない害虫の4大害虫について、特徴と対処法をお話します。
その害虫とは、ゴキブリ、シロアリ、ダニ、蚊。

ゴキブリの対処法

まずは、ゴキブリ。家に出る虫といったら、一番最初に出てくるんじゃないでしょうか。
彼らが及ぼす被害として「危険性」から言うと、体の表面や脚に無数の病原菌を保有しているということ。
代表的な菌として「サルモネラ菌」「大腸菌」「赤痢菌」など。どれも人の健康を脅かす菌ですよね。
例えばサルモネラ菌を取り込んでしまうと、発熱・腹痛・下痢・吐き気などの症状で2〜7日間ほど苦しむことに。。。
万が一、彼らに触れてしまったときはすぐに手を洗って、間違っても鼻や口には触れないようにしましょう。
また、沖縄のゴキブリの特徴としてよく言われるのが「デカい!」こと。このデカい種類は「ワモンゴキブリ」と言います。そして沖縄のゴキブリは飛ぶーーー(´;ω;`)!!

わたしも人生で2回飛びつかれました💦沖縄では、ゴキブリを方言で「トビラー」とか「ヒーラー」と呼ばれます。飛ぶが由来になってるとか。

【ゴキブリを発生させないポイント】

とくに彼らは、好む食べ物があるキッチンにひそんでる場合が多いです。
もし、賃貸など、住まいを探す場合は、まず、キッチンがキレイかどうか見ておいた方が良いです。沖縄は高温多湿でモノが腐りやすいので、ちょっと油断すればゴキブリの巣になってしまいます。

【もし見かけてしまったら・・・飛ぶゴキブリと戦う方法】

先ほども言ったように、沖縄のゴキブリは飛びます!天井や壁の上部のゴキブリを退治するときは注意が必要。手ごわい!
でも実は、ゴキブリは飛ぶのが苦手だそう。飛ぶ理由があるのだとか!なんでもかんでも飛ぶんじゃないんですね。ちょっと安心しましたーー 笑

飛びかたは、鳥みたいに自由に飛ぶのではなく、高い場所から低い場所へ移動するときや、身の危険を感じたときに飛ぶそう。
ゴキブリは地上から飛び立つ際、近くの高い場所を目指すことがあるため、近寄ってしまうと人をモノと間違えて、飛んでくることがあります。ひょえーー!

そのためゴキブリを噴射式の殺虫剤で駆除するときは、ダンボールなど手近なもので身を守りながら噴射するのがおススメだそう。

ゴキブリは体の構造上、後退することができず、後ろに戻るときは方向転換を強いられます。飛ぶときも同様、前方へしか飛ぶことができません。
そのためゴキブリが飛んできたときはよけるなどして体勢を低くし、後方へまわり込みましょう。

飛ぶことを想定すると、飛んでいる状態に殺虫剤を吹きかけるのは現実的ではありません。
たたき落とすなど下に落ちてから殺虫剤を噴射すること。
ただしゴキブリの前方に狭い隙間や物陰があれば逃げ込まれてしまいますので、退治するときは逃げ道を塞ぐなどの対処も重要です。

自宅でゴキブリを見かけたら、飛んで来る前に殺虫剤スプレーを使って駆除してしまいましょう。
注意なのは、ゴキブリは生命力が高いため、コバエなどの虫向け殺虫スプレーでは即効性がなく駆除が難しいという点。反対にゴキブリを刺激して飛びかねません。

そのため飛ぶ前に駆除するためには、短時間で効果が見込めるゴキブリ専用の殺虫スプレーがおススメ。

シロアリの対処法

全国の中でも、高温多湿の沖縄は、シロアリ被害がダントツと言われます。住宅建築でも、基礎まわりに薬剤を散布する作業は、スタンダードになっています。
さらに近年では、東南アジアから、より繁殖力が高く規模が大きい「イエシロアリ」や、乾燥の中でも繁殖する「ダイコクシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」なるものがどんどん渡ってきて、コンクリートに穴をあけたり、ケーブルまで食い荒らす強者も出没し始めてるとか。おそるべし外来種。。。

【沖縄でシロアリ被害のあった家の条件とは?】

シロアリも湿気を好みます。通風環境を良くすることが大事ですが、土地の湿気状況も影響します。例えば、近隣でシロアリ被害があったり、庭の木がシロアリ被害に遭ってたりすると、移動し侵入するおそれがあります。

家の中では、シロアリが出やすい場所は床下です。
なので、対策としては、点検のしやすい家にしておくのが理想的。新築住宅では、後々のメンテナンスのための「点検口」をチェックしてください。

そのほかに、我が家でよく悩まされるのが、通常のアリです。
5月のムシムシ暑くなる時期から、台風の前後からアリが大量発生。
3階のフロアでも発生しました。家の床中、小さいアリだらけ。歩いたら踏みます。アリの巣ころりやコンバットありも効くまで時間がかかるので、その間とにかく掃除機をかけるをしました。なので、床を掃除しやすいよう、床にモノを置かない生活がおススメです。
また、アリがよく発生する家は、布団よりベットで寝るのが安心です。

ダニの対処法

沖縄県では特にヤケヒョウヒダニというのが、家の中で見られます。
ひそんでる場所は、じゅうたんや畳、布団。

直接人を刺したりはしないのですが、そのフンや死がいがアレルギーの原因となることがあります。
気管支ぜん息やアレルギー性鼻炎 、アレルギ ー性結膜炎などの原因となったり、アトピー性皮フ炎を悪化させたりすることもあります。
ヒョウヒダニは人間の垢 あかやフケ、食べ物のかけらなどを食べて生活し、温度が25℃、湿度が 75%前後でよく繁殖するとされています。

予防対策としては、こまめな清掃と湿度管理(目安は 60%以下)。
また、アレルギー対策として、ダニの死が いやフンを掃除機でこまめに除去したり、寝具な どを洗濯したりしてしっかり取り除くことが大切 です。

また、沖縄県は他県に比べてコンクリート造りの家が多いため、気密性が高く、湿気がたまりやすかったり、通気性が悪くなったりしやすいです。

そのため、ほかの地域に比べて家の中のダニが増えやすいと考えられています。ダニが増えないようにこまめな清掃と湿度管理を意識することが大切です。

蚊の対処法

わたしの最も苦手な虫、蚊。蚊も吸血するだけでなく、病原菌を媒介する虫ですよね。
実家では、戸建てで、庭もあったので、梅雨の時期は本当に多かったですが、今はマンションの3階に住んでるため、蚊もほとんど家に侵入してこなくなりました。
蚊が苦手な方は、とにかく高い階数に住むというのが一番です。
侵入の予防対策としては、虫こないアースや虫よけネットなどを玄関やベランダに設置するのがおススメ。
あと、わたしが一番効果あると思ったのが、アナログですが、扇風機を室内でまわすということ。
気流を室内に起こすことにより、蚊が飛ばされ、なかなか人間に止まれないんです。

いかがでしたか?
こうやってまとめてみると、1つ気づいたことがあります。

以前にお話したカビ対策と同様に、やはり基本は、家を清潔に保つということ。

それには、モノを片づけることと、定期的な掃除が大事。

住まいと片づけってやはり切っても切れない関係なんですね。
片づけがしやすい、掃除がしやすい家って、本当に何重にもメリットがありますね。
だからこそ、いかに「シンプルに暮らす」か。本当に大事だなと考えます。

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