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東京の「カジマヤー」に500人集結!
数えで97歳を迎えたお年寄りを祝う沖縄の行事「カジマヤー」。
名前の由来は沖縄の言葉で「風車」で、97歳になると再び子どもの心に戻るという言い伝えにちなんでいるとされる。
「風車で飾り付けた車にお年寄りを乗せてパレード」や「地元の公民館で歌三線、時にはエイサーでお祝い」など、地域ごとに特色あるカジマヤーが行わているが、今回沖縄から遠く離れた東京で、「カジマヤー」が開催されるとうかがいOKITIVE取材班がおじゃました。
カジマヤーの主役は、戦後の沖縄で放送局の設立に関わり、長らく東京沖縄県人会の代表を務めていた川平朝清さん。
テレビやラジオで活躍するジョン・カビラさんや川平慈英さんの父親としても有名だ。川平朝清さんの長寿にあやかりたいと会場の「ホテルニューオータニ東京」には沖縄県内外の関係者や川平家のご友人などおよそ500人が駆け付けた。
日本のホテル御三家の一つとされる格式高いホテルに、川平朝清さんは風車で飾り付けたオープンカーに乗って颯爽と登場。
大勢の拍手で出迎えられる様子にとても温かい気持ちになった。
主催者の一人、東京沖縄県人会の仲松健雄会長によると、ここまで大きな規模のカジマヤーは初めてとの事。
東京沖縄県人会 仲松健雄会長
「長年、県人会活動を支えていただいた先輩・川平朝清さんのカジマヤーを開催できてとても誇らしい。沖縄のお年寄りを敬う『カジマヤー』の精神を全国に広げていきたい。」
カジマヤーでは予定時間を超過する勢いで歌三線や踊りなど余興も多数。
時間の修正に追われるホテルスタッフと沖縄のような、ゆったりとした空気感に包まれた会場のギャップが微笑ましかった。
多くの来場者の前で川平朝清さんは「みなさんもカジマヤー迎えられるようこれからも頑張ってください」と茶目っ気たっぷりに感謝の気持ちを述べ、会場の笑いを誘った。
川平朝清さん、カジマヤーおめでとうございます!
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