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まえうみ さきこ

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いまからムリなく自然に鍛えておこう!老けない部屋づくり【住まいコンサルタントまえうみさきこの お部屋の上手な使いかた】

OKITIVE読者のみなさん、こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
空間心理コンサルタント(住まいコンサルタント)のまえうみさきこです。

突然ですが、あなたは思ったりしてませんか、、、?

以前よりも、見た目だけでなく、体力も気力も「老けたなあ~」と。。。
わたしも、だいーーーぶ実感してます。

でも一方で、年齢を感じさせない、いつまでも若々しい人がいるじゃないですか。それって、どんな違いがあるんでしょうか?
もちろん丁寧なケアや見た目にお金かけてるとか様々ありますが、心理学・脳科学を学んでると、なんかそれだけじゃない気がするんですよね。

老けこむ原因は、脳の仕組みも関係していた!

そのヒントになる興味深い本を見つけました。
「80歳の壁」がベストセラーとなった精神科医の和田秀樹氏著。「50代からはじめる 老けない人の「脳の習慣」」

もちろん歳をとると体力・知力もある程度は衰えてきますが、が!!しかし!!この本によると、人間は思わぬところから、早い時期に老化が始まっているそうなんです!

それは、「感情」だそうです。

「気持ちが若い人は見た目も体もいきいきしている」って、よく聞いたりしませんか?
「気持ち」とは、「感情」とも言い換えられる。それらは意欲や思考、創造性にも現れてきます。
これら「感情、意欲、思考、創造性(クリエイティビティ)」をつかさどるのが、脳の「前頭葉」です。「前頭葉」の場所は、大脳の一番前にあります。

人間の脳は、歳をとると萎縮します。この萎縮が脳の「老化」なんです。
脳の中でも最も早く萎縮し始める(=老化し始める)のが「前頭葉」です。
そしてこの老化(神経細胞の減少の加速)は、なんと40代~50代ぐらいから始まることがわかっているそうです。

この本で、「医学的にいうと、『体力や知的機能よりも感情機能のほうが先に衰え、感情が老化するためにボケも始まり、体も見た目も老け込んでいく』」と記されています。

ひょえーー!!!「感情から老け込む」ですか。。。
確かに、わたしも意欲ややる気がなくなると、オシャレするのも、化粧するのも、動くことさえも、面倒くさくなったりします。あの状態って、40代からだと、脳の老化も意識しないといけないんですね。。。

脳の老化を意識するのは、40代~50代からとありますが、現在40代後半のわたしは該当しますね。(自称、永遠の28歳ですが 笑)。

「わたしは30代だからまだまだ全然大丈夫~」と安心しているそこのあなた。
もちろんそうなんだけどちょっと待ってーーーー。
わたしの感想ですが、30代の期間って、子育て・仕事に追われ、あっ!という間でした。
40代はもっと、あっ!という間だったんです!50代はもっともーっと、時の流れが早く感じるんじゃないでしょうか。
じゃあ40歳になったから、いきなり脳を鍛えようと思っても、いきなりスタートはできないですよね。

仕事・家事・育児でアッ!と言う間に時間は過ぎる。

なら、このコラムを見た今からでも、脳の「前頭葉」の部分だけでも、ムリなく少しづつ鍛え始めてたほうが安心だと考えます♪これは「うつ」予防にも効果的だそう。
それが、おうちで自然に習慣化できたら最高じゃないでしょうか?

実際に、「前頭葉の老化」を抑えることは、決して難しい事ではなく、ライフスタイルや日常の習慣、嗜好、また思考法をほんの少し変えるだけで意外に簡単にできるそうなんです。

ポイントはアウトプットを意識する

「前頭葉の若さを保ち、「感情の老化」を防げれば、さまざまな老ける状態が未然に阻止できる、体や見た目の老化もストップできる」ということです。
脳から全身に広がる老化を防止するには、まずは前頭葉を鍛えておくことが必須なのですが、ではどのようなことを行えば良いんでしょうか。

前頭葉の鍛錬法として最も効果あるのは、前頭葉の機能そのものを普段からフル稼働することなんだそう。普段から意識して、前頭葉の機能を使い込む。

その「前頭葉」の鍛錬とは、アウトプット(出力)な生活です。
反対の言葉で、インプットがありますよね。インプットは、記憶したり、読書や勉強などで、知識を脳に入れる。などがあります。
アウトプットするものとして、例えば、

・日記やブログを書く
・会話やおしゃべりをする
・新しい人に出会う
・ひとつのことに複数のアイデアを出す

などがあります。

前頭葉を鍛える部屋づくり

アウトプットの方法。この本にもさまざま効果的な鍛錬法が書かれてますが、わたしは脳科学者や医学者ではなく、住まいコンサルタント。
「アウトプットできる部屋づくり」、おうちでムリなく自然に「前頭葉」を鍛える方法ってないかな?と考えてみましたよ♪

名づけて、
「いまから、ムリなく自然に鍛えておこう!老けない部屋づくり」です。

5つご紹介します。

① 思い出すきっかけとなるモノを身近に置く

日常の小さな出来事でもあえて「思い出そう」とすることで、アウトプットの鍛錬になります。

部屋の中に、何かのきっかけで次々と「記憶」「思い出」がよみがえるようなモノを身近に置いて置く。

例えば、旅行が好きな人は、壁に地図を貼って、行った国にマークをするとか。子どもの頃に夢中になったモノの図鑑やカタログ、アルバムも数冊はいつでも手に取れる場所にあると良いですね。
思い出の写真を壁に飾ったり、好きなアートを飾るのも脳に心地よい刺激があります。

写真が思い出す(アウトプット)きっかけになる。

② 片づけで家の中のモノをすべて把握する

片づけも効果的。あなたは、家にあるモノすべてを記憶していますか?
どこに何があるのか、記憶を取り出すというトレーニングで、アウトプットの鍛錬になると考えます。また、片づけで家がスッキリすると気持ちよく、脳にもとても良さそうですね。

掃除や、家事(料理、洗濯)も、段取りを考えるというアウトプットのトレーニングに良いと考えます。
「片づけや整頓・掃除」って、わたしのコラムに何度も出てきてますが、健康や節約、衛生面、メンタル面、さらに脳にも良いんですね!

片づけって、やっぱり最強!!

基本は3つ。全て出して、仕分けて、戻す。

③ 会話の増える部屋づくり(笑うことは脳にとても良い)

アウトプットを鍛えるもっともかんたんな方法は、「誰かと話すこと」です。

おうちでも、家族の会話がはずむような空間を心がけたいものです。家具の向きで、会話する回数が変わってくるってご存じですか?
会話が増えるポイントは、目線です。お互いの目線が合えば、表情もわかるので「おっ?笑ってる。なんか面白いテレビやってるの?」とか、自然と会話がしやすくなるんです。
リビングでそれぞれ、ソファーやダイニングテーブル、キッチンも、家族の目線が合うように家具の向きを変えてみてください。
そのちょっとしたことだけでも、会話が増えるきっかけになりますよ。

わたしの自宅でも目線が合う家具の向きに変えました。

④ 部屋の模様替えや季節の変化を楽しむインテリアコーディネート

「前頭葉」は、想定外の変化に対応するときに活発に働く部分です。
毎日同じルーティンの生活をしているより、変化に富む生活は、「前頭葉」を鍛えます。お家だと、部屋の模様替えや季節の変化を楽しむ飾りつけなども積極的に行うことはおススメです。

とくに今月から年末にかけては、ハロウィンやクリスマス、お正月など飾りつけに力が入る行事がありますね。お子さんと楽しみながら、お部屋を飾りつけしても良いですね!
忙しいかたは、イラストのようにカーテンの色やソファーやクッションカバーなどを季節ごとに色を変えるのもおススメです。

色で変化を楽しもう!

⑤ 「我慢しない生活」を心がける

前頭葉は「快体験」を求め、「我慢」や「節制」を強いられると働きが鈍くなるそうです。
できる限り、ストレスになるようなモノやコトは視界からなくし、ストレスが溜まらないよう心がけていきたいですね。

でもストレスを0にすることは難しいですよね。その場合は、ストレスをその日ですぐリセットできることがおススメです。
何かしら自分流のリセットできるモノを部屋に置いておきましょう。
わたしは、読書をしたり、韓流ドラマを見てキュンキュンしたり、絵を描くのが気持ちのリセットになってます。

いかがでしたでしょうか?

わたしも今回調べてみて、おうちで脳を自然に鍛えるコトって結構あるんだ!と、とても嬉しい思いでした。もしかしたら、あなたももうすでにやってるモノもありますよね。
自然とやってたこと、好きなことが、脳にもとても良いということがわかれば、さらに楽しめそうですね。

「老け」は脳から始まる。ぜひあなたも、「前頭葉」に良い「ムリなく自然に」アウトプットできる生活を楽しみながら探してみてくださいね!

参考文献:「50代からはじめる老けない人の「脳の習慣」」著 和田秀樹

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