イベント,エンタメ
沖縄タウン横浜市鶴見区でウチナー祭!
神奈川県横浜市鶴見区。
京浜工業地帯があり、戦前から沖縄の人々も労働者として移住し、コミュニティーを形。現在は南米に移住した県系二世・三世も多く、しまくとぅば、ポルトガル語が飛び交う多様性豊かな地域だ。
沖縄とも深い関わりを持つ「鶴見」で今月開催されたのが「鶴見ウチナー祭」。
熱気に包まれた会場にOKITIVE取材班がおじゃました。
「沖縄の食、芸能、音楽、文化を体感して頂き、沖縄と南米を融合させ、地元企業とも連携し、鶴見と沖縄の活性化を目的としております。」
こう話すのはイベントの実行委員長を務めた下里優太さんだ。
ふだんは鶴見で「おきなわ物産センター」を経営している。
那覇市出身の下里さんは高校まで沖縄本島で暮らし、大学進学と共に上京。
自身の父親が鶴見で経営していたお店を手伝いながら、沖縄タウンの魅力にどっぷり染まっていった。
いまは鶴見沖縄県人会の活動にも積極的に関わっている。
鶴見ウチナー祭 実行委員会実行委員長 下里優太さん
「鶴見は第二の故郷。私自身を大きく成長させてくれた場所。鶴見ウチナー祭は地域活性を目的なので、大きくしていくというより鶴見の方々、沖縄の方々に喜んでもらえるお祭として楽しめるコンテンツを増やしながら通り続けて行きたい。」
今回で8回目を迎えた鶴見ウチナー祭には、沖縄から沖縄市の「園田青年会」と棒術の「嘉手納町野里共進会」が初出演。
さらに宜野座村、今帰仁村、読谷村などから商工会関係者などが参加し、地域の魅力をPRした。
嘉手納町野里共進会 事務局長 仲村渠 聡さん
「野里の棒術は親から子へ受け継がれてきたもので、これまで地域の行事でしか演舞してこなかった。しかし鶴見のような、沖縄コミュティーが残る地域で演舞することで、故郷を離れた出身者が反応してくれる。その声が我々の刺激になるので、できる限り発信を続けていきたい」
加えて新たな試みでお笑い芸人でごみ清掃員のマシンガンズ滝沢秀一さんが主宰する「滝沢ごみクラブ」ともコラボレーション。ごみの量が半分になったというから驚きである。
沖縄から鶴見に移り住んだ人々が結成した鶴見沖縄県人会は2027年で100周年を迎える。
「鶴見ウチナー祭」が沖縄と鶴見の地域活性化となる新たな時代の催しとして今後も期待したい。
あわせて読みたい記事