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真栄城 潤一

真栄城 潤一

冬間近の東京で、今年最後の沖縄の祭りを「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

冬も間近の11月後半、新宿が沖縄の熱気に包まれる。

毎年東京の代々木公園で開催されていた、関東最大級の沖縄関連イベント『OKINAWAまつり』の本格復活開催の“前夜祭”として、『OKINAWAまつりLIVE2023』(以下、「LIVE2023」と表記)が11月24日に新宿のライブハウスReNYで行われる。本祭は2019年にコロナ禍で中止を余儀なくされ、来年24年に5年ぶりの復活開催が決定している。

出演アーティストは、かりゆし58、きいやま商店、D-51と、濃厚な沖縄エキスをブチかましてくれる頼もしいラインナップで、ステージのオープニング・アクトでエイサーの演舞も披露されるほか、会場に隣接するスペースでは沖縄フードやグッズの出店も展開される予定だ。
そんなLIVE2023について、『OKINAWAまつり』実行委員会の実行委員長を務める保母海里風(ほぼ・かりぶ)さんと、出演者のきいやま商店メンバーに魅力や見どころを聞いた。

沖縄出身にも喜んでもらえる「リアルな沖縄」を東京で

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

「『OKINAWAまつり』は、沖縄好きの人たちがたくさん来てくれるのはもちろんですが、関東に住んでいる沖縄出身の方々も本当にいっぱい来て凄く喜んでもらえるのが良いところだと思っています。東京の人間がやってるんですけど、沖縄の人たちにもちゃんと喜んでもらえる“リアルな沖縄”という部分は大切にしたい」

イベントの魅力について、保母さんはこう語る。

そもそも『OKINAWAまつり』は、保母さんの父・浩章さんが東日本大震災後に東京から日本に笑顔と元気を届けたいという想いで2012年から始めたイベントだったという。

なぜ『OKINAWAまつり』かというと、以前に家族旅行で沖縄を訪れたとあるアーティストのストリートライブに老若男女が集まって笑顔になっているのをみて、この文化と笑顔を東京に持っていき発進していきたいという想いからスタートしています。

始めた当初は集客もまばらで、客のほとんどが友人…ということもあったものの、次第に認知されると年々人が増え、コロナ前の19年までには来場者が10万人をこえる規模のビッグイベントに成長した。

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

そうした沖縄への思いが高じて『OKINAWAまつり』を立ち上げ、育ててきた浩章さんが急逝してしまったことで、今回から保母さんが引き継いで切り盛りすることになった。開催当初から家族として運営や出店を手伝ったり、時には客としてもイベントをまなざしてきた。

「親父は『OKINAWAまつり』を『100年続けたい』って言ってたんですよ。お客さんに愛されるイベントになっていると思うので、その灯を絶やさないように、続けなきゃと思って僕がやることにしました」

そう語る保母さんは「何も分からなくて本当に大変なんですけどね」と付け加えて笑いつつも、その目は真っ直ぐ先を見据えていた。

「俺たち、祭りは得意なんです!」

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

そして『OKINAWAまつり』開始直後から、場を盛り上げる重要な役割を担ってきたのが「きいやま商店」だ。
保母さんが「イベントを一緒に育ててくれました」と全幅の信頼を寄せるきいやま商店のメンバーはイベントについてどんな印象を持っているのだろうか。

だいちゃん:コロナの前、もう10年くらい前から出てて、どんどん(規模が)大きくなっていった。だって安室奈美恵さんも来てましたもんね(笑)。東京の人たちはノリ方が慣れている気がします。会場には東京に住んでる沖縄出身の人たちもいっぱい来てくれて、お酒も入ってるから物凄く盛り上がる。

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

リョーサ:沖縄好きの人は全国各地いっぱいいて、「沖縄から来た」っていうのは何かちょっと“沖縄ブランド”みたいな感じがあって受け入れられてる気がしますね。

きいやま商店のステージを1度でも観た事がある人は分かると思うが、祭りなどのイベントでの彼らのパフォーマンスは、とてつもなく盛り上がる。非常にキャッチーでポジティブなグルーヴの音楽はもちろんのこと、親しみが持てる…というか親しみが溢れているMCのやりとりも含めて初めて見る人たちの心を掴む抗えない魅力がある。

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

だいちゃん:俺たち祭りは得意ですね!

リョーサ:祭りとかのイベントで僕らはここまで認知度上がったと思ってるんで。

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マスト:そうそう。初めて見る人がいる場所は得意だね。どんな所に行っても“アウェイ感”を感じることはまず無いです。

保母:今もそうですけど、ライブでもこのまんま親近感のあるMCがめちゃくちゃ面白くて。ライブを観てファンになる方も凄く多いんですよ。

だいちゃん:皆んな俺たちのことたぶん友だちと思ってるよな(笑)

11月末の東京、まだ夏は残ってるよ

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

頼もしい言葉がどんどん出てくるきいやま商店は、ステージをともにするかりゆし58、D-51とも仲良しとのことで、会場はグッドかつハッピーなバイブスに包まれること間違いなし、と断言しておいていいだろう。
開催が間近に迫るLIVE2023について、メンバーと保母さんは意気込みを以下のように語ってくれた。

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

リョーサ:ライブは楽しみだし、時期的にも“今年最後の沖縄の祭り”なんじゃないかと思います。皆んなでカチャーシー踊って、会場を沖縄にしたいですね。もう外は肌寒いかもしれないけど、会場で暑くなって、その後に外で涼みながらオリオンビール飲んでください(笑)

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

だいちゃん:冬も近づいてる時期ですけど、「まだ夏は残ってるよ」っていうライブで大いに盛り上げていきたいですね!

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

マスト:毎年出て盛り上がってた祭りなので、コロナ前に負けないような雰囲気にできたらいいなと思ってます。

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー

保母:一応、“前夜祭”という位置付けではありますが、お客さんに存分に楽しんでもらうというのはOKINAWAまつりと同じです。11月末の東京で沖縄の風を感じてほしい。必ず盛り上がると思います!

Information

「OKINAWAまつりLIVE2023」主催者×きいやま商店インタビュー
OKINAWAまつりLIVE2023

■日時
11/24(Fri.) 18:00 open 18:30 start

■会場
新宿ReNY
〒160-0002 東京都新宿区西新宿6-5-1アイランドホール2階

■出演
かりゆし58
きいやま商店
D-51
オープニングアクト:琉球國まつり太鼓

■一般チケット(先着)
申込URL:https://tickets.kyodotokyo.com/okifes

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