公開日
マツバヤシ ノゾミ(OFNE)

マツバヤシ ノゾミ(OFNE)

「nadu(ナドゥ)」でスパイス香るチャイとインドの屋台飯をお持ち帰り(読谷村)

nadu_読谷村

チャイとインド軽食のお店「nadu(ナドゥ)」は、読谷村波平にて2023年9月にオープンしたばかりのお店。インド定食がいただける人気のお店、読谷村「コフタ」の姉妹店です。

一般的にインドで飲まれるシンプルチャイとスパイスたっぷりのマサラチャイ、そして日本ではなかなか食べる機会のない、インドの屋台飯がいただけるとのことで、さっそくお店へ行ってみました。

目次

フラッと立ち寄りサクッと食べるインド風カフェスタンド

nadu_読谷村

ガラス扉を開けると、むき出しのコンクリートのマットな色あいと、古材を使用した木製の小さなカウンターや家具がマッチして、味のある雰囲気を感じます。
カウンター奥のキッチンには、大きめのガラス瓶に入ったスパイス類がずらりとならんでいます。

nadu_読谷村
nadu_読谷村

実は、この棚は隠し扉にもなっていて、奥にはスタッフのお部屋があるのだそう。こんな仕掛けがあると知るだけで、なんだかワクワクしませんか?

店内には椅子と小さなテーブルはありますが、ゆっくり食事ができるスペースはありません。屋台さながらにサクッと食べて帰られる方もいるようですが、ほとんどがテイクアウトされるそうです。

nadu_読谷村

今回は、「nadu(ナドゥ)」のおすすめインド軽食と、スープ、そしてホットチャイを2種類オーダーしました。
風も少し涼しくなりはじめた11月の沖縄。お天気にも恵まれたことだし、テイクアウトをして近くの公園でいただくことにします!

心も体もほんわか温まる「nadu(ナドゥ)」のチャイ

nadu_読谷村

オーダーを受けてからキッチンで一杯づつ煎れるチャイは、スパイスなしのシンプルチャイと、スパイスたっぷりのマサラチャイ。どちらも気になったので、両方オーダーしました。

でき上がりをカウンターで手渡されるも、見た目が一緒!でも、一口飲んで味の違いに驚きました。

■シンプルチャイ/スパイスなし(594円・税込)
アッサム茶葉、牛乳、キビ糖、生姜

nadu_読谷村

スパイスの入っていないシンプルチャイは、インドでは一般的に飲まれているチャイなんだそうです。

アッサム茶葉とミルクそしてキビ糖をコトコト煮込んで煎れるやさしい甘さのミルクティーです。
スパイスなしとはいえ、生姜は入っているので、ピリッとした心地よい刺激がチャイらしい風味をプラスしてくれます。

■マサラチャイ/スモーク(702円・税込)
アッサム茶葉、牛乳、キビ糖、クローブ、カルダモン、ブラックカルダモン、アジョワン、シナモン、ブラックペッパー、フェンネル、ジンジャー

nadu_読谷村

スパイスをたっぷりブレンドした「nadu(ナドゥ)」のマサラチャイは、カルダモンの爽やかな風味の「スタンダード」、チョコレートやナッツのような深い風味の「スモーク」、アジョワンが香る落ち着いた風味の「リラックス」、そしてピリリと刺激的なペッパーの4種類です。

今回セレクトしたのは「スモーク」。生姜に加えて、7種類のスパイスがブレンドされており、口のなかに広がる甘みと、スパイスの香りと刺激によって体温が上がる感覚。五感が刺激される一杯です。

スパイスの香りや効能などに疎い私ですが、「nadu(ナドゥ)」の温かい2種類のチャイを飲みながら、公園の芝生に座って空を眺めていると、なんだか心と体がスーッと軽くなって「今週もまた頑張れるぞ!」とエネルギーチャージできました。

カレーのようなカレーじゃないような?インドの軽食をまとめて紹介

nadu_読谷村

「nadu(ナドゥ)」で提供される軽食メニューには豆や野菜が使われており、ほとんどがベジタリアン対応。
注文した食事を見渡すと、どれも赤みの強い茶色のカレー色ばかり。スパイスの効いたインド料理は「毎食がカレー!」なんて、聞いたことがありますが、果たしてすべてカレー味なんでしょうか?

■ラッサム(594円・税込)

nadu_読谷村

ラッサムはトマトと黒胡椒のエスニックスープ。トマトとバジルがたっぷり入った爽やかな酸味ですが、黒胡椒がピリリと効いています。

ラッサムには豆の煮汁も入っていますが、サラッとしているので豆が苦手な方にも飲みやすいスープです。

nadu_読谷村

■サンバル・ワダ(648円・税込)

nadu_読谷村

サンバルとは豆と野菜の煮込みスープのことで、南インドでは味噌汁のような存在でどんな定食にもついてくる定番のスープなんだそうです。

ワダは、豆を使ったドーナツ型の揚げものでサンバルに浸していただきます。

nadu_読谷村

ワダが2つちょこんと盛り付けられ、ペロッと食べられそうだなと思っていましたが、意外にもずっしりと重く、おなかにたまる食事でした。豆でできたワダは、おからコロッケのような食感で、単品ではあっさりしていますが、サンバルに浸されることで味が染み込みしっとりいただけます。

味は、カレーとはまた違った風味。何と表現していいのかわからないはじめて食べる味と食感ですが、しいていえばスパイス香るブラウンシチューの味わい。
初のインドの軽食サンバルワダをあっという間に完食しました。

■キーマパブ(540円・税込)

nadu_読谷村

お肉の入った食事もいただきたかったので、沖縄県産豚ひき肉を使用したキーマカレーのサンドもセレクトしました。

キーマカレーをパンにはさんだインドサンドは、沖縄の売店にもならんでいそうな、大胆かつ無骨でシンプルな一品。

少し辛みのあるキーマカレーは日本人にもなじみのある、THEカレー味。インド軽食をいただいてようやく出会えたカレーの味に、インド料理のすべてが「カレー味」なわけではないのだと実感しました。

パンの素朴でシンプルな味とキーマカレーの存在感がとてもよく合います。我が家でもキーマカレーの翌朝には、パンにはさんで食卓に出してみようと思いました。

次は何を食べる?インド軽食を味わい尽くせ

今回いただいた「サンバルワダ」のほかにも、ふわふわの発酵蒸しパンのイドゥリをサンバルに浸していただく「サンバルイドゥリ」や、ワダをパンにはさんでいただく「ワダパブ」などがいただける「nadu(ナドゥ)」。
未知の存在のインド軽食となかなか聞きなれない言葉ばかりのメニューですが、はじめて食べる異国の料理に挑戦するなら料理名も少しづつ覚えていきたいです。
インドの味噌汁のような存在の「サンバル」、この料理名だけでも覚えて「nadu(ナドゥ)」でぜひ注文してみてください。

読谷村の県道7号線沿いにちょこんと現れる木の看板が目印です。チャイのシルエット見逃さないよう、読谷ドライブを楽しみながらお気をつけてお越しください。

nadu_読谷村

Information

nadu_読谷村
チャイスタンド・インドの軽食 nadu(ナドゥ)
住所
〒904-0322
沖縄県読谷村波平2411-1
電話番号
098-987-8392
営業時間
11時~19時
定休日
水曜日(2023年年末まで研修などのため不定休)
駐車場
あり
クレジットカードの利用
電子マネーの利用
HP・SNSのリンク
Instagram

あわせて読みたい記事

HY 366日が月9ドラマに…

あなたへおすすめ!